鼻のヒアルロン酸って何cc注入すべき?部位別の適量目安と注意点
「鼻にヒアルロン酸を注入したいけれど、何cc入れると理想の形になるの?」そんな疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。
鼻のヒアルロン酸注入は、適切な量について知っておくことが大切です。
この記事では、鼻へのヒアルロン酸注入で一般的に推奨される量の目安や、部位別の適量、注意すべきポイントについて詳しく解説いたします。
施術前に知っておきたい情報をまとめましたので、参考になれば幸いです。
九州大学附属病院 頭頸部外科 入局
久留米大学附属病院 形成外科 入局
済生会二日市病院 形成外科部長
リッツ美容外科 副院長
城本クリニック新宿院 院長
城本クリニック新宿院 非常勤勤務
Clean Beauty Clinic 東京院 院長 勤務
※本記事は2025年10月時点の情報をもとにまとめています。
※鼻のヒアルロン酸注入は保険診療が適用されない自由診療となります。
※記事内の金額は税込です。
※鼻のヒアルロン酸注入に用いられる機器の中には、国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていないものもあります。未承認の医薬品・医療機器については、「個人輸入において注意すべき医薬品等について」(厚生労働省)をご覧ください。
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鼻のヒアルロン酸注入量の目安は何cc?
鼻へのヒアルロン酸注入では、厚生労働省や日本形成外科学会、日本医師会など公的機関が推奨する量は特にありません。担当医師の判断によってさまざまですが、各クリニックが推奨する注入量は、 通常0.2~0.7cc程度が一般的な目安 とされています。
この量は少量に感じるかもしれませんが、顔の中心部である鼻には十分な変化をもたらす量と言えるでしょう。
多くのクリニックでは、初回の施術では0.2~0.5cc程度から開始し、経過を見ながら必要に応じて追加注入を検討することが推奨されています。
一度に大量のヒアルロン酸を注入すると、不自然な仕上がりになるリスクが高まる可能性があるからです。
0.5ccと1ccの違いとは
ヒアルロン酸0.5ccは、鼻筋を少し高くしたい方や、軽微な修正を希望する場合に適している量とされています(※)。
自然な変化を求める方にとって、選択肢の一つかもしれません。
一方、1ccはより明確な変化を期待できる量ですが、顔全体のバランスを慎重に考慮する必要があります。
大きく変化させたい場合でも1cc以内に収めることが、自然な仕上がりにつながる可能性があるでしょう。
※参考: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38779374/
個人差による調整の必要性
ヒアルロン酸注入の適量は、あなたの骨格や元の鼻の形、希望するデザインによって異なります。
例えば、もともと鼻筋がある程度通っている方は少量で変化を実感できる場合があります。
一方、より立体的な変化を求める方は、医師との相談を重ねながら適切な量を決定していくことが重要です。
カウンセリングで骨格バランスを診断してもらう ことで、あなたに合った適量を見つけることにつながるでしょう。
段階的な注入のメリット
多くの医師が推奨するのは、複数回に分けて少量ずつ注入する方法です。
初回で控えめな量から始めることで、仕上がりを確認しながら希望の形に近づけられる可能性があります。
この方法は、過剰注入による不自然な見た目を避けることにもつながるでしょう。
ダウンタイムを考慮して施術後2週間~1ヶ月経過してから、必要に応じて追加注入を検討するのがおすすめです。
鼻の部位別ヒアルロン酸適量はどう決める?
鼻のヒアルロン酸注入は、注入する部位によって推奨される量が異なるとされています。
鼻筋、鼻先、小鼻など、それぞれの部位の特徴を理解することで、より自然な仕上がりが期待できるでしょう。ここでは、AND美容医療が推奨している注入量の目安をご紹介します。
部位別の適量目安を知っておくことで、カウンセリング時の相談もスムーズに進められる可能性があります。
鼻筋への注入量とポイント
鼻筋へのヒアルロン酸注入では、 0.5~0.7cc程度が一般的な目安 とされています。
鼻筋は顔の印象に影響を与えやすいとされる部位のため、慎重な量の調整が求められます。
注入位置は鼻根部から鼻背にかけて行われることが多く、均等に配分することで自然な高さを作り出せるでしょう。
横から見たときの理想とするラインを作るため、医師の技術力が特に重要になる部位でもあります。
鼻先の形成に必要な量
鼻先への注入は、鼻筋よりもさらに繊細な調整が必要とされる部位です。
通常0.2~0.4cc程度の少量 から開始し、形を整えていくことが推奨されています。
鼻先は皮膚が薄く、少量の注入でも変化が現れやすい特徴があります。
丸みのある鼻先をシャープにしたい場合や、下向きの鼻先を少し上向きにしたい場合に適用される施術です。
※参考: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38779374/
小鼻周りの微調整について
小鼻周りも、微細な調整が求められる繊細な部位です。
0.1~0.2cc程度の少量 で、小鼻の広がりを目立ちにくくする目的で施術が行われる場合があります。
ただし、この部位への注入は高度な技術を要するため、経験豊富な医師による施術を検討することが大切です。
小鼻への注入は、他の部位と組み合わせて全体のバランスを整える目的で行われることが多いでしょう。
ヒアルロン酸注入で失敗しないための注意点は?
