糸リフト後に感染する確率は?兆候の見極め方と術後の重要な注意点
「糸リフトを受けたいけれど、感染が心配」「術後の腫れが引かないのは感染のサイン?」と不安を感じていませんか。
糸リフトはたるみに悩む方に選ばれることがある施術ですが、感染リスクについて正しく理解しておくことが大切です。
この記事では、糸リフト後の感染確率や発生しやすい症状の見分け方、術後に気をつけるべきポイントを詳しく解説します。
感染の兆候を早期に見極め、適切な対応を取ることで、より不安を軽減して施術後の経過を過ごすことにつながるでしょう。
大阪大学皮膚科・形成外科
大阪警察病院形成外科勤務
愛媛大学医学部非常勤講師
インディアナ大学医学部解剖学講座講師
※本記事は2026年2月時点の情報をもとにまとめています。
※糸リフトは保険診療が適用されない自由診療となります。
※記事内の金額は税込です。
※糸リフトに用いられる機器の中には、国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていないものもあります。未承認の医薬品・医療機器については、「個人輸入において注意すべき医薬品等について」(厚生労働省)をご覧ください。
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糸リフトの感染確率はどのくらい?種類や原因は?
糸リフトを検討する際、多くの方が気になるのが感染のリスクではないでしょうか。
実際の発生率や感染の種類を知ることで、過度な不安を解消できる可能性があります。
ここでは、統計データに基づいた感染確率と、起こりうる感染の特徴について詳しくお伝えします。
糸リフトの感染発生率と実態
糸リフトにおける感染の発生率は、一般的に0.2〜1%程度とされています。
美容医療全般における感染リスクを見ると、ヒアルロン酸注入では約29万件中2件(0.0041%)という報告もあり、糸リフトも同様に低い発生率と考えられています。
ただし、施術者の技術や使用する糸の種類、術後のケア状況によって発生率は変動する傾向にあるようです。
感染が起こりやすい時期は術後1〜2週間以内が多く、この期間は特に注意深く経過を観察することが重要です。
糸リフトで起こる感染の分類と特徴
糸リフト後の感染は、大きく分けて表在性感染と深部感染の2種類に分類されます。
表在性感染は皮膚表面近くで起こり、赤みや軽度の腫れとして現れることが多い傾向です。
一方、深部感染は糸が挿入された組織の深い部分で発生し、強い痛みや広範囲の腫脹を伴う場合があります。
感染の種類と特徴を以下にまとめました。
| 感染の種類 | 発生部位 | 主な症状 |
|---|---|---|
| 表在性感染 | 皮膚表面付近 | 局所的な赤み、軽い腫れ、触ると温かい |
| 深部感染 | 糸挿入部の深層 | 強い痛み、広範囲の腫脹、発熱 |
| 慢性感染 | 糸周囲の組織 | 持続する硬結、時々の排膿 |
感染を引き起こす代表的な菌と経路
糸リフト後の感染を引き起こす代表的な菌には、黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌などがあります。
これらの菌は皮膚の常在菌であり、施術時の傷口から侵入する可能性が考えられています。
感染経路としては、施術中の器具や糸からの直接感染、術後の傷口からの二次感染が挙げられます。
また、施術環境の衛生管理が不十分な場合も感染リスクを高める要因となり得るでしょう。
糸リフトの感染を早く見つける症状とタイミングは?
感染を早期に発見することで、重症化を防ぎ、適切な対応につなげられる可能性があります。
術後の正常な反応と感染の兆候を見分けるポイントを理解しておくことが大切です。
ここでは、注意すべき症状とその判断基準について解説します。
局所の赤みや腫れ、痛みの見分け方
糸リフト後は誰でもある程度の赤みや腫れ、痛みを経験する可能性があるとされています。
通常のダウンタイムでは、これらの症状は術後3〜7日程度でピークを迎え、その後徐々に落ち着いていく傾向があります。
しかし、1週間を過ぎても症状が悪化している場合は、感染の可能性を疑う必要があるかもしれません。
特に、触ると以前より熱を持っている、痛みの範囲が広がっている、腫れが硬くなってきたといった変化には注意が求められます。
排膿や皮膚の変色などの注意サイン
傷口や挿入部位から膿が出てきた場合は、感染が進行している可能性があるでしょう。
膿は白色から黄緑色まで様々な色調を示し、独特の臭いを伴うことがあります。
また、皮膚の色が赤みを超えて紫や黒っぽく変色している場合も、組織への影響が懸念される状態です。
耳の周辺に施術を受けた場合、唾液のような液体が漏れ出る症状が見られることがあり、これは耳下腺への影響を示す可能性があります。
発熱やリンパ節腫脹など重症化の兆候と受診の目安
感染が全身に広がり始めると、発熱や悪寒、倦怠感などの全身症状が現れることがあります。
顎の下や首のリンパ節が腫れて痛む場合も、体が感染と戦っているサインと考えられます。
以下のような症状が見られた場合は、早めの受診を検討してください。
- 術後1週間以上経過しても腫れや痛みが悪化している
- 傷口から膿や異常な分泌物が出ている
- 発熱が続いている
- 施術部位が広範囲に赤く腫れている
- 耳の周りから液体が漏れ出ている
これらの症状が複数見られる場合は、できるだけ早く施術を受けたクリニックに連絡することをお勧めします。
糸リフト感染を防ぐ原因対策と術後ケアの具体策とは?
