クマ取りで後遺症は残る?失敗の例と施術前後の注意点とは
「クマ取りに興味があるけれど、後遺症が残ったらどうしよう」と不安に思う方もいるでしょう。
目元は顔の印象を左右する大切なパーツだからこそ、慎重になるのは当然のことです。
クマ取りは医療行為である以上、リスクをゼロにすることはできません。大切なのは、「どのようなリスクがあるのか」を正しく知り、信頼できる医師を選ぶことです。
この記事では、クマ取りで起こりうる後遺症の種類や、失敗となるポイントをわかりやすく解説します。
大阪大学皮膚科・形成外科
大阪警察病院形成外科勤務
愛媛大学医学部非常勤講師
インディアナ大学医学部解剖学講座講師
※本記事は2026年4月時点の情報をもとにまとめています。
※クマ取りは保険診療が適用されない自由診療となります。
※記事内の金額は税込です。
※クマ取りに用いられる機器の中には、国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていないものもあります。未承認の医薬品・医療機器については、「個人輸入において注意すべき医薬品等について」(厚生労働省)をご覧ください。
クマ取り後に起こる主な後遺症とは?
クマ取りの施術後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、まずは起こりうる症状を把握しておきましょう。
ここでは、クマ取り施術後のおもな後遺症について解説します。
後遺症の発生頻度
腫れや内出血は多くの方に見られます。
施術後の症状は一時的なもので、時間の経過とともに落ち着きます。
一方で、窪みや左右差などは、医師の技術や体質によって生じることがあります。
失明などの重篤な合併症のリスクも、完全にゼロではないことは理解しておきましょう。
結膜が腫れる「結膜浮腫」
「結膜浮腫(けつまくふしゅ)」とは、白目を覆っている薄い膜である結膜が腫れて、ゼリー状に膨らんでしまう症状です。
経結膜脱脂法など、まぶたの裏側からアプローチする施術で起こりやすい傾向があります。
下まぶたがめくれる「下眼瞼外反」
「下眼瞼外反(かがんけんがいはん)」は、下まぶたが外側にめくれてしまう状態を指します。
皮膚を切除する施術や、脂肪を過剰に除去した場合に起こる可能性があります。
重度の場合は追加の施術が必要になるケースもあるようです。
涙があふれる「流涙症」
「流涙症(りゅうるいしょう)」とは、涙が正常に排出されず、目から溢れ出てしまう状態です。
涙の通り道である涙小管や涙道が、施術中に損傷することで起こる場合があります。
角膜障害と視力低下
施術中や術後に角膜が乾燥したり、傷がついたりすることで、一時的な視力低下や見えにくさを感じることがあります。
放置すると症状が悪化する恐れがあります。
眼窩内のしこりや凸凹
脂肪を除去した部分にしこりができたり、脂肪の取り残しや過剰除去によって凹凸が生じたる場合があります。
特に脂肪を取りすぎた場合は、目の下が窪んで老けた印象になる可能性もあるでしょう。
複視や眼球運動障害
複視とは物が二重に見える症状で、眼球を動かす筋肉が施術中に影響を受けた場合に起こる場合があります。
下斜筋という筋肉が損傷されると、目を動かす際に違和感や視界のずれを感じることがあります。
感染症や血腫
どのような施術でも、感染症や血腫のリスクは存在するとされています。
感染が起こると、腫れや痛み、発熱といった症状が現れます。
血腫は血液が溜まって腫れる状態です。
左右差やしわ・たるみの悪化
施術後に左右の仕上がりに差が出たり、目の下の小じわやたるみが目立つケースがあります。
脂肪を除去することで皮膚が余り、かえってしわが増えてしまうこともあるようです。
このような問題は、元々の骨格や皮膚の状態によって起こりえます。
クマ取りの後遺症はどうすればいい?
