クマ取り後の内出血がひどいと感じたら?医師が原因と正しい対処法を解説
クマ取りの施術を受けたあと、鏡を見て
「想像していたより内出血が目立つ」
「このまま引かなかったらどうしよう」
と不安を感じる方は、決して少なくありません。
目元は顔の中でも皮膚が薄く、血管が細かく集まっている部位です。そのため、クマ取りの施術後には、一定の確率で内出血が起こる可能性があります。施術自体に問題がなくても、体質や術後の経過によって「ひどい」と感じることもあります。
ただし、内出血の多くは時間の経過とともに落ち着いていく一時的な反応です。
正しい知識を持ち、適切に対処することで、過度な不安を抱えずにダウンタイムを過ごすことができます。
この記事では、クマ取り後の内出血について、
- なぜ内出血が起こるのか
- どの施術で出やすいのか
- どれくらいで治まるのか
- ひどいと感じたときの対処法
を、医師の視点からわかりやすく解説していきます。
大阪大学皮膚科・形成外科
大阪警察病院形成外科勤務
愛媛大学医学部非常勤講師
インディアナ大学医学部解剖学講座講師
※本記事は2026年1月時点の情報をもとにまとめています。
※クマ取りは保険診療が適用されない自由診療となります。
※記事内の金額は税込です。
※クマ取りに用いられる機器の中には、国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていないものもあります。未承認の医薬品・医療機器については、「個人輸入において注意すべき医薬品等について」(厚生労働省)をご覧ください。
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自分に合うのはどれ?クマ取りの施術方法と内出血の関係
クマ取りと呼ばれる施術にはいくつかの方法があり、施術方法によって内出血の出やすさや回復までの期間は異なります。
術後に「思ったより内出血がひどい」と感じる背景には、この違いが関係していることも少なくありません。
切らないクマ取りの特徴
切らないクマ取り(下眼瞼脱脂術や裏ハムラ法など)は、下まぶたの裏側から余分な脂肪を取り除く方法です。皮膚の表面を切開しないため、外から見える傷跡が残りにくく、ダウンタイムも比較的短いとされています。
一方で、まぶたの裏側には細かな血管が多く走っているため、脂肪を取り出す際に血管に触れると内出血が出ることがあります。
多くの場合、内出血の範囲は限定的で、時間の経過とともに徐々に目立たなくなっていきますが、体質によっては「予想より目立つ」と感じることもあるでしょう。
切るクマ取りの特徴
切るクマ取り(表ハムラ法など)は、下まぶたの皮膚を切開し、脂肪や余分な皮膚を調整する方法です。皮膚のたるみが強い場合などに選択されることがあります。
切開を伴うため、切らない方法と比べると、内出血や腫れが出やすい傾向にあります。
特に施術後数日間は、目元全体が青紫色に見えることもあり、「内出血がひどい」と感じやすい時期です。
これは回復過程の一部として起こることが多い反応ですが、ダウンタイムにはある程度の余裕を見ておくことが大切です。
注入によるクマ取りの特徴
ヒアルロン酸や脂肪を注入するクマ治療では、目の下のくぼみを内側から持ち上げ、クマを目立ちにくくする方法が取られます。
注射針を使用するため、針を刺した部分に点状の内出血が出ることがあります。範囲は小さいことが多く、メイクでカバーできるケースもありますが、体質によっては黄色く残る期間がやや長くなることもあります。
施術方法別|内出血の傾向と回復期間の目安
施術方法によって、内出血の出方や回復までの期間には違いがあります。
あくまで目安ですが、一般的には以下のような傾向があります。
切らないクマ取りは、内出血が出ても比較的軽度で、1週間ほどで目立ちにくくなるケースが多いとされています。
切るクマ取りでは、内出血や腫れがやや強く出ることがあり、落ち着くまでに2〜4週間程度かかる場合もあります。
注入治療では、数日から1週間ほどで改善することが多いでしょう。
ただし、いずれの施術でも体質や術後の過ごし方によって経過は変わるため、事前に医師から説明を受けておくことが重要です。
内出血や腫れはいつまで?ダウンタイム中に起こりやすい症状
クマ取り後は、内出血以外にもいくつかの症状が見られることがあります。
あらかじめ知っておくことで、必要以上に心配せずに済むでしょう。
内出血の見え方と消えるまでの目安
内出血は、施術直後よりも数日経ってから目立ち始めることがあります。
最初は赤紫色や青紫色に見え、時間の経過とともに黄色や緑色へと変化していくのが一般的です。
この色の変化は、体内で血液が分解・吸収されている過程でもあります。
多くの場合、1〜2週間程度で徐々に薄くなっていきますが、範囲が広い場合や皮膚が薄い方では、もう少し時間がかかることもあります。
腫れや痛みの経過とピーク
腫れは、施術後2〜3日目頃にピークを迎えることが多いとされています。
痛みについては、強い痛みというよりも、重だるさや違和感として感じる方が多い傾向にあります。
処方された鎮痛薬がある場合は、医師の指示に従って使用してください。
目の違和感や視力への影響
