子供のインビザライン矯正は何歳から?費用や効果を徹底解説
「子供の歯並びが気になるけれど、インビザライン矯正はどうなの?」
「インビザライン矯正をするとしたら何歳から?」
そんな疑問をお持ちの保護者の方は多いのではないでしょうか。
近年注目を集めているのが、透明なマウスピースを使用するインビザライン矯正です。
この記事では、子供のインビザライン矯正について、適応年齢から費用、効果まで詳しく解説していきます。
お子様に合った矯正方法を選択する際に参考にしてはいかがでしょうか。
東京医科歯科大学歯学部付属病院にて臨床研修医
東京医科歯科大学歯学部付属病院摂食機能構築学専攻生修了
医療法人社団世航会デンタルオフィス 分院長勤務
九段下スターデンタルクリニック 勤務
医療法人社団有心会クリア歯科モノリス院 勤務
南青山矯正歯科クリニック 院長
【資格】
インビザラインGo ディプロマ取得
スリーアイインプラント ディプロマ取得
Biotouch Japan dental lip course ディプロマ取得
terna japan ヒアルロン酸注入・ボツリヌス治療 ディプロマ取得
※本記事は2025年10月時点の情報をもとにまとめています。
※インビザライン矯正は保険診療が適用されない自由診療となります。
※記事内の金額は税込です。
※インビザライン矯正に用いられる装置の中には、国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていないものもあります。未承認の医薬品・医療機器については、「個人輸入において注意すべき医薬品等について」(厚生労働省)をご覧ください。
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子供のインビザライン矯正は何歳から始められる?
お子様のインビザライン矯正を検討する際、まず気になるのが適応年齢でしょう。
子供向けのインビザライン・ファーストは、6歳から10歳頃までのお子様が対象となっています(※)。
ただし、年齢だけでなく歯の生え変わり状況も重要な判断基準になります。
※参考:https://www.invisalign.co.jp/consumer/invisalign-first
インビザライン・ファーストの適応条件とは
インビザライン・ファーストを始めるには、以下の条件を満たしている必要があるといわれています。
- 第一大臼歯が少なくとも2本生えていること
- 切歯(前歯)が2本以上生えていること
- 乳歯と永久歯が混在している混合歯列期であること
これらの条件を満たしていれば、乳歯と永久歯が混在している時期でも施術を開始できるでしょう。
ただし、お子様の歯の成長には個人差があるため、実際の適応については歯科医院での検査が必要になるでしょう。
従来のワイヤー矯正と比較した開始時期の違い
従来のワイヤー矯正では、永久歯が生えそろう12歳頃まで開始を待つのが一般的でした。
インビザライン・ファーストでは乳歯がまだ残る混合歯列期から施術を始められる点で選ばれるケースが多いようです。
早期に施術を開始することで、顎の成長を活かしながら歯並びを整えていくことが期待できるからです。
成長期の顎の発育を促しながらの歯列矯正となるため、将来的な抜歯リスクも軽減できるかもしれません。
適応年齢を過ぎたらインビザラインはできない?
10歳を過ぎてしまった場合でも、インビザライン矯正を諦める必要はないでしょう。
中学生以上のお子様には、大人と同じインビザラインシステムを適用することができるとされているからです。
永久歯が生えそろった段階での施術となるため、より精密な歯の移動が可能になるでしょう。
ただし、成長期を活用した顎の拡大効果は期待できないため、症例によってはワイヤー矯正の方が適している場合もあるようです。
子供のインビザライン矯正にかかる費用はどのくらい?
