糸リフトをやりすぎるとどうなる?失敗リスクと適切な頻度を解説
「糸リフトは何度も受けて大丈夫?」「糸リフトはやりすぎると失敗するのかな…」と不安に思っていませんか。
フェイスラインを整えられる糸リフトですが、SNSなどの評判を目にして心配になる方もいるでしょう。
糸リフトは、本数や頻度が過剰になると、かえって理想から遠ざかってしまうこともあります。
この記事では、糸リフトのやりすぎで起こりうるリスクや、後悔しないための適切なペースについて、わかりやすく解説します。
大阪大学皮膚科・形成外科
大阪警察病院形成外科勤務
愛媛大学医学部非常勤講師
インディアナ大学医学部解剖学講座講師
※本記事は2026年3月時点の情報をもとにまとめています。
※糸リフトは保険診療が適用されない自由診療となります。
※記事内の金額は税込です。
※糸リフトに用いられる機器の中には、国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていないものもあります。未承認の医薬品・医療機器については、「個人輸入において注意すべき医薬品等について」(厚生労働省)をご覧ください。
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糸リフトとは?やりすぎると何が起きる?
糸リフト(スレッドリフト)は、トゲのような突起がついた特殊な糸を皮下に通し、たるんだ組織を物理的に引き上げる施術です。
メスを使わずダウンタイムが比較的短いため、お仕事や家事で忙しい世代にも選ばれています。
しかし、「もっと引き上げたい」と短期間に繰り返したり、一度に多すぎる本数を入れたりして、トラブルにつながるケースも少なくありません。
糸リフトの仕組みと期待できる効果
糸リフトでは、コグと呼ばれる突起がついた医療用の糸を皮下に挿入し、たるんだ組織を物理的に引き上げることを目指します。
挿入された糸は周囲の組織を刺激してコラーゲン生成を促進するため、引き上げ効果に加えて肌質の改善も期待できるとされています。
主な糸の種類と持続期間の違い
糸リフトに使用される糸には、素材によって特性が異なります。
主な糸の種類と持続期間の目安をまとめました。
| 糸の種類 | 持続期間の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| PDO糸 | 6ヶ月〜1年程度 | 吸収が早く価格が抑えられる傾向 |
| PCL糸 | 1年〜2年程度 | 引き上げ力が強く持続性が高い傾向 |
| PLA糸 | 1年半〜2年程度 | コラーゲン生成促進効果が期待される |
※体質やライフスタイルにより個人差があります。
糸の素材選びは、求める効果や予算、施術間隔の希望によって医師と相談しながら決めることが大切です。
やりすぎにつながる原因
「本数が多いほど効果が出る」という誤解や、肌に合わない過剰な施術がやりすぎの原因となることがあります。
大切なのは本数の多さではなく、ご自身の骨格や肌質に合わせた「適切な配置」です。
施術を受ける前に、なぜその本数が必要なのかの根拠を確認し、納得してから進めることをおすすめします。
糸リフトをやりすぎると起きる失敗とリスク
糸リフトをやりすぎると、見た目の不自然さだけでなく、皮膚や組織にさまざまな問題が生じる可能性があります。
あとで後悔しないために、過剰な施術が招く具体的なリスクを知っておきましょう。
不自然な引き上げによる表情の違和感
糸リフトで引き上げすぎると、頬骨が異常に目立ったり、笑ったときに顔がこわばったりと、いわゆる「整形感」の強い顔立ちになることがあります。
左右のバランスが崩れ、顔が歪んで見えるケースもあるようです。
表情を動かすたびに違和感を覚えるようになると、日常生活にも影響が出る可能性があるでしょう。
頬のこけやたるみ
何度も同じ場所に糸を入れると、内部組織が硬くなる「線維化」が起き、肌の表面がガタガタして見えることがあります。
また脂肪が圧迫されて萎縮し、頬がこけてかえって老けた印象を与えてしまう可能性も否定できません。
糸の透けや慢性的な違和感
皮膚が薄い方に太い糸や多すぎる糸を使用すると、糸の形が浮き出て見えたり、触れるとチクチクとした違和感が残ったりすることがあります。
最悪の場合、糸が皮膚を突き抜けて露出すると、そこから感染症を引き起こす恐れもあります。
感染症などのリスク