鼻へのヒアルロン酸注入で希望する結果を目指すためには、いくつかの重要な注意点があります。
事前に知っておくべきポイントを理解することで、より不安を軽減して施術を受けられるでしょう。
特に初回の方は、リスクや副作用についても十分に把握しておくことが重要です。
過剰注入によるリスク
過剰な注入は不自然な横広がりや皮膚トラブル を引き起こす可能性があります。
「もっと高くしたい」という気持ちから一度に多量を注入すると、後悔する結果になるかもしれません。
適切な量を超えた注入は、鼻の形を崩してしまうリスクも考えられます。
医師の提案する量を信頼し、段階的なアプローチを選択することが賢明でしょう。
副作用と対処法
ヒアルロン酸注入後の一般的な副作用には、腫れ、内出血、赤みなどがあります(※)。
これらの症状は多くの場合、1週間程度で自然に改善する傾向があります。
ファンデーション等でカバーできる程度の軽微な症状であることがほとんどとされています。
ただし、強い痛みや異常な腫れが続く場合は、速やかに施術を受けたクリニックに相談することが大切です。
※参考: https://www.fda.gov/medical-devices/aesthetic-cosmetic-devices/dermal-fillers-soft-tissue-fillers
施術前の準備と心構え
施術前のカウンセリングでは、希望する仕上がりを具体的に伝えることが重要です。
希望する鼻の写真を持参するなど、視覚的に共有できる材料を準備すると良いでしょう。
また、アレルギーの有無や過去の美容施術歴についても正確に伝える必要があります。
| 施術前の準備項目 | 具体的な内容 |
|---|---|
| 理想イメージの準備 | 参考写真の持参、具体的な希望の整理 |
| 医療情報の整理 | アレルギー歴、服用薬、過去の施術歴 |
| スケジュール調整 | ダウンタイムを考慮した予定の確保 |
| 事前相談 | 不安や疑問点の整理、質問リストの作成 |
鼻のヒアルロン酸注入の持続期間や料金はどのくらい?
ヒアルロン酸注入の効果や費用についても、施術前に把握しておきたいポイントです。
持続期間や料金体系を理解することで、長期的な美容計画を立てやすくなるでしょう。
また、追加注入のタイミングについても事前に知っておくことが重要です。
効果の持続期間について
鼻へのヒアルロン酸注入の効果は、一般的に6ヶ月~1年程度持続する場合が多い(※)とされています。
ただし、個人の代謝や注入されたヒアルロン酸の種類によって持続期間は変わる可能性があります。
定期的なメンテナンス により、形を維持し続けることにつながるでしょう。
効果が薄れてきたと感じた時点で、追加注入を検討する方もいらっしゃいます。
参考: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32778931/
料金体系と費用の目安
鼻のヒアルロン酸注入の料金は、注入量や使用する製剤によって異なります。
多くのクリニックでは、1cc単位での料金設定が行われ、。0.5ccの場合は3~8万円程度、1ccの場合は5~15万円程度を目安としているところが多いようです。
ただし、クリニックや地域によって価格設定が異なるため、複数のクリニックで相談することをおすすめします。
追加注入のタイミング
初回施術後の追加注入は、ダウンタイムを考慮して通常2週間~1ヶ月後が推奨されます。
この期間は、ヒアルロン酸が組織に定着し、最終的な仕上がりを確認するために必要な時間です。
急いで追加注入を行うと、想定以上の変化になってしまう可能性があります。
医師の指示に従って適切なタイミングで検討することが、希望する結果につながるでしょう。
鼻のヒアルロン酸注入ならAND美容外科へ
AND美容外科は、鼻のヒアルロン酸注入をはじめとした豊富な鼻整形メニューをご用意しています。
AND美容外科は、医療の力で「短期間で結果を出す」ことをコンセプトに、さまざまな施術を提供しています。
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カウンセリングのご予約は公式LINEにて24時間・365日受け付けています。
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| 施術 | 金額 |
|---|---|
| 鼻プロテーゼ | 370,000円 |
| 鼻翼縮小術 | 210,000〜500,000円 |
| 鼻のヒアルロン酸注入 | 77,000円 |
| 鼻中隔延長術 | 500,000円 |
| 耳介軟骨移植(鼻尖形成術) | 500,000円 |
※保険適用外の自由診療となります。
※税込価格での記載です。
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鼻のヒアルロン酸注入についてよくある質問
鼻のヒアルロン酸注入についてよくある質問にお答えします。
施術時間はどのくらいかかりますか?