インビザライン矯正を検討する際、費用面での不安を感じる保護者の方もいらっしゃるでしょう。
子供のインビザライン矯正の費用相場は、約45万円から120万円程度となっています。
費用は歯科医院や症例の複雑さによって異なるため、複数の医院で相談し比較することをおすすめします。
費用の内訳と相場を詳しく解説
インビザライン矯正の費用は、以下のような内訳になっています。
| 項目 | 費用相場 | 詳細 |
|---|---|---|
| 初回カウンセリング | 無料〜5,000円 | 多くの医院で無料実施 |
| 診断・検査費 | 3万円〜5万円 | レントゲン、歯型採取等 |
| マウスピース製作費 | 40万円〜95万円 | 症例により変動 |
| 調整費(月1回) | 2,000円〜1万円 | 通院ごとに必要 |
| 保定装置代 | 1万円〜5万円 | 後戻り防止用 |
施術期間は症例により異なりますが、一般的に8ヶ月から1年6ヶ月程度となるため、調整費の総額も考慮して予算を立てることが大切です。
医療費控除の活用方法
インビザライン矯正は医療費控除の対象となる可能性があります。
年間の医療費が10万円を超える場合など一定の条件を満たせば、確定申告時に控除を受けることができる制度です。
ただし、美容目的ではなく機能改善を目的とした医療的施術である必要があるため、医師から診断書を取得しておくことをおすすめします。
控除を受ける際は、領収書や診断書などの書類を大切に保管しておきましょう。
インビザライン矯正の費用を抑えるためのポイント
インビザライン矯正の費用を抑えるためには、いくつかのポイントがあります。
まずは複数の歯科医院で見積もりを取得し、費用や施術内容を比較検討することが重要です。
また、部分的な矯正ですむ場合は、全体矯正よりも費用を抑えることができる可能性があります。
分割払いやデンタルローンを活用できる医院も多いため、支払い方法についても相談してみてください。
子供のインビザライン矯正にはどのような効果が期待できる?
「本当にマウスピースだけで歯並びが良くなるの?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
インビザライン・ファーストは、歯並びの改善と同時に顎の成長に影響を与える効果も期待できる矯正方法です。
従来の矯正とは異なるアプローチで、お子様の健全な口腔発育をサポートします。
歯並び改善における具体的な効果
インビザライン・ファーストでは、以下のような歯並びの問題に対応できるとされています。
- 前歯の軽度な叢生(ガタガタ)
- 上下の歯の咬み合わせのズレ
- 前歯の突出
- 隙間歯(すきっ歯)
- 交叉咬合(下の歯が上の歯より前に出ている)の軽度なケース
特に成長期のお子様では、顎の成長に合わせて歯の移動を進められる効果も期待できると考えられているため、将来的により良い咬み合わせへつながる可能性があります。
ただし、重度の不正咬合や骨格的な問題がある場合は、ワイヤー矯正の方が適しているケースもあります。
顎の成長促進と機能面での改善
インビザライン・ファーストの特徴的な効果として、顎の成長に沿って歯列矯正を進められる点が挙げられるでしょう。
マウスピースには歯列を広げる機能が組み込まれており、狭い顎を適切な大きさに広げる効果が期待できます。
これにより、将来的な抜歯リスクを軽減し、より自然な歯並びへと導く可能性があります。
また、正しい舌の位置づけや呼吸機能の改善なども期待できるでしょう。
心理面・社会面でのプラス効果
歯並びの改善は、お子様の心理面にも良い影響を与えるでしょう。
透明なマウスピースはワイヤー矯正より目立ちにくいため、お友だちや周囲の人に気づかれる心配を軽減しながら矯正を進めることもできるからです。
また、混合歯列期から始められることから、早期に目標とする歯並びを手に入れられるため、歯並びを気にせず自信を持って笑顔を見せられるプラス効果もあるでしょう。
歯並びの改善は、学校生活を送るうえで正しい発音をしやすくなる、食事の際は咀嚼しやすくなるといった効果も期待できるのではないでしょうか。
子供のインビザライン矯正のメリット・デメリット
インビザライン矯正を選択する前に、メリットとデメリットを十分理解しておくことが大切です。
お子様の性格や生活習慣を考慮して、矯正方法を選択することがスムーズな施術につながるでしょう。
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
インビザライン矯正のおもなメリット
インビザライン矯正には、従来のワイヤー矯正にはないメリットがあります。
まず、透明なマウスピースのため目立ちにくく、お子様が矯正していることを周囲に気づかれにくい点が挙げられます。
痛みも従来の矯正より少ない傾向にあります。
取り外しが可能なため、食事や歯磨きは普段通り行え、虫歯のリスクを抑えることにもつながります。
また、金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がないことも安心材料の一つです。