糸リフトは外科的な切開を伴わないものの、感染症のリスクはゼロではないとされています。
神経損傷によるしびれや、血管閉塞による皮膚壊死などの合併症が起きるリスクがあります。
糸リフトの回数目安とやりすぎた時の対処法
糸リフトをやりすぎないためには、適切な施術間隔と回数を把握しておくことが大切です。
ここでは、具体的な目安と対処法について詳しく解説していきます。
適切な施術間隔と目安回数
一般的には半年〜1年に1回程度が目安です。前回の糸が馴染み、組織の状態が落ち着いてから次を検討するのが理想的です。
これは糸が体内で落ち着き、コラーゲン生成が安定するまでの期間を考慮したものです。
短期間で繰り返し施術を受けると、組織への負担が蓄積して線維化が進む可能性があります。
糸の種類別で変わる施術間隔
使用する糸の種類によって、適切な施術頻度は異なるとされています。
糸の種類別の施術間隔の目安は、次のようになります。
- PDO糸:6ヶ月から1年程度
- PCL糸・PLA糸:1年半から2年程度
糸が完全に吸収される前に追加施術を行うと、組織への負担が増すことがあるため注意が必要です。
やりすぎに気づいたときの対処法
施術後に「やりすぎたかも…」と感じたら、まずは慌てずに経過を観察することが大切です。
施術後2週間ほどは、腫れや馴染みのなさで違和感が出やすい時期です。
まずは安静に過ごし、1ヶ月経ってもひきつれや凸凹が改善しない場合は、速やかに施術医に相談してください。
自己判断でのマッサージは、糸がズレる原因になるため避けたほうがいいでしょう。
ヒアルロン酸や脂肪注入
糸リフトのやりすぎで頬がこけてしまった場合、ヒアルロン酸注入や脂肪注入でボリュームを補う方法があります。
ヒアルロン酸は吸収性があるため、効果を見ながら調整しやすいというのが利点の一つです。
脂肪注入は自分の組織を使うため、異物反応が起こりにくいとされています。
どちらの方法が適しているかは、現在の状態を医師に診てもらった上で判断してもらいましょう。
糸の抜去や外科的修正
糸の露出や強い引きつれ、感染などの症状がある場合は、糸の抜去も検討することになります。
糸の抜去は施術後早い段階であれば比較的容易ですが、時間が経つと組織に癒着して難しくなることがあります。
重度の左右非対称や皮膚の変形がある場合は、外科的な修正手術が必要になるケースもあるかもしれません。
こうした判断は専門医の診察を受けてから行うことが重要です。
セカンドオピニオンの活用も
糸リフトを繰り返し勧められて不安を感じたら、別の医師の意見を聞くセカンドオピニオンを受けることも選択肢の一つです。
カウンセリングでは、以下の点を確認してみましょう。
- 糸の本数が本当に必要か
- 提案された本数の根拠と代替案
- トラブルが起きた場合の対応体制
- 使用する糸の種類とメーカー、安全性に関する説明
複数の医師の意見を聞くことで、より納得のいく判断につながる可能性があるでしょう。
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■スレッドリフト
| スタンダード | やや硬めの19G糸を使用します。持続期間の目安は約12ヶ月です。 | 297,600円(12本〜) |
| プレミアム | やや柔らかい19G糸を使用します。持続期間の目安は約24ヶ月です。 | 477,600円(12本〜) |
| エグゼクティブ | 柔らかい18G糸を使用します。持続期間の目安は約36ヶ月です。 | 597,600円(12本〜) |
※料金は税込みです。
※上記価格は局所麻酔込みです。ご希望の際は静脈麻酔(55,000円)もございます。
■ショッピングリフト
| 20本 | 部位例:ほうれい線/マリオネットライン | 44,000円 |
| 40本 | 部位例:口元 | 88,000円 |
| 50本 | 部位例:額/頰/アゴ下 | 110,000円 |
※料金は税込みです。
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糸リフトのやりすぎについてよくある疑問
糸リフトのやりすぎについて、よくある疑問と回答を紹介します。
糸リフトは何歳まで受けられる?
糸リフトに年齢の上限は定められていませんが、皮膚の弾力や健康状態によって適応が変わる可能性があります。
50代以降の方は、皮膚の状態に合わせて他の施術と組み合わせるのが一般的です。
やりすぎた糸を溶かす注射や薬はある?
