鼻のヒアルロン酸注入で後悔しないために知っておくべき注意点
「鼻をもう少し高くしたいけど、整形は怖い」
「ヒアルロン酸なら安心だと思っていたけど、本当に大丈夫なの?」
このような悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
鼻のヒアルロン酸注入は手軽さで選ばれることのある施術ですが、適切な知識なしに受けると重大な後悔につながるかもしれません。
希望とは違う仕上がりや、血流障害による組織の壊死など、様々なリスクがあります。
この記事では、鼻のヒアルロン酸注入で後悔しないために必要な知識と対策について、詳しく解説します。これからヒアルロン酸注入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
九州大学附属病院 頭頸部外科 入局
久留米大学附属病院 形成外科 入局
済生会二日市病院 形成外科部長
リッツ美容外科 副院長
城本クリニック新宿院 院長
城本クリニック新宿院 非常勤勤務
Clean Beauty Clinic 東京院 院長 勤務
※本記事は2025年10月時点の情報をもとにまとめています。
※鼻のヒアルロン酸注入は保険診療が適用されない自由診療となります。
※記事内の金額は税込です。
※鼻のヒアルロン酸注入に用いられる機器の中には、国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていないものもあります。未承認の医薬品・医療機器については、「個人輸入において注意すべき医薬品等について」(厚生労働省)をご覧ください。
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鼻のヒアルロン酸注入で起こりがちな失敗例とは?
鼻のヒアルロン酸注入で後悔する方がいらっしゃる背景には、様々な失敗例が存在します。
施術を検討している方にとって、実際にどのような失敗が起こりうるのかを知っておくことは重要です。
ここからは、よくある失敗例を紹介します。
理想の形と違う不自然な仕上がり
鼻のヒアルロン酸注入で多い失敗例の一つが、希望とは異なる仕上がりになってしまうケースです。
注入量や位置の調整が適切でないと、鼻筋が太くなりすぎたり、左右のバランスが崩れたりする可能性があります。
特に初回の施術では、医師の技術力や美的センスによって結果に差が生じやすい可能性があるといえるでしょう。
カウンセリング時に希望の仕上がりイメージを詳しく共有することが大切です。
ヒアルロン酸が流れて形が変わる
注入したヒアルロン酸が重力や筋肉の動きによって流れてしまい、当初の形から変化するケースがあります。
特に鼻先に近い部分では、表情筋の動きによってヒアルロン酸が移動しやすい傾向にあります。
このような変化は施術直後ではなく、数週間から数ヶ月後に現れることが多いため、注意が必要です。
適切な粘度のヒアルロン酸選択と、正確な注入位置の判断が予防につながる可能性があります。
しこりや硬結の形成
注入部位にしこりや硬結が形成されるケースも、後悔につながる失敗例の一つです。
ヒアルロン酸の品質や注入技術、アフターケアの不備などが原因となることがあります。
しこりは触った時の違和感だけでなく、見た目にも影響を与える可能性があります。
施術後の適切なマッサージや冷却ケアが予防に役立つ場合もあるので、担当医に相談してみてください。
鼻のヒアルロン酸注入にはどのようなリスクがある?