後遺症のリスクと注意すべきポイントをお伝えします。
施術ごとのリスクを理解する
クマ取りには複数の施術方法があり、それぞれにメリットとリスクがあります。
主な施術方法とその特徴は以下の通りです。
- 経結膜脱脂法:まぶたの裏側から脂肪を除去するため傷跡が目立ちにくいが、脂肪を取りすぎると窪みのリスクがある
- 裏ハムラ法:脂肪を除去せず再配置するため凹みを防ぎやすいが、技術的な難易度が高く感覚障害のリスクがある
- 皮膚切開を伴う術式:たるみの改善には向いているが、傷跡や外反のリスクに注意が必要
ご自身のクマの原因や目元の状態に合った施術式を選ぶことで、リスクを減らすことが期待できます。
適切な医師とクリニックを選ぶ
後遺症を防ぐ上で、医師選びは大切なポイントの一つです。
目元の施術経験が豊富で、症例数を公開している医師を選ぶといいでしょう。
カウンセリングでは、仕上がりのイメージや不安に思っていることを遠慮なく質問することが大切です。
充分な説明を受けて納得した上で施術を行うことで、後悔のない選択につながる可能性があるでしょう。
施術前の注意点
施術前には、出血リスクを高める行動や薬の使用を控える必要があります。
おもに次の点に注意してください。
- 血液をサラサラにする薬やサプリメントは、医師の指示に従って一時中止する
- 施術前の飲酒や喫煙は控える
- 十分な睡眠を取り、体調を整えておく
施術後の適切なケア
施術後は、適切なケアを行うことも大切です。
おもに次の点を守るといいでしょう。
- 患部には触れず、清潔な状態を保つ
- 施術後は冷却を行い、腫れを軽減させる
- 激しい運動や入浴は医師の指示があるまで控える
- 紫外線対策を行い、色素沈着を防ぐ
クマ取り後に後遺症が残った場合の対処法
万が一トラブルが起きた場合も、適切な対処で改善が期待できるケースは多くあります。
ここでは、具体的な対処法について解説します。
早期対応と受診の目安
施術後に異常を感じた場合は、できるだけ早く施術を受けたクリニックに連絡しましょう。
特に以下のような症状がある場合は、できるだけ早く受診してください。
- 強い痛みが続く、または悪化している
- 視力の低下や物が二重に見える
- 腫れが引かない、または増している
- 発熱や膿が出る
早期に対応することで、症状の悪化を防ぐことができるでしょう。
手術を行わない保存療法
軽度の後遺症であれば、手術を行わない方法(保存療法)で改善が見込まれることがあります。
点眼薬や軟膏の使用、冷却や圧迫といった方法が一般的です。
医師の指示に従いながら、焦らず経過を見守ってみましょう。
修正施術の種類
窪みや左右差など、保存療法では改善が難しい場合は、修正施術を検討することになります。
修正施術の選択肢は、おもに次のような方法があります。
| 後遺症の種類 | 修正施術の例 | 特徴 |
|---|---|---|
| 目の下の窪み | 脂肪注入・ヒアルロン酸注入 | くぼんだ部分にボリュームを補う |
| 脂肪の取り残し | 追加の脱脂施術 | 残った脂肪を除去する |
| 左右差 | バランス調整の施術 | 片側のみ追加処置を行う |
| 下眼瞼外反 | 組織の再固定術 | まぶたの位置を修正する |
セカンドオピニオンを求める
施術を受けたクリニックでの対応に不安がある場合は、別の医師の意見を聞くことも考えてみましょう。
セカンドオピニオンを求めることで、より適切な解決策が見つかることがあります。
特に重篤な症状がある場合は、眼科専門医や形成外科専門医への紹介を依頼してください。
一人で悩まず、複数の専門家の意見を参考にすることが解決への近道です。
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■下眼瞼脱脂術(目の下のクマ・たるみ取り)
| メニュー/範囲 | 価格 |
|---|---|
| 小(袋 2個) | 19,800円 |
| 中(袋 4個) | 39,800円 |
| 大(袋 6個) | 69,800円 |
| パーフェクトプラン | 250,500円 |
※パーフェクトプラン:お目元に適した最適量を取ります。
※静脈麻酔は、別途費用5,500円(税込み)がかかります。
■目の下のたるみ取り・クマ取り(ハムラ法)
| 術式 | 価格 |
|---|---|
| 表ハムラ法 | 548,000円 |
| 裏ハムラ法 | 544,250円 |
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クマ取りについてよくある疑問
ここでは、クマ取りについてよくある疑問と回答を紹介します。
Q クマ取りの効果は10年後も持続する?
除去した脂肪が再び増えることは基本的にはありません。
ただし、加齢による皮膚のたるみや骨格の変化で、別の原因によるクマが出てくることはあります。
施術後も、紫外線対策やスキンケアを継続することを心がけましょう。
【下眼瞼脱脂術 に関する法的記載事項】
治療内容:経結膜脱脂法(脱脂法)とは、目の下のたるみやクマの原因となる脂肪を、下まぶたの裏側から除去する施術です。
標準的な治療回数:1回
標準的な費用:19,800〜544,250円(局所麻酔の費用を含みます)
標準的な治療期間:30分〜1週間(ダウンタイムを含みます)
主なリスク:内出血、腫れ、充血、結膜浮腫
【表ハムラ法に関する法的記載事項】
治療内容:下まぶたの皮膚を切開し、突出した眼窩脂肪をくぼみ部分に移動させて固定する施術です。
標準的な治療回数:4~6回
標準的な費用: 548,000円
標準的な治療期間:3~6ヶ月
主なリスク:目の違和感・腫れ・痛み、皮下出血・血腫、感染
【裏ハムラ法に関する法的記載事項】
治療内容:下まぶたの裏側を切開し、目の下のクマやたるみの原因となる眼窩脂肪を移動させて整える施術です。
標準的な治療回数:3~5回
標準的な費用: 544,250円
標準的な治療期間:1~3ヶ月
主なリスク:目の違和感・腫れ・痛み、皮下出血・血腫、感染
