糸リフトの麻酔によって痛みはどう変わる?麻酔の種類と選び方のポイント
「糸リフトを受けたいけれど、麻酔でどのくらい痛みを抑えられるのか不安…。」
「自分に合った麻酔の種類がわからない」とお悩みではありませんか。
糸リフトは顔のたるみにアプローチする美容施術ですが、麻酔の選び方によって施術中の快適さや施術後の腫れに影響が出る場合があります。
本記事では、糸リフトで使用される4種類の麻酔について解説します。
それぞれの特徴や痛みへの対処法、リスクと注意点をまとめていますので、施術を検討している方はぜひ参考にしてください。
大阪大学皮膚科・形成外科
大阪警察病院形成外科勤務
愛媛大学医学部非常勤講師
インディアナ大学医学部解剖学講座講師
※本記事は2026年4月時点の情報をもとにまとめています。
※糸リフトは保険診療が適用されない自由診療となります。
※記事内の金額は税込です。
※糸リフトに用いられる機器の中には、国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていないものもあります。未承認の医薬品・医療機器については、「個人輸入において注意すべき医薬品等について」(厚生労働省)をご覧ください。
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糸リフトで使われる麻酔はおもに4種類
糸リフトの施術では、痛みや不安を軽減するためにさまざまな麻酔が用いられます。
麻酔の種類によって効果の範囲や深さが異なるため、ご自身の痛みへの感受性や不安の程度に合わせて選ぶことが大切です。
糸リフトで使われる代表的な麻酔は、次の4つです。
- 表面麻酔(麻酔クリーム)
- 局所麻酔
- 笑気(しょうき)麻酔
- 静脈麻酔
続いて、それぞれの麻酔の特徴と適したケースを解説します。
表面麻酔(麻酔クリーム)の特徴
表面麻酔は、施術部位の皮膚表面に麻酔クリームやパッチを塗布する方法です。
おもに局所麻酔を注入する前の準備として使用され、針を刺す際の痛みを軽減します。
塗布後しばらくして効果が現れ、皮膚の浅い層がしびれた感覚になります。
ただし、表面麻酔だけでは糸を挿入する深さまで効果が届きにくいため、単独で使用されることは少ないでしょう。
局所麻酔の特徴
局所麻酔は、糸リフトで広く使用されている麻酔方法です。
施術部位に直接麻酔薬を注入し、その周辺の神経伝達を一時的にブロックすることで痛みを感じにくくします。
こめかみや頬、フェイスラインなど、糸を挿入する経路に沿って行われるのが一般的です。
施術中も意識があるため、担当医師とコミュニケーションを取りながら進められます。
笑気麻酔の特徴
笑気麻酔は、専用のガスを吸入することでリラックス状態をつくることを目指します。
局所麻酔と併用されることが多く、不安感を軽減したり、痛みを和らげる効果が期待できます。
麻酔の吸入を始めるとすぐに効果が現れ、ふわふわとした感覚になる方が多いようです。
吸入を止めると効果が消失し、比較的早く回復できる点も特徴です。
静脈麻酔の特徴
静脈麻酔は点滴から薬剤を投与し、眠ったような状態で施術を受ける方法です。
施術中の記憶がほとんど残らないため、強い不安や恐怖感がある方に選ばれることがあります。
ただし、呼吸や心拍数のモニタリングが必要なため、専門スタッフや設備が整ったクリニックで受ける必要があります。
施術後は意識がはっきりするまで院内で経過観察を行い、当日は車の運転ができない点にも注意が必要です。
糸リフトの麻酔の選び方
麻酔を選ぶ際には、ご自身の痛みへの感受性や過去の経験を振り返ることが大切です。
カウンセリングでは医師に以下のポイントを伝えると、適切なプランを提案してもらいやすくなるでしょう。
- 過去に麻酔で気分が悪くなった経験があるか
- 注入用の針に対して、どれくらい恐怖感があるか
- 意識がある状態での施術に抵抗があるか
- 服用中の薬やアレルギーはあるか
糸リフトの麻酔の効果
ここでは糸リフトの施術中の痛みの程度や、麻酔の持続時間、施術後の状態について見ていきましょう。
糸リフトの施術中の痛みの程度
局所麻酔が十分に効いている状態であれば、糸を挿入する際の強い痛みは感じにくいでしょう。
ただし、糸を引き上げるときに圧迫感や引っ張られる感覚を覚えることがあります。
痛みの感じ方は、施術部位の組織の厚みや個人の感受性によって異なります。
また、不安が強いと痛みを感じやすくなる傾向があるため、リラックスした状態で施術を受けることも大切です。
麻酔の効き始めの目安
局所麻酔は注入後、すぐに効果が現れ始めます。
持続時間は使用する薬剤によりますが、一般的には数時間程度です。
笑気麻酔は吸入開始からすぐに効果を感じ、吸入を止めると消失します。
静脈麻酔の場合は投与後すぐに効果が現れ、施術終了後に意識が戻るまで、一定の回復時間が必要です。
麻酔が切れたあとの状態
