抜け毛の悩みは病院に行くべき?皮膚科と美容クリニックの特徴を解説
「最近、抜け毛が増えた気がするけれど、どこに相談すればいいのかわからない」
「皮膚科と美容クリニック、どちらが自分に合っているのか知りたい」
そんな悩みを抱えている方も多いでしょう。
抜け毛は生活習慣やストレス、ホルモンバランス、皮膚トラブルなどさまざまな要因で起こるといわれており、原因によって適した医療機関や治療法は異なります。
この記事では、皮膚科と美容クリニックそれぞれの特徴や対応できる範囲を整理し、どんな症状ならどこへ相談すべきかを分かりやすく解説します。
病院に行くべきタイミングの目安も紹介しますので、抜け毛の悩みがある方はぜひ参考にしてください。
大阪大学皮膚科・形成外科
大阪警察病院形成外科勤務
愛媛大学医学部非常勤講師
インディアナ大学医学部解剖学講座講師
※本記事は2025年12月時点の情報をもとにまとめています。
※抜け毛の施術は保険診療が適用されない自由診療となります。
※記事内の金額は税込です。
※植毛施術に用いられる機器の中には、国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていないものもあります。未承認の医薬品・医療機器については、「個人輸入において注意すべき医薬品等について」(厚生労働省)をご覧ください。
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抜け毛で病院受診が必要なサインとは?
抜け毛は季節や生活習慣によって一時的に増えることもありますが、なかには医師への相談が望ましいケースもあります。
ここでは、受診を検討した方がよい代表的なサインを紹介します。
抜け毛の量が急に増えたとき
普段と比べて明らかに抜け毛の量が増えたと感じる場合は、一過性の抜け毛ではない可能性があります。
シャンプー後に排水口に毛が多くたまる、朝の枕カバーに抜け毛が目立つなど、生活の中で変化がはっきりしている場合は注意が必要です。
急激な抜け毛はストレスやホルモンバランスの変化、内科的な不調が関係しているケースもあります。
気になる状態が続くときは、記録を取りながら医師へ相談すると安心です。
円形脱毛症や部分的な薄毛
頭頂部や生え際、後頭部など特定の部位に脱毛が集中している場合は、円形脱毛症などの局所性脱毛症が関わっている可能性があります。
円形脱毛症は1か所だけでなく複数の部位に同時に現れることもあり、放置すると広がる場合もあります。
また、M字型に生え際が後退するなど、部分的に薄毛が進行しているときも早めに相談した方が安心です。
進行を防ぐには早期に原因を特定し、適切な対応を検討することが重要とされています。
頭皮トラブルを伴う抜け毛
抜け毛に加えて頭皮にかゆみ、赤み、フケ、かさぶたなどがある場合は、皮膚の炎症や頭皮トラブルが関係していることがあります。
強いかゆみや痛みが続くとき、症状が長引くときは皮膚科での診察が適しています。
脂漏性皮膚炎や頭皮湿疹が原因の場合は、薬を使った治療が必要になるケースもあります。
市販シャンプーで改善しないときは、早めに専門医に相談することで悪化を防ぎやすくなります。
皮膚科での抜け毛治療の特徴と受診の目安とは?
皮膚科は、頭皮や毛髪の状態を診察し、皮膚疾患や炎症など医学的な原因を調べることができる医療機関です。
抜け毛の原因が不明な場合や、頭皮トラブルを伴う場合は、まず皮膚科で診てもらうと安心です。
ここでは、皮膚科で対応できる治療や相談の流れを紹介します。
医学的な原因を調べられる
皮膚科では、頭皮の状態やホルモンバランス、血液検査などによって抜け毛の背景にある原因を確認できます。
脂漏性皮膚炎や円形脱毛症、甲状腺疾患などが関係している場合、必要に応じて薬による治療や生活習慣へのアドバイスが行われます。
保険診療で受けられる治療がある
円形脱毛症や炎症性の頭皮トラブルなどは、保険診療の対象になることがあります。
ステロイド外用薬や抗真菌薬の処方など、症状に合わせた治療を受けることができます。
費用を抑えながら医学的な治療を受けたい方にとっても選択肢のひとつです。
他科との連携が可能
抜け毛が内科的な病気に関連している場合は、必要に応じて内科や婦人科など他の診療科を紹介してもらえることもあります。
全身状態とあわせて原因を確認することで、抜け毛だけでなく健康全般の管理につながります。
美容クリニックでの抜け毛治療の特徴と相談できる内容とは?