鼻のヒアルロン酸注入は他の鼻整形と比べて手軽とされることが多いですが、幾つかのリスクも存在するとされています。
特に鼻は血管や神経が密集している部位のため、注意深い施術が必要です。
ここでは、知っておくべき重篤なリスクについて詳しく解説していきます。
血管塞栓症による組織の壊死
深刻なリスクの一つが、血管内への誤注入による血管塞栓症です。
ヒアルロン酸が血管内に入ると血流が阻害され、組織への酸素供給が停止してしまう可能性があります。
この状態が続くと組織の壊死が起こり、皮膚の変色や永続的な変形につながる恐れがあります。
鼻の血管構造は複雑であるため、解剖学的知識と豊富な経験を持つ医師による施術が大切です。
失明のリスク
鼻の周辺には眼動脈につながる血管が存在するため、誤った注入により失明のリスクも報告されています。
特に鼻根部や眉間付近への注入では、このリスクが高くなる傾向があります。
一度失明が起こると、現在の医療技術では回復が困難な可能性が高いです。
リスクの高い部位への注入を避け、リスク管理を優先する医師を選択することが重要です。
感染症や炎症反応
施術時の衛生管理が不適切だった場合、細菌感染による炎症が起こる可能性があります。
また、使用するヒアルロン酸の品質や個人の体質によっては、アレルギー反応が生じるかもしれません。
感染症は適切な抗生物質の投与により改善が期待できる場合が多いものの、瘢痕や変形を残すリスクがあります。
後悔しないための医師・クリニック選びのポイントは?
鼻のヒアルロン酸注入をスムーズに進めるためには、技術と経験を兼ね備えた医師・クリニック選びが大切です。
価格だけで選ぶのではなく、総合的な判断基準を持つことが大切になります。
信頼できる医師・クリニックを見分けるポイントについて解説します。
医師の資格と経験実績
まず確認すべきは、医師の専門性と豊富な症例経験です。
アラガン社認定医の資格を持つ医師は、適切な研修を受けた証明となるため一つの判断基準になる可能性があります。
また、鼻整形の症例数や実績を具体的に確認できるクリニックが望ましいでしょう。
医師のプロフィールや経歴を公開しているクリニックは、透明性の観点からも信頼できる可能性が高くなります。
カウンセリングの質と丁寧さ
優良なクリニックでは、カウンセリングに十分な時間をかけ、リスクについても詳しく説明してくれる傾向にあると考えられます。
あなたの希望を聞くだけでなく、顔全体のバランスを考慮した提案をしてくれる医師は信頼して良い可能性が高いといえるでしょう。
リスクやデメリットについても包み隠さず説明してくれる医師を選ぶことが重要です。
また、施術を無理に勧めるのではなく、あなたの状況に応じて適切なアドバイスをしてくれるかも判断基準となります。
アフターフォロー体制の充実度
施術後のフォロー体制が整っているクリニックを選ぶことも重要なポイントです。
万が一トラブルが発生した際の対応方針や、定期的なチェック体制について確認しておきましょう。
24時間の連絡体制や、修正が必要な場合の対応方法についても事前に聞いておくことをおすすめします。
長期的な関係を築けるクリニックであれば、継続的なケアも期待できるでしょう。
施術前のカウンセリングで確認すべき項目
カウンセリングは、後悔のない施術を受けるための重要な機会です。
この時間を有効活用し、必要な情報をしっかりと収集することが大切となります。
ここでは、カウンセリング時に必ず確認すべき項目について詳しく説明します。
使用するヒアルロン酸の種類と特性
使用するヒアルロン酸製剤の種類や特性について詳しく説明を受けましょう。
粘度や持続期間、リスクについて理解することで、自分に適した選択につながりやすいといえます。
また、国内承認品かどうか、品質管理体制についても確認しておくことが大切です。
複数の選択肢を提示してくれるクリニックは、個人に合わせた適切な提案ができる可能性が高いといえるでしょう。
想定されるリスクと対処法
施術に伴うリスクと、万が一トラブルが発生した場合の対処法について詳しく確認してください。
腫れや内出血などの一般的な副作用から、血管塞栓症などの重篤なリスクまで、包括的な説明を求めましょう。
リスクの発生頻度や予防策についても具体的に聞いておくことが重要です。