鼻へのヒアルロン酸注入は、準備を含めて30分~1時間程度で完了することが一般的で、AND美容医療でも同様の施術時間となっています。
実際の注入作業は、10~15分程度で終わる場合が多いでしょう。
施術中の痛みはありますか?
痛みの感じ方は人それぞれですが、多くのクリニックでは表面麻酔や局所麻酔を使用するため、強い痛みを感じることは少ないとされています。
チクッとした軽い刺激程度の感覚で施術が進められることがほとんどです。
メイクはいつから可能ですか?
施術当日からメイクが可能と案内される場合が多いとされています。
ただし、注入部位を強く擦ったり、マッサージしたりすることは避ける必要があります。
運動や入浴の制限はありますか?
施術当日は激しい運動や長時間の入浴は控えることが推奨されています。
血行が促進されることで腫れが長引く可能性があるためです。
【鼻プロテーゼに関する法的記載事項】
治療内容:鼻プロテーゼは、シリコンなどの人工物を鼻筋に入れ、鼻を高く通った形に整える手術です。
※オープン法・クローズ法を提供
標準的な治療回数:1回
標準的な費用:370,000円
標準的な治療期間:1〜2週間程度(ダウンタイムを含みます)
主なリスク:腫れ・痛み・内出血・異物感・熱感・発熱・だるさ・かゆみ・頭痛
使用機器:SA・UN・SI は未承認機器です。
※入手経路等:韓国SUN MEDICAL社のものを医師が個人輸入しています。
個人購入された医薬品などの使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/health_damage/index.html
※国内の承認医薬品等の有無:同一の成分や性能を有する国内承認医薬品等はありません。
※医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の対象外となります。
※諸外国における安全性等に係る情報:韓国KFDA中国CFDA、ベトナムVFA、台湾TFDA、タイTFDA、インドネシアBPOMの認証を取得しています。
【鼻尖縮小術に関する法的記載事項】
治療内容:鼻尖縮小術は、丸みを帯びて広がった鼻先の軟骨や脂肪にアプローチして形を整える施術です。
標準的な治療回数:1回
標準的な費用:500,000円
標準的な治療期間:1〜3ヶ月程度(ダウンタイムを含みます)
主なリスク:腫れ・痛み・内出血・異物感・熱感・発熱・だるさ・かゆみ・頭痛
【鼻翼縮小術に関する法的記載事項】
治療内容:鼻翼縮小術は、小鼻の広がりや鼻の穴の大きさをバランスよく整える施術です。
※オープン法・クローズ法を提供
標準的な治療回数:1回
標準的な費用:210,000〜500,000円
標準的な治療期間:1〜2週間程度(ダウンタイムを含みます)
主なリスク:腫れ・痛み・内出血・異物感・熱感・発熱・だるさ・かゆみ・頭痛
【鼻のヒアルロン酸注入に関する法的記載事項】
治療内容:ヒアルロン酸注入によって、鼻筋を自然に高く見せたり、鼻根や鼻先の形を整える施術です。
標準的な治療回数:1回
標準的な費用:77,000円
標準的な治療期間:数日程度(ダウンタイムを含みます)
主なリスク:腫れ・痛み・内出血・異物感・熱感・発熱・だるさ・かゆみ・頭痛
使用薬剤:ジュビダームビスタ ボラックスXC(承認薬)
【鼻中隔延長術に関する法的記載事項】
治療内容:鼻中隔延長術は、鼻の中心にある鼻中隔軟骨を延ばして、鼻先の高さ・角度・形を整える施術です。
※オープン法のみ提供
標準的な治療回数:1回
標準的な費用:500,000円
標準的な治療期間:3〜6ヶ月程度(ダウンタイムを含みます)
主なリスク:腫れ・痛み・内出血・異物感・熱感・発熱・だるさ・かゆみ・頭痛
【耳介軟骨移植(鼻尖形成術)に関する法的記載事項】
治療内容:耳介軟骨移植は、耳の軟骨を採取し、鼻先へ移植させる手術です。鼻先を高くしたり、前に出すことで鼻の形を整える施術です。
※オープン法・クローズ法を提供
標準的な治療回数:1回
標準的な費用:500,000円
標準的な治療期間:3〜6ヶ月程度(ダウンタイムを含みます)
主なリスク:腫れ・痛み・内出血・異物感・熱感・発熱・だるさ・かゆみ・頭痛