美容クリニックでは、見た目の改善や薄毛対策を目的とした自費診療の施術を受けられます。
発毛・育毛を重視した治療を希望する方や、医師と相談しながらオーダーメイドの治療プランを検討したい方に向いています。
ここでは、美容クリニックで対応できる主な内容を紹介します。
発毛・育毛を目的とした治療が受けられる
美容クリニックでは、内服薬や外用薬、注入療法、LED照射など多様なアプローチが提供されています。
患者ごとの症状や希望に合わせたプランを提案してもらえる点が特徴です。
中長期的に発毛効果を目指したい方は相談してみると安心です。
自費診療で幅広い選択肢がある
美容クリニックの治療は基本的に保険適用外となりますが、そのぶん選べる施術メニューが豊富です。
治療内容・費用・通院頻度などをカウンセリングで詳しく確認できるため、自分のライフスタイルに合わせたプランを選択できます。
カウンセリングで将来の計画を立てやすい
初回カウンセリングでは、頭皮の状態や生活習慣をヒアリングし、目標に合わせた長期的な治療計画を立てることができます。
経過を見ながら調整していくスタイルのため、継続的にサポートを受けたい方に適しています。
あなたに適した医療機関の選び方は?
抜け毛の原因や症状、希望する治療内容によって、適した医療機関は異なります。
ここでは、どんなときに皮膚科を受診すべきか、どんな場合に美容クリニックが選択肢になるかを整理します。
まずは皮膚科で原因を確認
抜け毛の原因がはっきりしないとき、頭皮に赤みやかゆみがあるときは、まず皮膚科で診察を受けるのが安心です。
血液検査や頭皮の診察で、皮膚疾患やホルモン異常など医学的な要因を確認できます。
必要に応じて他科への紹介も受けられるため、まずは原因を把握することが大切です。
発毛や見た目の改善を重視するなら美容クリニック
発毛治療や薄毛対策を積極的に行いたい場合は、美容クリニックが選択肢になります。
自費診療にはなりますが、内服薬・外用薬・注入療法など複数の方法から選べるため、目標や予算に合わせたプランを立てやすいのが特徴です。
自分に合った治療計画を立てるために
どちらの医療機関を選ぶ場合も、カウンセリング時に治療内容や費用、通院頻度などを確認しましょう。
不安や疑問があれば事前にメモしておくと、納得感のある治療計画を立てやすくなります。
施術開始前に知っておくべきリスクと注意点は?
抜け毛治療は、自分に合った方法を選ぶことで安心して続けやすくなります。
ただし、どの治療法にも副作用や注意点があり、事前に理解しておくことが大切です。
ここでは、代表的なリスクと確認しておきたいポイントを紹介します。
薬の副作用や体質との相性
内服薬や外用薬には、性別や体質によって使えない場合や、副作用が出ることがあります。
例えば、男性型脱毛症(AGA)治療薬では、性機能や肝機能に関する副作用が報告されています。
治療を始める前に、過去の病歴や服用中の薬について医師に伝えておきましょう。
治療効果には個人差がある
抜け毛治療の効果は、原因や進行度、生活習慣によって異なります。
期待した結果が出るまでに時間がかかることもあり、継続的な通院や治療が必要になる場合があります。
治療開始前に「どのくらいの期間でどんな変化が期待できるか」を医師に確認すると、安心して取り組めます。
費用や通院頻度の確認
特に美容クリニックでの治療は自費診療になるため、費用がかかります。
通院頻度や総額の目安を事前に確認しておくと、途中で中断するリスクを減らせます。
見積もりや治療計画を検討し、自分のライフスタイルに合った方法を選ぶことが大切です。
植毛施術ならAND美容外科へ
AND美容外科は、植毛施術をはじめとした豊富な美容医療メニューをご用意しています。
AND美容外科は、医療の力で「短期間で結果を出す」ことをコンセプトに、さまざまな施術を提供しています。
無料カウンセリングではていねいにお悩みや目標をうかがい、あなたに合った薄毛治療の方法をご提案します。
カウンセリングのご予約は公式LINEにて24時間・365日受け付けています。
まずはお気軽にご相談ください。
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■AGA治療
| 薬品名 | 1ヶ月 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | 12ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|
| ミノキシジル5mg | ¥3,080 | ¥6,160 | ¥8,316 | ¥15,400 | ¥30,492 |
| フィナステリド1mg | ¥4,730 | ¥9,460 | ¥12,771 | ¥23,650 | ¥46,827 |
| ミノキシジル5mg フィナステリド1mg |
¥7,700 | ¥15,400 | ¥20,790 | ¥38,500 | ¥76,230 |
※処方:医薬品のため、処方には医師の診療が必要です。診療は無料ですのでお気軽にご来院下さい。
※服用方法:1日1回少量の水で服用します。
※リスク・副作用:食欲減退・全身倦怠感(肝機能障害)・性欲減退・勃起機能不全・乳房障害・抑うつ症状
※処方にあたっては、事前に血液検査にて肝機能や腎機能などの状態を確認させていただく場合があります。医師が服用を中止したほうがよいと判断した際は、その指示に従っていただくことになります。
※服用中は、献血することができません。服用中止から1ヵ月以上経過していれば、献血が可能です(妊娠または妊娠している可能性のある婦人および授乳中の婦人の体内にフィナステリド・ディタステリド成分が入るのを防ぐためとされています)。
■自然植毛(FUE法)
| シェーブン法 | 基本治療費用 | 220,000円 |
|---|---|---|
| グラフト費用 | 990円 | |
| ノンシェーブン法 | 基本治療費用 | 220,000円 |
| グラフト費用 | 1,650円 |
詳しい情報を見る
抜け毛についてよくある質問
抜け毛にまつわるよくある質問をまとめました。
- 抜け毛の相談は何歳から受診すべきですか?
