ダイレクトボンディング
歯を削る量に配慮し、 すき間や欠けを整える
ダイレクトボンディングとは
歯の表面に樹脂を直接盛り付けて形を整える治療法です。1日で治療が完了する場合が多く、見た目や噛み合わせを調整します。
こんな方におすすめ
- 前歯のすき間(すきっ歯)が気になる
- 歯の形や大きさに左右差がある
- 歯を大きく削らずに、見た目を整えたい
施術の説明
歯の表面に専用の樹脂(コンポジットレジン)を直接盛り付け、形と色に整えることで、すき間、欠け、変色、歯の形の左右差などの悩みに幅広く対応できます。
ダイレクトボンディングの特徴
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POINT01歯を削る量に配慮した治療
歯を削る量に配慮し、ご自身の歯質を踏まえて見た目と機能の回復を目指します。
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POINT021回の通院で治療可能な場合も
1〜2回程度の通院で、歯の色や形に合わせ周囲の歯となじむような仕上がりを目指せます。
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POINT03細やかなデザイン調整が可能
患者さま一人ひとりの歯の状態やご希望に応じて、色や形を丁寧に微調整できる柔軟な治療法です。
ダイレクトボンディングで
治療できる例
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すきっ歯

歯と歯の間に大きな隙間がある状態
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小さい歯
(矮小歯など)
先天的に他の歯より小さいものや事故などで欠けた状態
ダイレクトボンディングの種類
当院では、ダイレクトボンディングの中でも「コンポジットレジン」「オムニクロマ」の2種類の素材を用意しています。
コンポジットレジン
ペースト状の合成樹脂で、患者様に合わせた色を選べます。色調や硬さのバリエーションが豊富なため、状態によって細かく使い分けられます。
オムニクロマ
単色で周囲の歯の色調に同調する特性を持つレジン素材です。そのため、治療時間は短い傾向にあります。
施術詳細
| 治療回数 | 1回 |
|---|---|
| 治療期間 | 1日~2週間程度 |
| 痛み | 歯を削る量に留意し、処置中の痛みに配慮します。※痛みの感じ方には個人差があります。 |
| 食事 | 特別な食事制限は基本的にありません。ただし、施術直後は硬いものや粘着性の高い食品(ガム・キャラメルなど)を避けることをおすすめします。 |
| 副作用・リスク | 変色、破損 |
治療の流れ

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医師によるカウンセリング
歯のお悩みや希望をお伺いしながら、患者様の症状に合わせた施術をご提案します。
合わせて、治療方法の違いやリスクを詳しくご説明します。
治療内容をしっかりご理解いただいた上で、治療を始めるかどうかをゆっくりご検討いただけます。

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施術前の準備
むし歯や古い詰め物がある場合は取り除き、接着剤を塗ります。

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レジンを盛り付け
歯の色に合わせて調合したレジンを少しずつ盛り付けていきます。

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硬化・調整
盛り付けたレジンを光で硬化させます。
最後に形を整え、研磨して、周囲の歯となじむように調整します。
料金
| 1箇所 | 33,000円 |
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| 1箇所 | 55,000円 |
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※価格は税込みです。
※処置料として、1本あたり8,800円が掛かります。
よくあるご質問
- ダイレクトボンディングの効果はどれくらい持続しますか?
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適切なケアを行えば、5〜8年程度です。食生活や歯の使い方によってはそれより短くなる場合があります。変色や摩耗が気になった場合は、再調整や修復が可能です。
- 施術中の痛みはありますか?
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歯を大きく削らないため、麻酔を使用せずに治療できる場合が多い、痛みに配慮した施術です。
- 周囲の歯と見た目はなじみますか?
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歯の色に合わせた素材を使用するため、周囲の歯の色調に合わせた仕上がりになります。
- ダイレクトボンディングは着色はしますか?
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経年で少しずつ着色することがありますが、定期的なメンテナンスで抑えることが可能です。
- ダイレクトボンディングの施術を受ける上で気をつけておくべきことはなんですか?
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ダイレクトボンディングで使用するコンポジットレジンやオムニクロマは審美修復で一般的に用いられる素材ですが、セラミックと比較すると摩耗や破折が起きやすい傾向があります。
食いしばりや歯ぎしりの症状が見られる方は医師に相談して治療を検討しましょう。










