美容整形

成長再生豊胸って本当に効果ある?費用や注意点を徹底解説

「成長再生豊胸って本当にバストアップできるの?」「従来の豊胸と何が違うんだろう?」
そんな風に思っている方もいるのではないでしょうか。

成長再生豊胸は、成長因子という成分を注入して、ご自身のバストの組織を成長させる新しい豊胸術です。

シリコンバッグや脂肪注入といった従来の豊胸術と根本的に異なる方法で、自然な仕上がりが期待されています。

その一方で、安全性や効果について議論が続いていることも事実です。

この記事では、成長再生豊胸の仕組みや効果、費用、そして気になるリスクまで、医学的な根拠に基づいて詳しく解説します。

この記事を読んで、ご自身に合った豊胸法を選択をする参考にしてください。

監修者
AND美容外科 医師
田中 真輔
【経歴】
九州大学附属病院 頭頸部外科 入局
久留米大学附属病院 形成外科 入局
済生会二日市病院 形成外科部長
リッツ美容外科 副院長
城本クリニック新宿院 院長
城本クリニック新宿院 非常勤勤務
Clean Beauty Clinic 東京院 院長 勤務

※本記事は2025年10月時点の情報をもとにまとめています。
※成長再生豊胸は保険診療が適用されない自由診療となります。
※記事内の金額は税込です。
※成長再生豊胸に用いられる機器の中には、国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていないものもあります。未承認の医薬品・医療機器については、「個人輸入において注意すべき医薬品等について」(厚生労働省)をご覧ください。

成長再生豊胸はどんな仕組みでバストアップする?

成長再生豊胸は、成長因子を胸に注入することで、乳腺や脂肪といったバストの組織そのものの成長を促す豊胸方法です。

これまでの豊胸術は、シリコンバッグを挿入したり、ご自身の脂肪を移植したりしてバストサイズを変える方法であるのに対し、成長再生豊胸は思春期のバストが成長するような、自然なメカニズムを人工的に再現することを目指します。

施術では、乳腺を発達させる成長因子と皮下脂肪を増殖させる成長因子を極細の注射針で注入します。

成長因子の働きと組織成長のしくみ

成長因子とは、細胞の増殖や分化を促す働きを持つタンパク質のことで、再生医療の分野でも注目されている物質です。

バストに注入された成長因子が乳腺細胞や脂肪細胞に作用することで、これらの組織が自然に成長・増殖するとされています。

この仕組みによって、異物を使わずにご自身の組織だけでバストアップが目指せる可能性があるのです。

施術時間は短く、多くの場合、日帰りで受けられるのも嬉しいポイントです。

他の豊胸術とどう違う?

  • シリコンバッグ豊胸:人工的なバッグを挿入する方法です。一度に大きなサイズアップを目指したい方に向いていますが、バッグの入れ替えが必要になることもあります。
  • 脂肪注入豊胸:ご自身の脂肪を使うため、自然な仕上がりが期待できます。しかし、注入した脂肪がすべて定着するわけではありません。
  • 成長再生豊胸:バストの「組織そのもの」を育てるアプローチです。より永続的な変化を目指せるかもしれません。

施術の流れとその後の生活

成長再生豊胸の施術は、まず丁寧なカウンセリングと診察から始まります。

あなたのバストの状態をしっかり確認し、あなたに合った成長因子製剤を調合します。その後、局所麻酔をして、成長因子を注入します。

施術後は、ほとんどの場合特別な入院や、長期間の安静は必要ありません。

ただし、効果を実感するまでには少し時間がかかります。すぐにバストサイズが変わるわけではない、ということを事前に理解しておくことが大切です。

成長再生豊胸の効果はいつから?持続期間は?

