植毛・AGA

【植毛】1000株はどのくらい?費用相場や施術の流れを徹底解説

「植毛1000株は実際どのくらいの範囲をカバーできる?」
「費用はどれくらいかかるか心配」

このような疑問を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

薄毛や男性型脱毛症(AGA)に悩む方にとって、植毛は選択肢の一つですが、1000株という数字だけではイメージしにくいものです。

この記事では、植毛における1000株とは具体的にどれくらいの本数なのか、また適応範囲や費用相場について詳しく解説します。

さらに、施術の流れから注意点まで、植毛を検討中の方に役立つ情報をわかりやすくお伝えしていきます。

監修者
AND美容外科 監修医師/韓国美容外科学会会長
林 鍾学
【経歴】
大阪大学皮膚科・形成外科
大阪警察病院形成外科勤務
愛媛大学医学部非常勤講師
インディアナ大学医学部解剖学講座講師

※本記事は2025年9月時点の情報をもとにまとめています。
※植毛は保険診療が適用されない自由診療となります。
※記事内の金額は税込です。
※植毛施術に用いられる機器の中には、国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていないものもあります。未承認の医薬品・医療機器については、「個人輸入において注意すべき医薬品等について」(厚生労働省)をご覧ください。

植毛1000株って実際どのくらいの本数になるの?

植毛において1000株(1000グラフト)という単位をよく耳にしますが、多くの方が「どのくらい髪の毛が増えるのか」と疑問に思われるでしょう。

ここでは、植毛1000株でどれくらい毛髪が増えるのか、どれくらいの範囲がカバーできるのかを具体的に紹介していきましょう。

1株(1グラフト)に含まれる毛髪の本数

植毛では「株」または「グラフト」という単位で移植する毛髪の量を表しますが、これは毛根の単位を指しています。1株(1グラフト)には通常1本から4本の毛髪が含まれています。

1000株でカバーできる範囲と適応部位

1000株で対応可能とされる範囲について、具体的な部位別に見ていきましょう。

前頭部のM字部分:軽度から中度の薄毛改善に期待できる範囲

頭頂部:500円玉サイズ程度の範囲をカバー

上記が部位別の目安となり、植毛1000株は限定的な範囲への施術に適しているとされています。

他のグラフト数との比較で見る1000株の位置づけ

植毛のグラフト数は、一般的に500株から3000株程度の範囲で施術に用いられます。

500株は部分的な薄毛改善に、2000株以上は広範囲の薄毛改善に適用されることが多いようです。

1000株はちょうど中間的な位置づけとなり、初めて植毛を検討される方や、部分的な密度アップを希望される方に選ばれることが多いグラフト数となります。

植毛の費用相場はいくら?

植毛にかかる費用について、多くの方が気になるポイントの一つでしょう。

自由診療である植毛の費用は、クリニックによって異なりますが、一定の相場があります。

植毛の費用相場について

2025年時点での植毛の費用相場は、1000株で約80万円から160万円程度となっています。

この価格帯は基本施術料と1グラフトあたりの単価を組み合わせた料金体系で算出されます。

クリニックによって80万円以上の差が生じる場合もあるため、複数のクリニックでカウンセリングを受けて比較することが重要です。

植毛料金の内訳と計算方法

植毛の料金体系について詳しく見ていきましょう。

多くのクリニックでは「基本施術料+グラフト単価×移植本数」という計算式を採用し、植毛施術の料金を設定しています。

  • 基本施術料:20万円〜40万円程度
  • 1グラフト単価:600円〜1700円程度
  • その他費用:麻酔代、薬代など

費用を抑える方法

植毛費用を抑える方法として、いくつかの選択肢があります。

クリニックのモニター制度を活用することで、通常料金の10%〜30%程度の割引を受けられる場合があるでしょう。

また、医療ローンを利用することで月々の負担を軽減できる可能性があり、多くのクリニックが提携ローン会社を紹介しています。

植毛の施術の流れは実際どうなのか?

