植毛で刈り上げは必須?術後の注意点や刈り上げない施術を解説
「植毛に興味があるけど、刈り上げが必要なの?」「仕事や周りの人にバレずに植毛したいので刈り上げはしたくない…」
このように、植毛の「刈り上げ」に不安を感じている方は多いのではないでしょうか。
かつては植毛時に刈り上げすることが一般的でしたが、最近では刈り上げを最小限に抑える技術や、まったく刈らないで施術できる場合もあります。
この記事では、植毛における刈り上げの必要性から、刈らない方法、それぞれの施術の特徴や術後のケアまで、わかりやすく解説します。
大阪大学皮膚科・形成外科
大阪警察病院形成外科勤務
愛媛大学医学部非常勤講師
インディアナ大学医学部解剖学講座講師
※本記事は2025年12月時点の情報をもとにまとめています。
※植毛は保険診療が適用されない自由診療となります。
※記事内の金額は税込です。
※植毛に用いられる機器の中には、国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていないものもあります。未承認の医薬品・医療機器については、「個人輸入において注意すべき医薬品等について」(厚生労働省)をご覧ください。
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植毛で刈り上げをするのはなぜ?
植毛で刈り上げを行うのには、主に以下のような理由があります。
- より自然で美しい仕上がりを目指すため
- 施術の精度を高めるため
- 衛生的に施術を行うため
- 術後の経過をスムーズにするため
これらの理由を知ることで、ご自身に合った施術方法を選ぶヒントになるはずです。
髪を的確に採取するため
植毛では、髪の毛を採取する後頭部などを「ドナー部位」と呼びます。
このドナー部位から毛髪を採取する際、髪が長いままだと、毛根がどこにあるか、どの角度で生えているかを正確に確認するのが難しくなることがあります。
髪を短く刈り上げることで、毛根を正確に、ダメージ少なく採取できるようになり、移植した髪の「生着率」を高めることにつながるのです。
衛生管理と感染リスク対策のため
医療行為である植毛では、衛生管理がとても大切です。
ドナー部位を清潔に保つことで、細菌感染のリスクを減らすことができるのです。
特に、毛根を採取したり、移植したりする際に髪の毛が邪魔にならないようにする目的もあります。
術後のケアと経過観察のため
植毛後のケアは、せっかく移植した髪をしっかり根付かせるためにとても重要です。
刈り上げた部位は、移植した毛根の状態や傷の治り具合を確認しやすくなります。
クリニックから指示された薬を塗ったり、シャンプーで洗う際にも、スムーズに行えるでしょう。
植毛方法によって刈り上げの範囲は違う
植毛にはおもに次のような方法があります。
- FUE法
- FUT法
- DHI法
方法によって、それぞれ刈り上げの範囲や程度が異なります。
ご自身のライフスタイルや希望に合わせて、どの方法が合っているか考えてみましょう。
FUE法は広範囲に刈り上げる
「FUE法(Follicular Unit Extraction)」は、毛根を一つひとつ採取する方法です。
一般的には、ドナー部位(毛髪を採取する部分)全体を広範囲に刈り上げる必要があります。
採取した後の傷跡は、毛穴一つひとつが点状になるため、髪が伸びてくれば目立ちにくくなるのが特徴です。
FUT法は帯状に刈り上げる
「FUT法(Follicular Unit Transplantation)」は、頭皮を帯状に切除して毛根を採取する方法です。
刈り上げは帯状に切り取った範囲に限定されるため、FUE法に比べると刈り上げ範囲は狭くなります。
ただし、傷跡は縫合した部分に線状に残る可能性があるため、将来的に髪を短くしたいと考えている方には、少し考慮が必要かもしれません。
DHI法は刈り上げの範囲が少ない
「DHI法(Direct Hair Implantation)」は、専用器具を使用して毛根の採取と移植を同時に行う方法です。
この方法では、従来の植毛に比べて刈り上げの範囲を抑えられる場合があります。
さらに、近年は「ノンシェーブン植毛」と呼ばれる、既存の髪をほとんど刈り上げずに施術する方法も注目されています。
刈り上げを目立ちにくくする方法もある
近年の技術では、刈り上げの範囲を最小限にしたり、まったく刈り上げずに施術する方法もあります。
「どうしても刈り上げは避けたい」「周りにバレたくない」という方は、参考にしてください。
刈り上げをしないノンシェーブンFUE法
「ノンシェーブンFUE法」は、ドナー部位の髪をある程度の長さを残したまま、毛根を採取していく技術です。
採取した部分を周りの髪で自然にカバーできるため、見た目の変化を最小限に抑えられます。
しかし高い技術力と時間がかかるため、通常の植毛よりも費用が高くなる傾向があります。
最低限の部分刈り上げる方法もある
全体を刈り上げるのではなく、毛根の採取に必要な最低限の範囲だけを短く刈る方法もあります。
周りの長い髪で刈り上げた部分を隠すことができるため、日常生活への影響を軽減できます。