- 抜け毛の検査にはどんなものがありますか?
- 女性特有の抜け毛の原因には何がありますか?
それぞれ見ていきましょう。
抜け毛の相談は何歳から受診すべきですか?
抜け毛は加齢だけでなく、思春期以降にも起こることがあります。
気になる抜け毛がある場合は、年齢にかかわらず専門医に相談するケースも少なくありません。
自己判断で様子を見続けるよりも、医師に相談して原因を確認することで安心して対処しやすくなります。
抜け毛の検査にはどんなものがありますか?
血液検査や毛髪の顕微鏡検査、頭皮の撮影などが行われることがあります。
症状に応じてホルモン値の測定や、必要な場合には他の診療科との連携が行われることもあります。
これらの検査結果をもとに、抜け毛の背景にある原因を確認しやすくなります。
女性特有の抜け毛の原因には何がありますか?
産後のホルモン変化、更年期による女性ホルモンの減少、鉄分不足や過度なダイエットなどが影響することがあります。
ピルやホルモン療法が関係するケースも報告されています。
複数の要因が重なることもあるため、症状が続く場合は専門医に相談して原因を把握することが勧められます。
【ミノキシジルに関する法的記載事項】
治療内容:主にAGA(男性型脱毛症)や薄毛治療において、頭皮や毛包への血流を増加させ栄養供給を改善し、毛髪の成長期を延長させることで発毛を促進します。
標準的治療期間・回数:3~12ヶ月
標準的な費用:5,000〜15,000円/月(処方量・製剤により変動)
主なリスク・副作用:動悸・頻脈、血圧低下・めまい、浮腫(むくみ)、体重増加、心不全の悪化、頭痛、倦怠感、吐き気、眠気
使用薬剤:Dongkwang MINOXIDIL Tab. 5mg(未承認薬)
※入手経路:Dongkwang Pharm. Co., Ltd.より医師が個人輸入しております。個人輸入された医薬品などの使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/health_damage/index.html
※国内の承認医薬品等の有無:同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
※医薬品副作用被害救済制度について・生物由来製品感染等被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
※諸外国における安全性等に係る情報:現在、重大なリスクは報告されておりません。
【デュタステリドに関する法的記載事項】
治療内容:男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」の産生を抑制することで進行を遅らせます。
標準的治療期間・回数:3~12ヶ月
標準的な費用:6,000〜12,000円/月
主なリスク・副作用:性欲減退、勃起機能障害、射精障害、精子数減少(妊活中は注意)、乳房の張り・女性化乳房、肝機能障害、抑うつ気分、倦怠感、妊婦は薬剤への接触禁止(胎児への影響リスクあり)
使用薬剤:デュタステリドは承認薬です。
【フィナステリドに関する法的記載事項】
治療内容:脱毛を引き起こすジヒドロテストステロン(DHT)の生成を阻害し、薄毛の改善に効果が期待できます。
標準的治療期間・回数:3~6ヶ月
標準的な費用:5,000〜8,000円/月
主なリスク・副作用:性欲減退、勃起機能障害、精子数減少(妊活中は注意)、乳房の張り・女性化乳房、肝機能障害、抑うつ気分、倦怠感、妊婦は薬剤への接触禁止(胎児への影響リスクあり)
使用薬剤:フィナステリドは承認薬です。
【植毛(シェーブン法)に関する法的記載事項】
治療内容:後頭部や側頭部の髪の毛を採取し、うす毛や抜け毛が気になる箇所に移植する手術です。シェーブン法では、ドナーとなる部分の毛髪を短く刈り上げて(シェービングして)から株を採取します。
標準的な治療期間:12ヶ月程度
標準的な治療回数:5~7回程度
標準的な費用:660,000〜1,980,000円(税込)
主なリスク・副作用:腫れ・内出血、赤み・かさぶた、痛み・違和感、ショックロス(移植毛や周囲の毛の一時脱毛)、感染、瘢痕
※当院で使用するFUE SYSTEMは未承認機器です。
※入手経路等:当院で取り扱うFUE SYSTEMは国内販売代理店経由で入手しています。
※国内の承認医薬品等の有無:同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
※医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の対象外となります。
※諸外国における安全性等に係る情報:重大な副作用についての報告はありません。