植毛施術を受ける際の具体的な流れについて、FUE法(※)を例に初回相談から術後のケアまで詳しく解説します。

施術全体の流れを理解することで、不安を軽減して植毛に臨めるでしょう。

※FUE法:毛包を一つずつ採取・移植する方法でメスを使わないため傷跡が目立ちにくい植毛方法
参考:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/16393599/

カウンセリングから施術決定まで

植毛の第一歩となるカウンセリングでは、現在の毛髪状態を詳しく診察します。

医師が薄毛の進行度合いを確認し、あなたの希望に応じた施術プランを提案してくれます。

無料カウンセリングを実施しているクリニックが多いため、複数のクリニックで相談し比較することをおすすめします。

施術当日の流れと所要時間

植毛施術当日は、通常4時間から8時間程度の時間を要します。

まず局所麻酔を行い、後頭部から健康な毛根を採取する工程から始まります。

採取した毛根を移植する部位にていねいに植え込んでいく作業が続き、施術終了後は注意事項の説明を受けて帰宅となるケースが多いです。

術後のケアと経過観察

施術後のケアは、植毛の施術を受けるうえで重要な要素の一つとなります。

術後1週間程度は移植部位を濡らさないよう注意が必要で、洗髪方法についても植毛施術後専用の指導を受けます。

定期的な経過観察により、移植した毛根の定着状況を確認します。都度、必要に応じてアドバイスを医師から受けられるでしょう。

植毛1000株を検討する前に知っておきたいことは?

植毛1000株を検討される前に、押さえておきたいポイントがいくつかあります。

以下に紹介する条件や内容を事前に把握することで、より自分に合った選択につながるでしょう。

植毛可能な毛髪が十分にあるか確認する

植毛が適用される条件として、移植に使用できる後頭部の毛髪が十分にあることが前提となります。

AGAの進行が安定している状態(AGA治療によって抜け毛が減少し、髪の毛のボリュームが維持されている)での施術が望ましく、年齢的には20代後半以降が一般的と されています。

女性の場合も植毛は可能とされていますが、男性とは異なる脱毛パターンのため、専門医による詳しい診断が必要です。

植毛のメリットとリスクを理解しておく

植毛のメリットとして、自然な仕上がりと長期的な効果が期待できることが挙げられます。

一方で、手術に伴うリスクも存在し、感染症や移植毛の生着不良などの可能性があります。髪が豊かだった頃と同じ毛量になるとは限りません。

事前にリスクについて十分な説明を受け、納得したうえで施術を受けることが大切です。

他のAGA施術との比較検討が重要

植毛以外のAGA施術との比較も重要な検討要素です。

内服薬や外用薬による薬物施術は継続が必要ですが、手軽に始めやすいとされるのが特徴です。

施術方法
費用目安
継続性
植毛
80万円〜160万円
長期的
内服薬
月3000円〜8000円
継続必要
外用薬
月5000円〜15,000円
継続必要

植毛についてよくある質問

植毛施術についてよくある質問にお答えします。

植毛後の定着率はどのくらいですか?

一般的に植毛後の定着率は90%以上とされています(※)。

個人の体質や術後のケアによって差が生じる場合があるため、医師の指示に従いましょう。

※参考:https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11566358/

植毛後の飲酒はいつから可能ですか?

飲酒は血流や腫れに影響を与える可能性があるため、一定期間控えることが推奨されます。

飲酒で血流が良くなると、以下のトラブルが生じる可能性があるからです。

  • 移植した部分のかさぶたが出血しやすくなる
  • 術後の患部の腫れがひどくなることがある

一般的に、術後1週間程度はお酒を控えると良いといわれていますが、再開時期は、経過や体調を踏まえて医師に確認しましょう。

植毛後にかゆみが出た場合の対処は?

植毛後のかゆみは、回復過程で出ることがあります。頭皮がデリケートな状態になっていると思われるので、刺激を与えないよう強くかかないように注意が必要です。

症状が強い場合は、早めに医師へ相談することをおすすめします。

植毛施術ならAND美容外科へ

AND美容外科は、植毛施術をはじめとした豊富な美容医療メニューをご用意しています。

AND美容外科は、医療の力で「短期間で結果を出す」ことをコンセプトに、さまざまな施術を提供しています。

無料カウンセリングではていねいにお悩みや目標をうかがい、あなたに合った薄毛治療の方法をご提案します。

カウンセリングのご予約は公式LINEにて24時間・365日受け付けています。

まずはお気軽にご相談ください。

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AGA治療
薬品名
1ヶ月
2ヶ月
3ヶ月
6ヶ月
12ヶ月
ミノキシジル5mg
¥3,080
¥6,160
¥8,316
¥15,400
¥30,492
フィナステリド1mg
¥4,730
¥9,460
¥12,771
¥23,650
¥46,827
ミノキシジル5mg
フィナステリド1mg
¥7,700
¥15,400
¥20,790
¥38,500
¥76,230