事前に美容師さんと相談して、刈り上げ部分をカバーできるスタイルを検討してみるのも良いでしょう。
段階的な施術なら刈り上げが目立ちにくい
一度にたくさんの毛根を採取するのではなく、数回に分けて施術を行う方法もあります。
毎回刈り上げる範囲を限定することで、見た目への影響を分散させることができます。
時間と費用はかかりますが「周りの目を気にしたくない」「少しずつ自然に増やしていきたい」という方には、有効な選択肢となるでしょう。
術後の注意点とケアで気をつけるべきこと
植毛後の適切なケアは、良い結果を出すためにとても大切です。
特に刈り上げをした部分は、正しい方法でケアすることが重要です。
洗髪は優しくおこなう
術後の洗髪は、移植した毛根を傷つけないように優しく行うことが大切です。クリニックから指示されたシャンプーを使い、強くこすらず、そっと洗い流しましょう。
刈り上げ部分にできたかさぶたは、無理に剥がさず、自然に剥がれ落ちるのを待つことが大切です。
運動や紫外線を避ける
術後しばらくは、激しい運動や、頭に衝撃が加わるようなことは避けてください。
紫外線は頭皮に刺激を与えることがあるため、外出時には帽子をかぶるなど、紫外線対策を心がけてください。
帽子をかぶるときは、締め付けがきつすぎないか確認し、移植部位を圧迫しないように注意しましょう。
髪型で刈り上げ部分をカバーする
刈り上げた部分が気になる期間は、ヘアスタイルで自然にカバーしてみましょう。
美容師さんと相談して、周りの髪で刈り上げ部分をうまく隠せるようなスタイルを提案してもらいましょう。
見た目を気にせず過ごすためには、一時的にヘアピースや部分ウィッグなどを活用するのもいいでしょう。
植毛方法の選び方と費用
植毛方法を選ぶ際は、刈り上げの範囲だけでなく、費用や効果などを総合的に考えて、ご自身に合ったものを見つけることが大切です。
以下で、植毛方法の選び方のヒントを紹介します。
費用と効果のバランスを考慮しよう
ノンシェーブン植毛やDHI法のような、刈り上げを抑える技術は、一般的に従来の方法よりも費用が高くなる傾向があります。
しかし「周りの目を気にせずに済む」というメリットを重視する方にとっては、その追加費用に見合う価値があるといえるでしょう。
カウンセリングの際に、予算や希望をしっかり伝え、どのような方法が最適か相談することが重要です。
クリニック選びのポイント
植毛のクリニック選びは、施術の結果を左右する大切な要素です。ノンシェーブン技術や部分刈り上げに対応できるクリニックを選ぶことで、より希望に沿った施術が受けられる可能性が高まります。
医師の技術力や症例実績、術後のアフターケアなど、様々な点を考慮して、信頼できるクリニックを選びましょう。
ダウンタイムも考慮する
施術方法によって、回復にかかる期間(ダウンタイム)は異なります。刈り上げの範囲が広い場合は、髪が自然な長さに戻るまでの期間を考慮する必要があります。
お仕事や社会活動への復帰時期を事前に計画し、必要に応じて休暇をとったり、帽子などでカバーする期間を想定しておくと安心です。
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■AGA治療
| 薬品名 | 1ヶ月 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | 12ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|
| ミノキシジル5mg | ¥3,080 | ¥6,160 | ¥8,316 | ¥15,400 | ¥30,492 |
| フィナステリド1mg | ¥4,730 | ¥9,460 | ¥12,771 | ¥23,650 | ¥46,827 |
| ミノキシジル5mg フィナステリド1mg |
¥7,700 | ¥15,400 | ¥20,790 | ¥38,500 | ¥76,230 |
※処方:医薬品のため、処方には医師の診療が必要です。診療は無料ですのでお気軽にご来院下さい。
※服用方法:1日1回少量の水で服用します。
※リスク・副作用:食欲減退・全身倦怠感(肝機能障害)・性欲減退・勃起機能不全・乳房障害・抑うつ症状
※処方にあたっては、事前に血液検査にて肝機能や腎機能などの状態を確認させていただく場合があります。医師が服用を中止したほうがよいと判断した際は、その指示に従っていただくことになります。
※服用中は、献血することができません。服用中止から1ヵ月以上経過していれば、献血が可能です(妊娠または妊娠している可能性のある婦人および授乳中の婦人の体内にフィナステリド・ディタステリド成分が入るのを防ぐためとされています)。
■自然植毛(FUE法)
| シェーブン法 | 基本治療費用 | 220,000円 |
|---|---|---|
| グラフト費用 | 990円 | |
| ノンシェーブン法 | 基本治療費用 | 220,000円 |
| グラフト費用 | 1,650円 |
詳しい情報を見る
植毛についてよくある質問
植毛についてよくある質問と回答を紹介します
植毛後の髪はいつになったら元の長さに戻る?