麻酔の効果が切れると、施術部位に鈍い痛みや腫れを感じることがあります。
痛みのピークは、施術後数日以内であることが多いようです。
この時期にはズキズキとした痛みや突っ張り感を覚える方もいます。
痛みは日を追うごとに軽減し、少しずつ落ち着くケースが一般的です。
麻酔が切れたあと、痛みが強いときの対処法
施術後は、クリニックから処方される鎮痛薬を指示通りに服用しましょう。
市販の鎮痛薬は自己判断で使用せず、必ず担当医師に相談しましょう。
また、冷却パックで施術部位を冷やすことも、腫れや痛みの軽減に役立つ場合があります。
万一、我慢できないほど痛みが強い場合や、長期間続く場合は、早めにクリニックへ連絡しましょう。
糸リフトの麻酔のリスクと注意点
麻酔は痛みを抑えるために必要ですが、副作用やトラブルが起こることもあります。
施術を受ける前に、起こりうるリスクと対処法を把握しておくことが重要です。
ここでは、麻酔の副作用や施術前・施術後の注意点についてお伝えします。
糸リフトの麻酔のおもな副作用
局所麻酔では、注入部位の内出血や一時的なしびれが起こることがあります。
笑気麻酔では軽い吐き気を感じる方も一部います。
静脈麻酔は呼吸抑制などのリスクを伴うため、モニタリング体制が整った環境で行われます。
施術中に気になることがあれば、すぐに医師へ報告しましょう。
麻酔の使用に制限がかかるケース
心臓疾患や呼吸器疾患、特定の神経系の病気がある方は、麻酔の使用に制限がかかる場合があります。
また、血液をサラサラにする薬を服用している方は、内出血のリスクが高まる可能性があるといわれています。
カウンセリングでは以下の情報を正確に伝えましょう。
- 現在治療中の病気や過去の大きな病歴
- 服用中の薬やサプリメント
- 過去に麻酔でアレルギー反応が出た経験
- 妊娠の可能性
糸リフトの施術前の注意点
静脈麻酔を使用する場合、施術前の一定時間は絶食が必要となることがあります。
また、局所麻酔のみの場合、施術前の飲酒は控えるよう案内されます。
あわせて血液をサラサラにするような薬・サプリメントも、服用を控えるよう案内されることがあります。
クリニックからの具体的な指示を必ず確認しておきましょう。
糸リフトの施術後の注意点
静脈麻酔を使用した場合は、意識がはっきりするまでクリニック内で経過観察を行います。
当日は車の運転を避ける必要があるため、帰宅時は公共交通機関を利用するか、家族や友人に送迎を依頼しましょう。
腫れを抑えやすくするためにも、帰宅後は激しい運動や入浴を控え、頭を高くして休みましょう。
糸リフトの麻酔でトラブルが起きたときの対処法
万が一、施術中や施術後に異変を感じた場合は、速やかにクリニックへ連絡することが重要です。
呼吸困難や強いアレルギー反応が現れた場合は、緊急対応が必要になることもあります。
また、クリニックを選ぶ際には、以下の点を確認しておくとよいでしょう。
- 緊急時の対応体制が整っているか
- 麻酔に精通したスタッフが在籍しているか
- モニタリング設備が備わっているか
- 施術後のフォロー体制が明確か
事前の説明が丁寧で、きちんと質問に答えてくれるクリニックを選ぶことが大切です。
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■スレッドリフト
| スタンダード | やや硬めの19G糸を使用します。持続期間の目安は約12ヶ月です。 | 297,600円(12本〜) |
| プレミアム | やや柔らかい19G糸を使用します。持続期間の目安は約24ヶ月です。 | 477,600円(12本〜) |
| エグゼクティブ | 柔らかい18G糸を使用します。持続期間の目安は約36ヶ月です。 | 597,600円(12本〜) |
※料金は税込みです。
※上記価格は局所麻酔込みです。ご希望の際は静脈麻酔(55,000円)もございます。
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■ショッピングリフト
| 20本 | 部位例:ほうれい線/マリオネットライン | 44,000円 |
| 40本 | 部位例:口元 | 88,000円 |
| 50本 | 部位例:額/頰/アゴ下 | 110,000円 |
※料金は税込みです。
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糸リフトの麻酔についてよくある質問
糸リフトの麻酔について、よくある質問をまとめました。
施術に対する不安・恐怖感が強いときはどうしたらいい?
施術に対する不安が強い方は、事前に医師へ伝えておくことで対策を講じてもらえるかもしれません。
たとえば、施術中も声をかけてもらいながら進めることで、心理的な負担が和らぐ可能性があります。
深呼吸をしたり、意識的に体の力を抜くことも、緊張を緩和する助けになります。
カニューレ麻酔とは何?