残念ながら、一度挿入した糸を薬品や注射で溶かして元に戻す方法はありません。
溶ける糸であっても自然に吸収されるのを待つのが基本です。どうしても除去したい場合は切開して抜去しますが、組織を傷つけるリスクがあるため慎重に判断しましょう。
糸リフトとヒアルロン酸は同時にできる?
糸リフトとヒアルロン酸注入を同時に行うケースも、少なくないようです。
ただし施術部位が近い場合は、糸が安定してからヒアルロン酸を注入する方が仕上がりを調整しやすいでしょう。
【スレッドリフト(糸リフト)使用機器・医薬品および注意事項】
治療内容:スレッドリフトは、特殊な糸を皮下に挿入し、たるんだ皮膚を内側から引き上げてリフトアップする切らないたるみ治療です。
標準的な治療回数:1回
標準的な費用:297,600〜597,600円(局所麻酔を含みます)
※部位・契約プランによって異なります。
標準的な治療期間:数日〜1週間程度(ダウンタイムを含みます)
主なリスク・副作用:腫れ、内出血、痛み、突っ張り感、左右差・凹凸、神経損傷、血管損傷
使用機器:<スタンダード>Cutting king Cobra Cog PDO 19G 100-170 Ltype、<プレミアム>Cutting King Cobra Cog PCL 19G 100-170 Ltype、<エグゼクティブ>Canula dynamic mold PLCL 18G 100-180 Ltype
<PDO cog 21G 90-160>
※PDO cog 21G 90-160は未承認医薬品です。
※入手経路等:当院医師の判断の元、韓国DermaLine社のものを個人輸入しています。
個人購入された医薬品などの使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/health_damage/index.html
※国内の承認医薬品等の有無:同一の成分や性能を有する国内承認医薬品等はありません。
※医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の対象外となります。
※諸外国における安全性等に係る情報:韓国KFDAの認証を取得しております。
<PDO cog 19G 100-170>
※PDO cog 19G 100-170は未承認医薬品です。
※入手経路等:当院医師の判断の元、韓国DermaLine社のものを個人輸入しています。
個人購入された医薬品などの使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/health_damage/index.html
※国内の承認医薬品等の有無:同一の成分や性能を有する国内承認医薬品等はありません。
※医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の対象外となります。
※諸外国における安全性等に係る情報:韓国KFDAの認証を取得しております。
<PCL modling arrow 18G >
※PCL modling arrow 18G は未承認医薬品です。
※入手経路等:当院医師の判断の元、韓国DermaLine社のものを個人輸入しています。
個人購入された医薬品などの使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/health_damage/index.html
※国内の承認医薬品等の有無:同一の成分や性能を有する国内承認医薬品等はありません。
※医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の対象外となります。
※諸外国における安全性等に係る情報:現在重大なリスクは報告されておりません。
<PCL molidng whale W 18G >
※PCL molidng whale W 18Gは未承認医薬品です。
※入手経路等:当院医師の判断の元、韓国Skin medience社のものを個人輸入しています。
個人購入された医薬品などの使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/health_damage/index.html
※国内の承認医薬品等の有無:同一の成分や性能を有する国内承認医薬品等はありません。
※医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の対象外となります。
※諸外国における安全性等に係る情報:韓国KFDAの認証を取得しております。
【ショッピングリフト(糸リフト)の医薬品および注意事項】
治療内容:ショッピングリフトとは、極細の吸収糸を皮膚の浅い層に多数挿入することで、肌のハリや弾力を高め、小ジワやたるみを改善する施術です。
標準的な治療回数:1回
標準的な費用:44,000〜110,000円
※部位・契約プランによって異なります。
標準的な治療期間:数日〜1週間程度(ダウンタイムを含みます)
主なリスク・副作用:腫れ・内出血・痛み・つっぱり感・左右差・凹凸・ひきつれ、アレルギー反応・感染症
使用機器・医薬品および注意事項
<PDO 30G 38-50>
※PDO 30G 38-50は未承認医薬品です。
※入手経路等:当院医師の判断の元、韓国DermaLine社のものを個人輸入しています。
個人購入された医薬品などの使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/health_damage/index.html
※国内の承認医薬品等の有無:同一の成分や性能を有する国内承認医薬品等はありません。
※医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の対象外となります。
※諸外国における安全性等に係る情報:ヨーロッパCE、韓国KFDAの認証を取得しております。