刈り上げた部分の髪が元の長さに戻るまでには、個人差がありますが、一般的には2〜4か月程度かかります。
髪の毛は1か月に約1cm伸びるといわれているので、刈り上げの長さによっても戻る期間は変わってきます。
ノンシェーブン植毛の成功率は通常の植毛と同じ?
ノンシェーブン植毛は、より高い技術と経験が必要です。
クリニックの症例実績や、医師の技術力を事前にしっかりと確認することが大切です。
植毛の傷跡は完全に消える?
FUE法の小さな点状の傷跡は、時間が経てば目立ちにくいでしょう。
FUT法の線状の傷跡も、適切な縫合技術によって目立たなくすることが可能です。
完全に消えるかどうかは個人の体質によりますが、日常生活に支障のない程度まで改善が期待できます。
【ミノキシジルに関する法的記載事項】
治療内容:主にAGA(男性型脱毛症)や薄毛治療において、頭皮や毛包への血流を増加させ栄養供給を改善し、毛髪の成長期を延長させることで発毛を促進します。
標準的治療期間・回数:3~12ヶ月
標準的な費用:5,000〜15,000円/月(処方量・製剤により変動)
主なリスク・副作用:動悸・頻脈、血圧低下・めまい、浮腫(むくみ)、体重増加、心不全の悪化、頭痛、倦怠感、吐き気、眠気
使用薬剤:Dongkwang MINOXIDIL Tab. 5mg(未承認薬)
※入手経路:Dongkwang Pharm. Co., Ltd.より医師が個人輸入しております。個人輸入された医薬品などの使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/health_damage/index.html
※国内の承認医薬品等の有無:同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
※医薬品副作用被害救済制度について・生物由来製品感染等被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
※諸外国における安全性等に係る情報:現在、重大なリスクは報告されておりません。
【デュタステリドに関する法的記載事項】
治療内容:男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」の産生を抑制することで進行を遅らせます。
標準的治療期間・回数:3~12ヶ月
標準的な費用:6,000〜12,000円/月
主なリスク・副作用:性欲減退、勃起機能障害、射精障害、精子数減少(妊活中は注意)、乳房の張り・女性化乳房、肝機能障害、抑うつ気分、倦怠感、妊婦は薬剤への接触禁止(胎児への影響リスクあり)
使用薬剤:デュタステリドは承認薬です。
【フィナステリドに関する法的記載事項】
治療内容:脱毛を引き起こすジヒドロテストステロン(DHT)の生成を阻害し、薄毛の改善に効果が期待できます。
標準的治療期間・回数:3~6ヶ月
標準的な費用:5,000〜8,000円/月
主なリスク・副作用:性欲減退、勃起機能障害、精子数減少(妊活中は注意)、乳房の張り・女性化乳房、肝機能障害、抑うつ気分、倦怠感、妊婦は薬剤への接触禁止(胎児への影響リスクあり)
【植毛(シェーブン法)に関する法的記載事項】
治療内容:後頭部や側頭部の髪の毛を採取し、うす毛や抜け毛が気になる箇所に移植する手術です。シェーブン法では、ドナーとなる部分の毛髪を短く刈り上げて(シェービングして)から株を採取します。
標準的な治療期間:12ヶ月程度
標準的な治療回数:5~7回程度
標準的な費用:660,000〜1,980,000円(税込)
主なリスク・副作用:腫れ・内出血、赤み・かさぶた、痛み・違和感、ショックロス(移植毛や周囲の毛の一時脱毛)、感染、瘢痕
※当院で使用するFUE SYSTEMは未承認機器です。
※入手経路等:当院で取り扱うFUE SYSTEMは国内販売代理店経由で入手しています。
※国内の承認医薬品等の有無:同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
※医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の対象外となります。
※諸外国における安全性等に係る情報:重大な副作用についての報告はありません。
【植毛(ノンシェーブン法)に関する法的記載事項】
治療内容:後頭部や側頭部の髪の毛を採取し、うす毛や抜け毛が気になる箇所に移植する手術です。
標準的な治療期間:12ヶ月程度
標準的な治療回数:6~8回程度
標準的な費用:935,000〜3,180,000円(税込)
主なリスク・副作用:腫れ・内出血、赤み・かさぶた、痛み・違和感、ショックロス(移植毛や周囲の毛の一時脱毛)、感染、瘢痕
※当院で使用するFUE SYSTEMは未承認機器です。
※入手経路等:当院で取り扱うFUE SYSTEMは国内販売代理店経由で入手しています。
※国内の承認医薬品等の有無:同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
※医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の対象外となります。
※諸外国における安全性等に係る情報:重大な副作用についての報告はありません。