カニューレ麻酔は、先端が丸い細い管(カニューレ)を使って麻酔薬を注入する方法です。
通常の針に比べて組織へのダメージが抑えられ、内出血や腫れを軽減できる可能性があります。
糸の挿入経路に沿って均一に麻酔を広げられるため、痛みの管理に役立つと考えられています。
麻酔アレルギーがあっても糸リフトは受けられる?
過去に麻酔でアレルギー反応を起こした経験がある方は、必ずカウンセリング時に申告しましょう。
医師が詳しく状況を確認した上で、施術の可否を判断します。
使用する薬剤の種類を変更することで、対応できるケースもあります。
施術後のアイシングは必要?
施術直後から冷却を行うことで、腫れや内出血を抑える効果が期待できます。
冷やす時間はクリニックの指示に従いましょう。
冷やしすぎは血行不良につながる場合があるため、適度な時間を守ることが大切です。
【スレッドリフト(糸リフト)使用機器・医薬品および注意事項】
治療内容:スレッドリフトは、特殊な糸を皮下に挿入し、たるんだ皮膚を内側から引き上げてリフトアップする切らないたるみ治療です。
標準的な治療回数:1回
標準的な費用:297,600〜597,600円(局所麻酔を含みます)
※部位・契約プランによって異なります。
標準的な治療期間:数日〜1週間程度(ダウンタイムを含みます)
主なリスク・副作用:腫れ、内出血、痛み、突っ張り感、左右差・凹凸、神経損傷、血管損傷
使用機器:<スタンダード>Cutting king Cobra Cog PDO 19G 100-170 Ltype、<プレミアム>Cutting King Cobra Cog PCL 19G 100-170 Ltype、<エグゼクティブ>Canula dynamic mold PLCL 18G 100-180 Ltype
<PDO cog 21G 90-160>
※PDO cog 21G 90-160は未承認医薬品です。
※入手経路等:当院医師の判断の元、韓国DermaLine社のものを個人輸入しています。
個人購入された医薬品などの使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/health_damage/index.html
※国内の承認医薬品等の有無:同一の成分や性能を有する国内承認医薬品等はありません。
※医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の対象外となります。
※諸外国における安全性等に係る情報:韓国KFDAの認証を取得しております。
<PDO cog 19G 100-170>
※PDO cog 19G 100-170は未承認医薬品です。
※入手経路等:当院医師の判断の元、韓国DermaLine社のものを個人輸入しています。
個人購入された医薬品などの使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/health_damage/index.html
※国内の承認医薬品等の有無:同一の成分や性能を有する国内承認医薬品等はありません。
※医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の対象外となります。
※諸外国における安全性等に係る情報:韓国KFDAの認証を取得しております。
<PCL modling arrow 18G >
※PCL modling arrow 18G は未承認医薬品です。
※入手経路等:当院医師の判断の元、韓国DermaLine社のものを個人輸入しています。
個人購入された医薬品などの使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/health_damage/index.html
※国内の承認医薬品等の有無:同一の成分や性能を有する国内承認医薬品等はありません。
※医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の対象外となります。
※諸外国における安全性等に係る情報:現在重大なリスクは報告されておりません。
<PCL molidng whale W 18G >
※PCL molidng whale W 18Gは未承認医薬品です。
※入手経路等:当院医師の判断の元、韓国Skin medience社のものを個人輸入しています。
個人購入された医薬品などの使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/health_damage/index.html
※国内の承認医薬品等の有無:同一の成分や性能を有する国内承認医薬品等はありません。
※医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の対象外となります。
※諸外国における安全性等に係る情報:韓国KFDAの認証を取得しております。
【ショッピングリフト(糸リフト)の医薬品および注意事項】
治療内容:ショッピングリフトとは、極細の吸収糸を皮膚の浅い層に多数挿入することで、肌のハリや弾力を高め、小ジワやたるみを改善する施術です。
標準的な治療回数:1回
標準的な費用:44,000〜110,000円
※部位・契約プランによって異なります。
標準的な治療期間:数日〜1週間程度(ダウンタイムを含みます)
主なリスク・副作用:腫れ・内出血・痛み・つっぱり感・左右差・凹凸・ひきつれ、アレルギー反応・感染症
使用機器・医薬品および注意事項
<PDO 30G 38-50>
※PDO 30G 38-50は未承認医薬品です。
※入手経路等:当院医師の判断の元、韓国DermaLine社のものを個人輸入しています。
個人購入された医薬品などの使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/health_damage/index.html
※国内の承認医薬品等の有無:同一の成分や性能を有する国内承認医薬品等はありません。
※医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の対象外となります。
※諸外国における安全性等に係る情報:ヨーロッパCE、韓国KFDAの認証を取得しております。