一般的に、効果を感じ始めるまでの目安は約3ヶ月といわれています。注入後2~3週間目から徐々に変化を実感する方が多いようです。

これは、成長因子が細胞レベルでじっくりと働き、効果が現れるまでに時間が必要なためです。

効果が現れるまでの期間

成長再生豊胸は、術後2~3週間から変化が現れ始め、約3ヶ月後に完成に近い状態になるとされています。

2~3回の施術で、変化が期待できる場合もあります。

ただし、施術回数や効果には個人差があることをご理解ください。

効果持続期間

注入された成長因子によってご自身の組織が成長するため、定着した組織は自然なバストと同じように維持されると考えられています。

そのため、定期的なメンテナンスは基本的に不要とされることが多いです。

しかし、効果の持続性には個人差があります。体質や生活習慣によっても変化する可能性があるので、注意が必要です。

効果に影響を与える要因

成長再生豊胸の効果を疎外する原因も、存在するといわれています。

特に体重管理は重要です。過度なダイエットはバストの組織が減ってしまう可能性があるため、施術後の体重変動には気をつけましょう。

ほかにも施術回数や間隔、使用する成長因子の種類や濃度、さらには年齢や体質なども効果に影響を与えると考えられています。

成長再生豊胸の費用相場は?他の豊胸術との比較

「成長再生豊胸の費用はどれくらいかかるんだろう?」「他の方法と比べてどうなのかな?」費用面も、豊胸術を選ぶ上で大切なポイントですよね。

成長再生豊胸の費用はクリニックや施術内容によって幅がありますが、複数回の施術が必要になる場合、総額が高額になることもあります。

事前に相場を理解し、他の豊胸術と比較検討することで、ご自身の予算に合った、納得のいく選択ができるでしょう。

成長再生豊胸の費用相場

成長再生豊胸の1回あたりの費用は、33万円~168万円と幅があります。使用する成長因子の種類や量、クリニックの設備やサービス内容によって生じます。

多くの場合、2~3回の施術が推奨されるため、総費用は66万円〜500万円程度になる可能性があるでしょう。

1回の施術では期待するサイズアップが難しい場合もあるため、複数回の施術を視野に入れて費用を検討することが大切です。

他の豊胸術との費用比較

成長再生豊胸と他の豊胸術と費用を比較してみましょう。

施術名 目安費用 備考
シリコンバッグ豊胸 100万円~200万円程度 10年程度で入れ替えが必要な場合がある
脂肪注入豊胸 80万円~150万円程度 1回の施術で完了する場合が多い
ヒアルロン酸豊胸 30万円~80万円程度 半年~2年で効果が薄れる
成長再生豊胸 33万円〜168万円(1回) 複数回の施術が必要になる可能性がある

成長再生豊胸は1回あたりの費用は少ないですが、複数回の施術が必要になる場合は、総費用は他の豊胸術と同等かそれ以上になる可能性があります。

安全性や効果の持続性も考慮を

費用対効果を考える際は、単純な価格だけでなく、効果の持続性や安全性も含めて総合的に評価することが大切です。

効果が長期的に続くと考えれば、長期的な視点で見てメリットがある場合もあるでしょう。
ただし、安全性の懸念や効果の個人差があることを考慮すると、費用だけで判断することはおすすめできません。

クリニックを選ぶ際は、料金の安さだけでなく、医師の経験、設備の充実度、アフターケア体制なども含めて、総合的に検討することをおすすめします。

成長再生豊胸のリスクや副作用

成長再生豊胸は新しい施術法なので、長期的な安全性に関するデータはまだ十分に蓄積されていません。そのため、リスクや注意点もしっかりと理解しておくことが大切です。

美容外科学会からも安全性に対する見解が示されており、施術を受ける前には十分に検討することが大切です。

報告されているおもな副作用

成長再生豊胸で報告されている副作用には、次のようなものがあります。

  • バストの色素沈着
  • 赤みやかゆみ
  • 腫れや痛み(一時的な場合が多い)
  • しこりや凸凹の形成

色素沈着の多くは、内服薬によって改善するとされていますが、すべての方に有効とは限りません。

赤みやかゆみも、アレルギー薬で軽快する場合が多いですが、体質によっては長引く可能性もあります。

医学界が懸念するリスクもある

成長再生豊胸について、医学界からは次のようなリスクが懸念されています。

  • 予期せぬバストの成長: 成長因子の作用が長期間続くことで、バストがどこまで大きくなるのか予測が難しいという点が指摘されています。
  • しこり(肉芽腫)の形成: 特定の成長因子(bFGFなど)によって、しこりができる可能性も報告されています。美容外科学会では、この成長因子の使用について、適正な使用とは言えないとの見解も示されています。