また、ヒアルロン酸溶解注射による修正の可能性についても確認しておくと不安の軽減につながります。
費用の詳細と追加料金の有無
施術費用の内訳と、追加で発生する可能性がある料金については、初回施術費用だけでなく、修正が必要な場合の費用、定期的なメンテナンス費用についても聞いておくことが大切です。
料金体系が明確で、追加料金についても事前に説明があるクリニックは信頼できる可能性が高いでしょう。
支払い方法や分割払いの可否についても、必要に応じて確認しておくことをおすすめします。
施術後のダウンタイムと適切なケア方法
鼻のヒアルロン酸注入後は、適切なケアによってダウンタイムを軽減し、希望の仕上がりに近づける場合があります。
施術後の過ごし方は、最終的な結果に影響を与える可能性のある要素です。
ここでは、施術後のケア方法について詳しく解説していきます。
一般的なダウンタイムの症状と期間
鼻のヒアルロン酸注入後は、以下のような症状が現れることがあります。
- 腫れや赤み(2日〜1週間程度)
- 内出血や青あざ(1〜2週間程度)
- 軽い痛みや違和感(数日〜1週間程度)
- 注入部位の硬さ(数週間〜数ヶ月)
これらの症状は個人差がありますが、ほとんどの場合は時間の経過とともに改善していくでしょう。
症状が長期間続く場合や悪化する場合は、速やかに医師に相談することが重要です。
腫れや内出血を軽減するケア方法
施術直後の適切なケアにより、腫れや内出血を軽減できる可能性があります。
冷却パックを使用した間欠的な冷却が、腫れの軽減に役立つ場合があるとされています。
ただし、直接氷を当てるのではなく、タオルに包んだ保冷剤などを使用しましょう。
また、頭部を高くして休むことで、血流を調整し腫れの軽減につながる可能性があります。
施術後の注意すべき行動と生活習慣
施術後は以下の行動を控えることで、合併症のリスクを下げることが期待されます。
- 激しい運動や長時間の入浴
- 注入部位の強いマッサージ
- うつぶせ寝や注入部位への圧迫
- 大量の飲酒や喫煙
これらの行動は血流を促進し、腫れや内出血を悪化させる可能性があります。
また、紫外線対策も重要で、日焼けは炎症を悪化させる恐れがあるため注意が必要です。
鼻のヒアルロン酸注入ならAND美容外科へ
AND美容外科は、鼻のヒアルロン酸注入をはじめとした豊富な美容医療メニューをご用意しています。
AND美容外科は、医療の力で「短期間で結果を出す」ことをコンセプトに、さまざまな施術を提供しています。
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▪️鼻整形の料金
| 施術 | 金額 |
|---|---|
| 鼻プロテーゼ | 370,000円 |
| 鼻翼縮小術 | 210,000〜500,000円 |
| 鼻のヒアルロン酸注入 | 77,000円 |
| 鼻中隔延長術 | 500,000円 |
| 耳介軟骨移植(鼻尖形成術) | 500,000円 |
※保険適用外の自由診療となります。
※税込価格での記載です。
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鼻のヒアルロン酸注入の持続期間と費用についてよくある質問
ここからは、鼻のヒアルロン酸注入に関するよくある質問を紹介します。
ヒアルロン酸の効果はどのくらい持続しますか?
一般的に鼻のヒアルロン酸注入の効果は6ヶ月から1年程度とされています。
ただし、使用するヒアルロン酸の種類や個人の代謝によって持続期間は変わります。
定期的なメンテナンスが必要になることを理解しておきましょう。
施術費用の相場はどのくらいですか?
鼻のヒアルロン酸注入の費用相場は5万円から10万円程度です。
使用する製剤の種類やクリニックによって価格は異なります。
価格だけでなく、医師の技術力やリスク管理も考慮して選択することが重要です。
失敗した場合の修正は可能ですか?
基本的には、ヒアルロン酸溶解注射により修正できる可能性があるとされています。
ただし、元の状態に戻る可能性が高いとされるため、再度の注入が必要になる場合があります。
修正には追加費用がかかることも考慮しておきましょう。
何回まで注入できますか?
