脂肪吸引のダウンタイムはどのくらい?術後に見られる腫れ・痛みの経過とは
「脂肪吸引に興味があるけど、どのくらい仕事を休む必要があるのかな」
「どのタイミングで仕事に復帰できるか、事前に把握しておきたい」
脂肪吸引を検討される方の中には、ダウンタイムの期間や症状について不安を感じている方もいるでしょう。
本記事では、脂肪吸引におけるダウンタイムの目安や過ごし方について、医師の臨床経験を踏まえてご紹介します。
施術部位ごとの特徴や回復の流れを把握し、検討材料の一つとして、ぜひ活用してください。
大阪大学皮膚科・形成外科
大阪警察病院形成外科勤務
愛媛大学医学部非常勤講師
インディアナ大学医学部解剖学講座講師
※本記事は2025年8月時点の情報をもとにまとめています。
※脂肪吸引は保険診療が適用されない自由診療となります。
※記事内の金額は税込です。
※脂肪吸引に用いられる機器の中には、国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていないものもあります。未承認の医薬品・医療機器については、「個人輸入において注意すべき医薬品等について」(厚生労働省)をご覧ください。
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脂肪吸引のダウンタイムは部位によってどう違うの?
脂肪吸引のダウンタイムは、施術を受ける部位によって異なります。
ここでは、回復までのおおよその期間を部位ごとにまとめました。
顔の脂肪吸引の場合
顔の脂肪吸引では、腫れやむくみが強く現れるのは術後2〜3日目が多く、その後は少しずつ落ち着いていきます。
多くの方が1週間程度で日常生活に復帰できる方が多く、完全な回復までは1〜3ヶ月程度が一般的です。
体の脂肪吸引の場合
お腹や太ももなどは吸引範囲が広く、回復にも時間がかかりやすい傾向があります。
2週間〜1ヶ月程度は腫れや痛みが持続することがあり、最終的な仕上がりまでには数ヶ月単位での経過観察が必要になる場合もあります。
部位別ダウンタイムの目安
以下に主要な部位別のダウンタイム目安をまとめました。
| 部位 | 日常生活復帰の目安 | 症状のピーク | 回復目安 |
|---|---|---|---|
| 顔 | 1週間 | 2〜3日目 | 1〜3ヶ月 |
| 腕 | 1〜2週間 | 3〜5日目 | 2〜4ヶ月 |
| お腹 | 2〜3週間 | 5〜7日目 | 3〜6ヶ月 |
| 太もも | 2〜4週間 | 1週間 | 3〜6ヶ月 |
ダウンタイム中にはどのような症状が現れるの?
脂肪吸引後のダウンタイムでは、体の自然な反応として、さまざまな症状が現れることがあります。
ここでは、実際によく見られる代表的な症状とその経過についてご紹介します。
腫れ・内出血
腫れは脂肪吸引後に最も多く見られる症状のひとつで、術後2〜3日目にピークを迎えることが一般的です。
その後は徐々に軽減し、約2週間程度で日常生活に支障がない程度まで落ち着いていきます。
また、内出血も同様に現れることがあり、顔の脂肪吸引の場合は首まで広がることがありますが、通常1〜2週間ほどで自然に吸収されていきます。
痛み・むくみ
術後は、筋肉痛や打撲痛のような鈍い痛みを感じることがあります。
多くの場合は医師から処方される鎮痛薬で十分にコントロール可能です。
むくみは麻酔液や体液の影響により一時的に強くなることがありますが、通常は数日〜数週間で徐々に改善していきます。
適切な圧迫固定やケアを行うことで、症状の緩和が期待できます。
拘縮(皮膚の硬さや違和感)
拘縮とは、術後の皮膚が一時的に硬く感じられたり、凹凸を感じる状態を指します。
これは術後1週間前後から現れることが多く、組織の回復過程で一時的に起こる正常な反応です。
多くの場合は数週間〜数ヶ月で自然に改善していきますが、医師の指導のもとでのマッサージやストレッチが回復を助けるとされています。
ダウンタイム中の過ごし方とセルフケアのポイントとは?