注意すべきデメリットと課題
一方で、インビザライン矯正にはいくつかのデメリットも存在します。
最も重要なのは、1日20〜22時間の装着時間を守る必要があることです。
お子様の自己管理能力と、保護者のサポートが施術の進行に影響すると考えられます。
また、取り外しができるゆえに紛失や破損のリスクもあり、追加費用が発生する可能性があります。
適応症例に限りがあるため、すべての歯並びの問題に対応できるわけではない点も理解しておく必要があるでしょう。
インビザライン矯正をスムーズに進める重要なポイント
インビザライン矯正をスムーズに進めるためには、いくつかの重要なポイントがあります。
装着時間の管理については、アラーム機能付き専用アプリの活用をおすすめします。
学校での取り外しについては、事前に先生と相談し、給食時の管理方法を決めておきましょう。
定期的な歯科医院での検診は欠かさず受け、マウスピースの適合性や歯の移動状況をチェックしてもらうことも大切です。
家族でお子様の矯正をサポートする体制を整えることが、スムーズな施術につながるでしょう。
インビザライン矯正ならAND美容外科へ
AND美容外科は、インビザライン矯正をはじめとした豊富な矯正メニューをご用意しています。
AND美容外科は、医療の力で「短期間で結果を出す」ことをコンセプトに、さまざまな施術を提供しています。
無料カウンセリングではていねいにお悩みや目標をうかがい、あなたに合ったインビザライン矯正の方法をご提案します。
カウンセリングのご予約は公式LINEにて24時間・365日受け付けています。
まずはお気軽にご相談ください。
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■マウスピース矯正(税込)
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| インビザラインGo(片顎) | 572,000円 |
| インビザラインGo(両顎) | 748,000円 |
| 初診料(カウンセリング) | 5,500円 |
| クリンチェック | 44,000円 |
| リテーナー(片顎) | 44,000円 |
| リテーナー(両顎) | 88,000円 |
| 毎回の診察料 | 5,500円/回 |
※自由診療(保険適用外)・税込価格
※副作用・リスク:歯肉の退縮や歯根吸収、虫歯、歯周病、歯肉炎、歯の脱灰
※治療回数:2~24回、治療期間:3ヶ月~2年
詳しい情報を見る
子供のインビザライン矯正についてよくある質問
子供のインビザライン矯正について、よくある質問にお答えします。
マウスピースを嫌がる子供にはどう対処すればよいですか?
最初はお子様が違和感を感じることもありますが、多くの場合1〜2週間で慣れるとされています。
装着時間を段階的に延ばしていく方法や、お気に入りのキャラクターシールでマウスピースケースをデコレーションするなど、楽しみながら取り組める工夫をしてみてください。
スポーツをする際はどうすればよいですか?
接触系のスポーツではリスクを避けるため取り外すことが推奨されます。
ただし、装着時間を確保するため、スポーツ後は速やかに装着するよう心がけることが重要です。
インビザライン矯正中の食事制限はありますか?
マウスピースを取り外して食事をするため、基本的に食事制限は少ないとされています。
ただし、硬すぎる食べ物は歯に負担をかける可能性があるため、適度な注意は必要です。
効果が実感できるまでどのくらいかかりますか?
個人差がありますが、多くの場合2〜3ヶ月程度で変化を実感し始めるとされています。
定期的な写真撮影で記録を残しておくと、変化がより分かりやすくなります。
【マウスピース矯正に関する法的記載事項】
施術内容:マウスピース矯正は、透明なマウスピース型の装置を用いて歯並びを整える矯正治療です。短期間での改善を目指せる「インビザラインGo」は、前歯の軽度な乱れやすき間など、特定の症状に対応したプログラムです。
標準的な治療回数:2〜24回
標準的な治療期間:3か月~2年(治療回数、期間には個人差があります)
標準的な費用:572,000〜841,500円
おもなリスク:副作用:歯肉の退縮や、歯根吸収、虫歯、歯周病、歯肉炎、歯の脱灰
※マウスピース型矯正システム「インビザラインGO」は未承認機器です。
※入手経路等:アメリカのAlign Technology, Inc.が開発した製品を、正規の販売代理店を通じて入手しています。
輸入された医薬品などの使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/health_damage/index.html
※国内の承認医薬品等の有無:国内にもマウスピース型矯正装置として医薬品医療機器等法の承認を受けているものは複数存在します。
※医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の対象外となります。
※諸外国における安全性等に係る情報:重大な副作用についての報告はありません。