安全性を高めるためのポイント

成長再生豊胸のリスクを抑えるためには、信頼できるクリニック選びが重要です。

施術前には、必ず乳がん検診を受けて既存の病変がないか確認することが強く推奨されています。

万が一、乳がんを患っている場合、成長因子ががん細胞の増殖を促す可能性があるため、事前の検査が非常に大切です。

また、クリニックによって使用する成長因子の製剤が異なるため、どのような成分が使われるのか事前に確認しておきましょう。

成長再生豊胸ならAND美容外科へ

AND美容外科は、成長再生豊胸をはじめとした豊富な美容医療メニューをご用意しています。

AND美容外科は、医療の力で「短期間で結果を出す」ことをコンセプトに、さまざまな施術を提供しています。

無料カウンセリングでは丁寧にお悩みや目標をうかがい、あなたに合った豊胸施術の方法をご提案します。

カウンセリングのご予約は公式LINEにて24時間・365日受け付けています。

まずはお気軽にご相談ください。

AND美容外科の
詳しい情報を見る
■豊胸の料金(1回あたり)
施術 金額
脂肪注入豊胸
(100ccあたり)
275,000円
ヒアルロン酸豊胸 440,000~715,000円
シリコンバッグ豊胸 1,265,000円

※保険適用外の自由診療となります。
※税込価格での記載です。

AND美容外科の
詳しい情報を見る

成長再生豊胸についてよくある質問

成長再生豊胸は痛みが強いですか?

注射による施術のため、針を刺す際の痛みはありますが、局所麻酔を使うことで痛みを抑えることができます。
施術後の痛みには個人差がありますが、多くの場合、軽度で数日〜1週間程度で治まることが多いようです。


施術後に乳がん検診は受けられますか?

施術後も乳がん検診は受けられますが、必ず施術履歴を医師に伝えるようにしてください。
成長因子によって変化した組織が、検査結果に影響を与える可能性があるため、適切な診断のためにも情報共有が大切です。


授乳への影響はありますか?

成長再生豊胸が将来の授乳に与える影響については、まだ長期的なデータが不足しているのが現状です。
今後、妊娠や授乳を考えている方は、施術前に必ず医師と十分に相談し、メリットとリスクを慎重に検討することをおすすめします。


効果が気に入らない場合、元に戻せますか?

成長再生豊胸で成長した組織はご自身の組織なので、完全に元の状態に戻すことは難しい場合が多いです。
しこりや異常な組織が形成された場合は、外科的な切除が必要になる可能性もあります。そのため、施術を受ける前には、後悔しないよう慎重な検討が重要です。


【脂肪注入豊胸に関する法的記載事項】
治療内容:自分の脂肪を採取して胸に注入し、バストアップや形の改善を行う豊胸術です。
標準的な治療回数:1回
標準的な費用:275,000円(100ccあたり)
標準的な治療期間:治療期間:数日〜1週間程度(ダウンタイムを含む)
主なリスク:腫れ・内出血・脂肪壊死・脂肪塞栓・左右差・知覚変化

【ヒアルロン酸豊胸に関する法的記載事項】
治療内容:ヒアルロン酸を胸に直接注入して、バストのボリュームや形を整える豊胸術です。
標準的な治療回数:1回
標準的な費用:440,000~715,000円
標準的な治療期間:約1〜3か月程度(ダウンタイムを含みます)
主なリスク:腫れ・内出血・脂肪壊死・脂肪塞栓・左右差・吸引部の凹凸・知覚変化

【シリコンバッグ豊胸に関する法的記載事項】
治療内容:シリコン製のインプラント(バッグ)を胸の中に挿入して、バストのサイズアップや形の改善を行う豊胸術です。
標準的な治療回数:1回
標準的な費用:1,265,000円
標準的な治療期間:約2週間〜3か月程度(ダウンタイムを含みます)
主なリスク:腫れ・内出血・痛み・被膜拘縮・左右差・知覚変化