感染リスクを最小限に抑えるためには、施術前の準備から術後のケアまで、一貫した対策が重要となります。
クリニック選びのポイントや日常生活での注意点を把握しておくことで、より不安を軽減して過ごすことにつながるでしょう。
ここでは、感染予防のための具体的な対策をステップごとにご紹介します。
術者と施設でチェックするべき衛生と技術のポイント
糸リフトを受けるクリニックを選ぶ際は、衛生管理体制と医師の経験を確認することが大切です。
施術室の清潔さ、使い捨て器具の使用状況、スタッフの衛生意識などをカウンセリング時に観察してみましょう。
医師の顔面の解剖学に関する深い知識と施術経験は、合併症を避けるうえで重要な要素となります。
糸の種類や挿入法が感染リスクに与える影響
糸リフトに使用される糸には、吸収性と非吸収性の2種類があります。
吸収性の糸は体内で徐々に分解されるため、異物として長期間残らず感染リスクが低いとされています。
非吸収性の糸は効果の持続期間が長い傾向にありますが、異物反応や感染のリスクがやや高まる可能性も指摘されています。
糸を挿入する深さや角度も感染リスクに影響を与えるため、医師との十分な相談が望ましいでしょう。
術前の準備と術後のセルフケアでやるべきこと
術前の準備として、体調を整えておくことが感染予防の第一歩となります。
風邪をひいている、口腔内に炎症がある、肌荒れがひどいといった状態での施術は避けた方がよいかもしれません。
術後のセルフケアでは、以下の点に気をつけることをお勧めします。
- 処方された抗生剤は指示通りに最後まで服用する
- 施術部位を清潔に保ち、不必要に触らない
- 激しい運動や長時間の入浴は術後1〜2週間は控える
- メイクは医師の許可が出てから再開する
- 施術部位への直接的なマッサージは避ける
抗生剤の自己判断による中止は耐性菌の発生や感染悪化につながる恐れがあるため、処方通りに服用することが推奨されます。
万が一感染したときの応急処置とクリニックでの対処法
感染の兆候に気づいた場合、まずは施術を受けたクリニックに連絡することが大切です。
自己判断で市販の抗生物質を塗ったり、膿を自分で絞り出そうとしたりすることは避けるようにしてください。
クリニックでは症状に応じて、内服や点滴による抗生剤投与、超音波検査による感染範囲の確認などが行われます。
感染が軽度であれば抗生剤の投与で改善することが多いですが、症状によっては切開して膿を排出する処置が必要になる場合もあります。
再施術や抜糸の判断と今後の予後管理
感染が重度の場合や抗生剤で改善が見られない場合は、挿入した糸を除去する判断が下されることがあります。
糸の除去後は傷の回復を待ち、感染が完全に収まってから再施術を検討することが多いでしょう。
再施術までの期間は個人差がありますが、一般的に数ヶ月程度の間隔を空けることが推奨されています。
感染を経験した後は、次回の施術前に十分な検査と相談を行い、リスク要因を把握したうえで判断することが重要です。
定期的なフォローアップ受診を継続し、長期的な経過観察を怠らないようにしましょう。
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■スレッドリフト
| スタンダード | やや硬めの19G糸を使用します。持続期間の目安は約12ヶ月です。 | 297,600円(12本〜) |
| プレミアム | やや柔らかい19G糸を使用します。持続期間の目安は約24ヶ月です。 | 477,600円(12本〜) |
| エグゼクティブ | 柔らかい18G糸を使用します。持続期間の目安は約36ヶ月です。 | 597,600円(12本〜) |
※料金は税込みです。
※上記価格は局所麻酔込みです。ご希望の際は静脈麻酔(55,000円)もございます。
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| 20本 | 部位例:ほうれい線/マリオネットライン | 44,000円 |
| 40本 | 部位例:口元 | 88,000円 |
| 50本 | 部位例:額/頰/アゴ下 | 110,000円 |
※料金は税込みです。
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糸リフト後の感染についてよくある質問
感染で糸を抜去した場合、すぐに顔のたるみは戻りますか?
