マウスピース矯正を始めてから「口臭が気になる」「話すときににおいが気になって集中できない」そんなお悩みをお持ちではありませんか？

マウスピース矯正中に口臭が発生する原因は、マウスピースによってお口の中が密閉され、細菌が繁殖しやすい環境になることが考えられます。

この記事では、マウスピース矯正中の口臭の原因と、手軽にできる対策方法を、わかりやすく解説します。

正しい知識とケアを身につけて、快適なマウスピース矯正ライフを送りましょう。

※本記事は2025年11月時点の情報をもとにまとめています。
※マウスピース矯正は保険診療が適用されない自由診療となります。
※記事内の金額は税込です。
※マウスピース矯正に用いられる機器の中には、国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていないものもあります。未承認の医薬品・医療機器については、「個人輸入において注意すべき医薬品等について」（厚生労働省）をご覧ください。

マウスピース矯正で口臭が発生する原因は？

マウスピース矯正中に口臭が気になる場合、いくつかの原因が考えられます。

ここでは、マウスピース矯正特有の口臭の発生要因について、解説します。

マウスピースによって口の中が密閉される

マウスピース矯正では、透明な樹脂製の装置を1日20時間以上装着します。

マウスピースが口の中全体を覆うため、唾液の循環が制限され、密閉された環境が作られます。

口の中は酸素が不足した状態になり、嫌気性細菌という物質が増えやすくなることがあります。

さらに嫌気性細菌は、口臭の原因となる「硫黄化合物」を作り出すことが知られています。

唾液が減って自浄作用が低下する

通常私たちの口の中では、唾液が細菌や食べカスを洗い流してくれる「自浄作用」が働いています。

しかし、マウスピースを装着している間は、唾液の流れが妨げられてしまうため、この自浄作用が十分に発揮されないことがあります。

唾液の働きが低下すると、細菌が繁殖しやすくなり、口臭につながることがあります。特に、就寝中は唾液の分泌量が減るため、朝起きたときに口臭が気になることがあるでしょう。

マウスピースが汚れている

樹脂製のマウスピースは、食べ物の匂いや細菌が付着しやすい性質があります。

毎日長時間つけているため、適切に洗浄しないと、汚れが蓄積して口臭の原因となることがあります。

また、マウスピースに小さな傷がつくと、そこに細菌が入り込んで繁殖することもあります。

毎日の適切な洗浄と正しい取り扱いが、口臭予防には大切なのです。

マウスピース矯正中の口臭対策はどうする？

マウスピース矯正中の口臭は、日々の丁寧なケアで改善できるといえます

ここでは、日常生活で簡単にできる具体的な対策方法をご紹介します。継続して行うことで、快適な矯正生活を送りましょう。

マウスピースを正しく洗浄する

マウスピースを清潔に保つことは、口臭予防の基本です。以下の手順で、毎日丁寧にお手入れしましょう。

研磨剤入りの歯磨き粉はマウスピースに傷をつけてしまう可能性があるため、使用しないでください。

週に2〜3回、マウスピース専用の洗浄剤を使用すると、より清潔な状態を保つことができます。

口の中を清潔に保つ

マウスピースを装着する前に、お口の中を清潔にしておくことも、口臭予防には欠かせません。毎日の歯磨きに加えて、以下のケアを心がけましょう。

特に、舌の表面に白く付着する舌苔（ぜったい）は、口臭の原因となることがあります。専用の舌ブラシで優しく磨く習慣をつけましょう。

こまめに水分補給をする

口の中が乾燥すると細菌が繁殖しやすくなるため、こまめな水分補給が大切です。

マウスピース矯正中は、次のような方法で唾液の分泌を促すことを意識してみましょう。

特に寝る前の水分補給は、夜間の乾燥を軽減するのに役立ちます。

適切な水分補給は、唾液の質と量を改善し、お口の中の自浄作用を高めることにつながります。

マウスピース矯正中に避けるべき行動とは？

口臭対策のために良かれと思ってやっていることが、実は逆効果になってしまうことも。

ここでは、マウスピース矯正中に避けるべきNG行動について解説します。

研磨剤入りの歯磨き粉で洗う

マウスピースを洗うときに、研磨剤入りの歯磨き粉を使うのは避けましょう。

研磨剤がマウスピースの表面に細かい傷をつけ、その隙間に細菌が入り込んで繁殖する原因になる可能性があります。

傷ついたマウスピースは汚れがつきやすく、ニオイの温床となることも。マウスピースのお手入れには、中性洗剤や専用の洗浄剤を使用しましょう。

長時間にわたり連続装着する

マウスピースは1日20時間以上装着することが推奨されていますが、食事や歯磨きの際は必ず外して、お口の中とマウスピースの両方を清潔にすることが重要です。

長時間つけっぱなしにすると、口の中の環境が悪化し、口臭が強くなる可能性があります。

装着時間を守りつつ、しっかりとお手入れする時間を確保しましょう。

喫煙や過度な飲酒をする

喫煙や過度な飲酒は、マウスピース矯正中の口臭を悪化させる原因となることがあります。

タバコのヤニやタールはマウスピースに付着しやすく、強い臭いの原因になり得ます。

また、アルコールには口腔内を乾燥させる作用があるため、細菌の繁殖を促進してしまうことも。

マウスピース矯正中は、喫煙や過度な飲酒を控えることで、口臭のリスクを軽減することができます。

口臭が改善されない場合の対処法

「しっかりケアをしているのに、なかなか口臭が改善されない…」

そんな場合は、専門的なケアや歯科医師への相談も視野に入れましょう。

ここでは口臭が改善されない場合の対処法や、専門的なケア方法について詳しく解説します。

マウスピース専用洗浄剤で洗浄する

マウスピース専用の洗浄剤は、毎日のブラッシングだけでは落としきれない細菌やニオイの除去が期待できます。

つけ置きタイプの洗浄剤なら手軽に使用できるので、週に2〜3回程度の頻度で、洗浄しましょう。

熱いお湯に漬けるとマウスピースの劣化につながるため、注意してください。

歯科医師の定期診察を受ける

マウスピース矯正中は、歯科医の定期診察を受けましょう。

定期診察では、お口の中の清掃状態やマウスピースの状態をチェックしてもらえます。

また、ご自身では気づきにくい虫歯や歯肉炎などの口腔トラブルを早期に発見することも期待できます。

歯科医師の専門的なアドバイスを受けることで、口臭対策につながることもあるでしょう。

ほかの原因がある場合も

適切なケアを続けても口臭が改善されない場合は、他の原因が考えられるかもしれません。

内科的な疾患や、別の問題が原因となっている可能性も考えられます。

特に次のような症状がある場合は、早めに歯科医師に相談してください。

マウスピース矯正ならAND美容外科へ

AND美容外科は、マウスピース矯正をはじめとした豊富な矯正メニューをご用意しています。

AND美容外科は、医療の力で「短期間で結果を出す」ことをコンセプトに、さまざまな施術を提供しています。

無料カウンセリングでは丁寧にお悩みや目標をうかがい、あなたに合ったマウスピース矯正方法をご提案します。

カウンセリングのご予約は公式LINEにて24時間・365日受け付けています。

まずはお気軽にご相談ください。

マウスピース矯正（税込）

※自由診療（保険適用外）・税込価格
※副作用・リスク：歯肉の退縮や、歯根吸収、虫歯、歯周病、歯肉炎、歯の脱灰
※治療回数：2～24回、治療期間：3ヶ月～2年

マウスピース矯正についてよくある質問

マウスピース矯正のアタッチメントについての、よくある質問と回答を紹介します。