※処方:医薬品のため、処方には医師の診療が必要です。診療は無料ですのでお気軽にご来院下さい。
※服用方法:1日1回少量の水で服用します。
※リスク・副作用:食欲減退・全身倦怠感(肝機能障害)・性欲減退・勃起機能不全・乳房障害・抑うつ症状
※処方にあたっては、事前に血液検査にて肝機能や腎機能などの状態を確認させていただく場合があります。医師が服用を中止したほうがよいと判断した際は、その指示に従っていただくことになります。
※服用中は、献血することができません。服用中止から1ヵ月以上経過していれば、献血が可能です(妊娠または妊娠している可能性のある婦人および授乳中の婦人の体内にフィナステリド・ディタステリド成分が入るのを防ぐためとされています)。

自然植毛(FUE法)
シェーブン法
基本治療費用
220,000円
グラフト費用
990円
ノンシェーブン法
基本治療費用
220,000円
グラフト費用
1,650円
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【ミノキシジルに関する法的記載事項】
治療内容:主にAGA(男性型脱毛症)や薄毛治療において、頭皮や毛包への血流を増加させ栄養供給を改善し、毛髪の成長期を延長させることで発毛を促進します。
標準的治療期間・回数:3~12ヶ月
標準的な費用:5,000〜15,000円/月(処方量・製剤により変動)
主なリスク・副作用:動悸・頻脈、血圧低下・めまい、浮腫(むくみ)、体重増加、心不全の悪化、頭痛、倦怠感、吐き気、眠気
使用薬剤:Dongkwang MINOXIDIL Tab. 5mg(未承認薬)
※入手経路:Dongkwang Pharm. Co., Ltd.より医師が個人輸入しております。個人輸入された医薬品などの使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/health_damage/index.html
※国内の承認医薬品等の有無:同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
※医薬品副作用被害救済制度について・生物由来製品感染等被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
※諸外国における安全性等に係る情報:現在、重大なリスクは報告されておりません。

【デュタステリドに関する法的記載事項】
治療内容:男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」の産生を抑制することで進行を遅らせます。
標準的治療期間・回数:3~12ヶ月
標準的な費用:6,000〜12,000円/月
主なリスク・副作用:性欲減退、勃起機能障害、射精障害、精子数減少(妊活中は注意)、乳房の張り・女性化乳房、肝機能障害、抑うつ気分、倦怠感、妊婦は薬剤への接触禁止(胎児への影響リスクあり)
使用薬剤:デュタステリドは承認薬です。

【フィナステリドに関する法的記載事項】
治療内容:脱毛を引き起こすジヒドロテストステロン(DHT)の生成を阻害し、薄毛の改善に効果が期待できます。
標準的治療期間・回数:3~6ヶ月
標準的な費用:5,000〜8,000円/月
主なリスク・副作用:性欲減退、勃起機能障害、精子数減少(妊活中は注意)、乳房の張り・女性化乳房、肝機能障害、抑うつ気分、倦怠感、妊婦は薬剤への接触禁止(胎児への影響リスクあり)
使用薬剤:フィナステリドは承認薬です。

【植毛(シェーブン法)に関する法的記載事項】
治療内容:後頭部や側頭部の髪の毛を採取し、うす毛や抜け毛が気になる箇所に移植する手術です。シェーブン法では、ドナーとなる部分の毛髪を短く刈り上げて(シェービングして)から株を採取します。
標準的な治療期間:12ヶ月程度
標準的な治療回数:5~7回程度
標準的な費用:660,000〜1,980,000円(税込)
主なリスク・副作用:腫れ・内出血、赤み・かさぶた、痛み・違和感、ショックロス(移植毛や周囲の毛の一時脱毛)、感染、瘢痕
※当院で使用するFUE SYSTEMは未承認機器です。
※入手経路等:当院で取り扱うFUE SYSTEMは国内販売代理店経由で入手しています。
※国内の承認医薬品等の有無:同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
※医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の対象外となります。
※諸外国における安全性等に係る情報:重大な副作用についての報告はありません。

【植毛(ノンシェーブン法)に関する法的記載事項】
治療内容:後頭部や側頭部の髪の毛を採取し、うす毛や抜け毛が気になる箇所に移植する手術です。
標準的な治療期間:12ヶ月程度
標準的な治療回数:6~8回程度
標準的な費用:935,000〜3,180,000円(税込)
主なリスク・副作用:腫れ・内出血、赤み・かさぶた、痛み・違和感、ショックロス(移植毛や周囲の毛の一時脱毛)、感染、瘢痕
※当院で使用するFUE SYSTEMは未承認機器です。
※入手経路等:当院で取り扱うFUE SYSTEMは国内販売代理店経由で入手しています。
※国内の承認医薬品等の有無:同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
※医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の対象外となります。
※諸外国における安全性等に係る情報:重大な副作用についての報告はありません。