糸を抜去しても、それまでの期間に形成されたコラーゲン等の影響で、すぐに全ての効果が消失するわけではないとされています。
ただし、引き上げのサポート力は弱まるため、状態が落ち着いてから再施術を検討することが多いでしょう。
まずは感染の治療を優先し、組織の回復を待つことが、目標の仕上がりにつながる可能性があるでしょう。
感染リスクが高くなる体質や持病はありますか?
糖尿病をお持ちの方は、血糖コントロールが不十分だと感染リスクが高まる可能性があります。
免疫機能に影響を与える疾患がある方や、免疫抑制剤を服用中の方も注意が必要です。
施術前のカウンセリングで、持病や服用中の薬について医師に伝えるようにしてください。
感染予防のために術後に控えるべき食べ物や飲み物はありますか?
アルコールは血行を促進し、腫れや内出血を悪化させる可能性があるため、術後1週間程度は控えることが推奨されます。
極端に辛いものや熱いものも、施術部位への刺激となる場合があります。
バランスの取れた食事で栄養をしっかり摂り、体の回復力を高めることが感染予防につながるでしょう。
【スレッドリフト(糸リフト)使用機器・医薬品および注意事項】
治療内容:スレッドリフトは、特殊な糸を皮下に挿入し、たるんだ皮膚を内側から引き上げてリフトアップする切らないたるみ治療です。
標準的な治療回数:1回
標準的な費用:297,600〜597,600円(局所麻酔を含みます)
※部位・契約プランによって異なります。
標準的な治療期間:数日〜1週間程度(ダウンタイムを含みます)
主なリスク・副作用:腫れ、内出血、痛み、突っ張り感、左右差・凹凸、神経損傷、血管損傷
使用機器:<スタンダード>Cutting king Cobra Cog PDO 19G 100-170 Ltype、<プレミアム>Cutting King Cobra Cog PCL 19G 100-170 Ltype、<エグゼクティブ>Canula dynamic mold PLCL 18G 100-180 Ltype
<PDO cog 21G 90-160>
※PDO cog 21G 90-160は未承認医薬品です。
※入手経路等:当院医師の判断の元、韓国DermaLine社のものを個人輸入しています。
個人購入された医薬品などの使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/health_damage/index.html
※国内の承認医薬品等の有無:同一の成分や性能を有する国内承認医薬品等はありません。
※医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の対象外となります。
※諸外国における安全性等に係る情報:韓国KFDAの認証を取得しております。
<PDO cog 19G 100-170>
※PDO cog 19G 100-170は未承認医薬品です。
※入手経路等:当院医師の判断の元、韓国DermaLine社のものを個人輸入しています。
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※国内の承認医薬品等の有無:同一の成分や性能を有する国内承認医薬品等はありません。
※医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の対象外となります。
※諸外国における安全性等に係る情報:韓国KFDAの認証を取得しております。
<PCL modling arrow 18G >
※PCL modling arrow 18G は未承認医薬品です。
※入手経路等:当院医師の判断の元、韓国DermaLine社のものを個人輸入しています。
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※国内の承認医薬品等の有無:同一の成分や性能を有する国内承認医薬品等はありません。
※医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の対象外となります。
※諸外国における安全性等に係る情報:現在重大なリスクは報告されておりません。
<PCL molidng whale W 18G >
※PCL molidng whale W 18Gは未承認医薬品です。
※入手経路等:当院医師の判断の元、韓国Skin medience社のものを個人輸入しています。
個人購入された医薬品などの使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/health_damage/index.html
※国内の承認医薬品等の有無:同一の成分や性能を有する国内承認医薬品等はありません。
※医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の対象外となります。
※諸外国における安全性等に係る情報:韓国KFDAの認証を取得しております。
【ショッピングリフト(糸リフト)の医薬品および注意事項】
治療内容:ショッピングリフトとは、極細の吸収糸を皮膚の浅い層に多数挿入することで、肌のハリや弾力を高め、小ジワやたるみを改善する施術です。
標準的な治療回数:1回
標準的な費用:44,000〜110,000円
※部位・契約プランによって異なります。
標準的な治療期間:数日〜1週間程度(ダウンタイムを含みます)
主なリスク・副作用:腫れ・内出血・痛み・つっぱり感・左右差・凹凸・ひきつれ、アレルギー反応・感染症
使用機器・医薬品および注意事項
<PDO 30G 38-50>
※PDO 30G 38-50は未承認医薬品です。
※入手経路等:当院医師の判断の元、韓国DermaLine社のものを個人輸入しています。
個人購入された医薬品などの使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/health_damage/index.html
※国内の承認医薬品等の有無:同一の成分や性能を有する国内承認医薬品等はありません。
※医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の対象外となります。
※諸外国における安全性等に係る情報:ヨーロッパCE、韓国KFDAの認証を取得しております。