施術後、一時的に目がゴロゴロする感じや、涙が出やすくなることがあります。
多くは数日から1週間ほどで落ち着きますが、見え方に異常を感じた場合や、違和感が続く場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。
内出血をひどくさせないために気をつけたいこと
内出血を完全に防ぐことは難しいものの、悪化を防ぐためにできることはあります。
施術前後の行動が、ダウンタイムの経過に影響することも少なくありません。
施術前に注意したい薬やサプリメント
血液を固まりにくくする作用のある薬やサプリメントを服用していると、内出血が出やすくなる可能性があります。
普段から服用しているものがある場合は、自己判断で中止せず、必ず事前に医師へ相談してください。
正確な情報を共有することが、安全な施術につながります。
施術当日からダウンタイム中の過ごし方
施術後しばらくは、激しい運動や長時間の入浴、飲酒などは控えるよう指示されることがあります。
体温や血行が急激に上がると、内出血や腫れが強く出る可能性があるためです。
また、就寝時に頭を心臓よりやや高くして休むことで、腫れが軽減されるケースもあります。
体質や既往歴を伝える重要性
出血しやすい体質や持病、過去の施術でトラブルがあった場合は、必ず事前に医師へ伝えてください。
些細に思えることでも、施術計画を立てるうえで重要な情報になることがあります。
内出血がひどいと感じたときの正しい対処法
実際に内出血が目立つと、不安になるのは自然なことです。
落ち着いて、適切な対応を取ることが大切です。
まずは冷却|施術後48時間が目安
施術後48時間程度は、患部を冷やすことで腫れや内出血を抑えられる場合があります。
保冷剤をタオルで包み、短時間ずつ冷やすようにしてください。
長時間連続で冷やすと、皮膚に負担がかかることがあるため注意が必要です。
市販薬や外用薬の使用は慎重に
市販の鎮痛薬や外用薬を使用する場合は、血液に影響を与える成分が含まれていないか確認しましょう。
施術を受けたクリニックから処方された薬がある場合は、そちらを優先してください。
早めに受診したほうがよいケース
内出血が日に日に広がる、腫れや痛みが強くなる、視力に異常を感じるといった場合は、早めに医療機関へ連絡してください。
発熱や膿のような分泌物が見られる場合も、受診の目安となります。
色素沈着やへこみが残った場合
内出血が落ち着いたあと、一時的に色素沈着が残ることがあります。
多くは時間とともに薄くなっていきますが、気になる場合は医師に相談するとよいでしょう。
へこみが気になる場合も、状態に応じて適切な対応が検討されます。
クマ取り後の内出血についてよくある質問
内出血があってもメイクはできますか?
施術部位を避ければ、翌日からメイク可能なケースが多いとされています。ただし、施術方法によって異なるため、必ず医師の指示に従ってください。
仕事や学校はいつから復帰できますか?
デスクワークであれば、翌日から復帰される方もいます。内出血が気になる場合は、眼鏡やマスクを活用するのも一つの方法です。
内出血がある間、コンタクトレンズは使えますか?
施術内容によっては、1週間程度控えるよう指示されることがあります。無理に使用せず、医師の判断を優先しましょう。
次の施術はいつ受けられますか?
内出血や腫れが完全に落ち着いてから、医師と相談のうえ決めることが大切です。
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■下眼瞼脱脂術(目の下のクマ・たるみ取り)
| メニュー/範囲 | 価格 |
| 小(袋 2個) | 19,800円 |
| 中(袋 4個) | 39,800円 |
| 大(袋 6個) | 69,800円 |
| パーフェクトプラン | 250,500円 |
※パーフェクトプラン:お目元に適した最適量を取ります。
※静脈麻酔は、別途費用5,500円(税込み)がかかります。
■目の下のたるみ取り・クマ取り(ハムラ法)
| 術式 | 価格 |
| 表ハムラ法 | 548,000円 |
| 裏ハムラ法 | 544,250円 |
詳しい情報を見る
【下眼瞼脱脂術 に関する法的記載事項】
治療内容:経結膜脱脂法(脱脂法)とは、目の下のたるみやクマの原因となる脂肪を、下まぶたの裏側から除去する施術です。
標準的な治療回数:1回
標準的な費用:19,800〜544,250円(局所麻酔の費用を含みます)
標準的な治療期間:30分〜1週間(ダウンタイムを含みます)
主なリスク:内出血、腫れ、充血、結膜浮腫
【表ハムラ法に関する法的記載事項】
治療内容:下まぶたの皮膚を切開し、突出した眼窩脂肪をくぼみ部分に移動させて固定する施術です。
標準的な治療回数:4~6回
標準的な費用: 548,000円
標準的な治療期間:3~6ヶ月
主なリスク:目の違和感・腫れ・痛み、皮下出血・血腫、感染
【裏ハムラ法に関する法的記載事項】
治療内容:下まぶたの裏側を切開し、目の下のクマやたるみの原因となる眼窩脂肪を移動させて整える施術です。
標準的な治療回数:3~5回
標準的な費用: 544,250円
標準的な治療期間:1~3ヶ月
主なリスク:目の違和感・腫れ・痛み、皮下出血・血腫、感染