適切な過ごし方によって、回復のスピードや快適さが変わってきます。
医師の指示に従いながら、以下のポイントを意識して生活しましょう。
圧迫固定
脂肪吸引後は、医師の指示に従ってマスクやバンドなどで圧迫固定を行うことが重要です。
これは、腫れや内出血を抑え、皮膚のたるみを防ぎながら、仕上がりのラインをきれいに整えるために必要な処置です。
初めは締めつけ感や違和感を覚えることもありますが、適切な圧迫を続けることで回復がスムーズになり、トラブルの予防にもつながります。
不安を感じた際は無理せず、我慢するのではなく医師に相談しましょう。
冷却と安静の使い分け
術後48時間程度はアイスパックによる適度な冷却が有効です。
それ以降は長時間の冷却は避け、血行を促進するようにしましょう。
特に顔の脂肪吸引では、就寝時に枕を高めにして頭部を高い位置に保つことで、むくみの軽減につながります。
激しい運動や重労働は控え、安静に過ごすことが大切です。
生活習慣での注意点
ダウンタイム中は、以下の点に気をつけて過ごしましょう。
- 栄養バランスのとれた食事と水分摂取を心がける
- 飲酒・喫煙は一定期間控える(炎症悪化や治癒遅延の原因に)
- 処方薬は指示通りに服用する
小さな体調変化でも、不安があればすぐ医師に相談してください。
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脂肪吸引のダウンタイムについてよくある質問
脂肪吸引のダウンタイムに関する、よくある質問をまとめました。
- 仕事復帰はいつから可能ですか?
- マスクはいつまで着用する必要がありますか?
- 運動はいつから再開できますか?
- 効果が感じられるのはいつからですか?
- ダウンタイム中に注意すべき症状はありますか?
それぞれ解説します。
仕事復帰はいつから可能ですか?
デスクワークの場合、顔は1週間程度、体は2〜3週間程度で復帰が可能とされています。
ただし、接客業や人前に出る仕事の場合は、腫れや内出血が目立たなくなるまでタイミングを考慮し、少し余裕を持って調整しましょう。
マスクはいつまで着用する必要がありますか?
顔の脂肪吸引では、圧迫固定のため約1週間はマスクの着用が必要です。
その後も腫れや内出血を隠すために、2週間程度はマスクを着用される方もいらっしゃいます。
運動はいつから再開できますか?
軽いウォーキングは1週間後から、本格的な運動は1ヶ月後から再開可能です。
ただし、個人差があるため、医師の許可を得てから段階的に運動強度を上げていくことが大切です。
効果が感じられるのはいつからですか?
腫れが引いてくる2〜3週間後から効果を感じ始める方が多いです。
変化がしっかりと感じられるのは3〜6ヶ月後になるため、焦らずに経過を見守ることが重要です。
ダウンタイム中に注意すべき症状はありますか?
高熱、強い赤み、異常な痛みの増強などがある場合は、すぐに医師に相談してください。
また、内出血や腫れが予想以上に長引く場合も、定期検診で医師に確認してもらいましょう。
【脂肪吸引に関する法的記載事項】
治療内容:カニューレと呼ばれる細い管を皮下に挿入し、余分な皮下脂肪を直接吸引・除去する美容医療の施術です。運動や食事制限では落としにくい部分の脂肪を物理的に除去できるため、即効性のある部分痩せ・ボディラインの引き締めが可能です。
治療回数:1回(1部位10cm×10cm)
治療期間:2週間〜1ヶ月
※ダウンタイム(個人差あり)を含みます。
費用:220,000~418,000円
※部位・契約プランによって異なります。
主なリスク・副作用:内出血・腫れ・むくみ、皮膚のたるみ・凹凸、感染症、しこり・硬結、神経損傷・感覚異常、血腫・脂肪塞栓症、麻酔による合併症が起こる場合があります。