医学的な回数制限はありませんが、短期間での頻回な注入は小鼻の横広がりなどのリスクがあります。
医師と相談しながら適切な間隔を空けることが大切です。
妊娠中でも施術は受けられますか?
基本的には、妊娠中や授乳中の施術は推奨されないことが多いです。
ホルモンバランスの変化により予期しない反応が起こる可能性が指摘されています。
施術を検討する場合は、妊娠・授乳期間終了後に相談することをおすすめします。
【鼻プロテーゼに関する法的記載事項】
治療内容:鼻プロテーゼは、シリコンなどの人工物を鼻筋に入れ、鼻を高く通った形に整える手術です。
※オープン法・クローズ法を提供
標準的な治療回数:1回
標準的な費用:370,000円
標準的な治療期間:1〜2週間程度(ダウンタイムを含みます)
主なリスク:腫れ・痛み・内出血・異物感・熱感・発熱・だるさ・かゆみ・頭痛
使用機器:SA・UN・SI は未承認機器です。
※入手経路等:韓国SUN MEDICAL社のものを医師が個人輸入しています。
個人購入された医薬品などの使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/health_damage/index.html
※国内の承認医薬品等の有無:同一の成分や性能を有する国内承認医薬品等はありません。
※医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の対象外となります。
※諸外国における安全性等に係る情報:韓国KFDA、中国CFDA、ベトナムVFA、台湾TFDA、タイTFDA、インドネシアBPOMの認証を取得しています。
【鼻尖縮小術に関する法的記載事項】
治療内容:鼻尖縮小術は、丸みを帯びて広がった鼻先の軟骨や脂肪にアプローチして形を整える施術です。
標準的な治療回数:1回
標準的な費用:500,000円
標準的な治療期間:1〜3ヶ月程度(ダウンタイムを含みます)
主なリスク:腫れ・痛み・内出血・異物感・熱感・発熱・だるさ・かゆみ・頭痛
【鼻翼縮小術に関する法的記載事項】
治療内容:鼻翼縮小術は、小鼻の広がりや鼻の穴の大きさをバランスよく整える施術です。
※オープン法・クローズ法を提供
標準的な治療回数:1回
標準的な費用:210,000〜500,000円
標準的な治療期間:1〜2週間程度(ダウンタイムを含みます)
主なリスク:腫れ・痛み・内出血・異物感・熱感・発熱・だるさ・かゆみ・頭痛
【鼻のヒアルロン酸注入に関する法的記載事項】
治療内容:ヒアルロン酸注入によって、鼻筋を自然に高く見せたり、鼻根や鼻先の形を整える施術です。
標準的な治療回数:1回
標準的な費用:77,000円
標準的な治療期間:数日程度(ダウンタイムを含みます)
主なリスク:腫れ・痛み・内出血・異物感・熱感・発熱・だるさ・かゆみ・頭痛
使用薬剤:ジュビダームビスタ ボラックスXC(承認薬)
【鼻中隔延長術に関する法的記載事項】
治療内容:鼻中隔延長術は、鼻の中心にある鼻中隔軟骨を延ばして、鼻先の高さ・角度・形を整える施術です。
※オープン法のみ提供
標準的な治療回数:1回
標準的な費用:500,000円
標準的な治療期間:3〜6ヶ月程度(ダウンタイムを含みます)
主なリスク:腫れ・痛み・内出血・異物感・熱感・発熱・だるさ・かゆみ・頭痛
【耳介軟骨移植(鼻尖形成術)に関する法的記載事項】
治療内容:耳介軟骨移植は、耳の軟骨を採取し、鼻先へ移植させる手術です。鼻先を高くしたり、前に出すことで鼻の形を整える施術です。
※オープン法・クローズ法を提供
標準的な治療回数:1回
標準的な費用:500,000円
標準的な治療期間:3〜6ヶ月程度(ダウンタイムを含みます)
主なリスク:腫れ・痛み・内出血・異物感・熱感・発熱・だるさ・かゆみ・頭痛
