表ハムラ法の後遺症のリスクは?重要な注意点を解説
表ハムラ法は目の下のクマやたるみを改善する施術として知られていますが、外科施術である以上、後遺症や合併症のリスクがゼロではありません。
本記事では、表ハムラ法の後遺症として報告されている症状の種類や原因、そして具体的な対策について詳しく解説します。
施術を検討されている方が、十分な情報をもとに判断できるようお役立てください。
大阪大学皮膚科・形成外科
大阪警察病院形成外科勤務
愛媛大学医学部非常勤講師
インディアナ大学医学部解剖学講座講師
※本記事は2025年8月時点の情報をもとにまとめています。
※表ハムラ法は保険診療が適用されない自由診療となります。
※記事内の金額は税込です。
※ハムラ法に用いられる機器の中には、国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていないものもあります。未承認の医薬品・医療機器については、「個人輸入において注意すべき医薬品等について」(厚生労働省)をご覧ください。
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表ハムラ法で起こる主な後遺症と発生頻度は?
「表ハムラ法って、具体的にどんなリスクがあるの?」と不安ですよね。
この術式は下まぶたを切開し、脂肪を移動させる方法です。
皮膚のたるみも同時に改善できるメリットがある一方で、術後にいくつかの後遺症が報告されています。
ここでは代表的な後遺症の特徴と経過について、それぞれ解説します。
「あっかんべー」になる?下眼瞼外反のリスクと特徴
下眼瞼外反は、下まぶたが外側にめくれてしまう状態のことです。
白目が見えやすくなり、乾燥などの原因になります。
一般的に「あっかんべー」のような見た目になることが特徴です。
主に皮膚の切除量が過剰だった場合に起こりやすいとされています。
術後の腫れによって一時的に生じるケースでは、時間の経過とともに改善する傾向があります。
重症化すると修正施術が必要になるケースもあります。違和感があれば、早めに担当医へ相談しましょう。
角膜や視力に関わる眼球周辺の合併症
表ハムラ法の後遺症として、ドライアイや角膜損傷が報告されています。
下まぶたの構造が変化することで涙液の分布が影響を受け、目が乾きやすくなる場合があります。
ドライアイは軽度な症状であることが多く、自然に改善する傾向がありますが、人工涙液の使用が必要になるケースもあるでしょう。
また、複視(ものが二重に見える状態)が生じることもあり、眼球周辺の解剖構造への理解が術者に求められます。
傷跡や色素沈着の残り方と見え方
表ハムラ法ではまつ毛の生え際を切開するため、傷跡が残る可能性があります。
術後しばらくは赤みや硬さが続きますが、時間経過とともに白い線状の傷に変化し、目立ちにくくなる傾向があります。
ただし、ケロイド体質の方は瘢痕が目立ちやすくなる可能性があるため、事前に医師へ伝えておきましょう。
色素沈着についても、紫外線対策を怠ると傷跡の周囲に生じることがあります。
感覚異常や神経障害の症状と経過
施術部位の皮膚の感覚が鈍くなったり、しびれたりすることがあります。
これらは術後に一定の頻度で報告される症状の一つです。
多くの場合、徐々に回復していきますが、目の下の皮膚の感覚が長期的に鈍くなるケースもあるため、症状が続く場合は担当医に相談することをおすすめします。
術後初期の一時的なかゆみや違和感については、正常な回復過程の一部と考えられています。
術後再発や左右差などの仕上がりの不満
表ハムラ法後の仕上がりに関する不満として、左右差や凹凸の残存が挙げられます。
脂肪の移動量や固定位置のわずかなずれでも、見た目の印象に影響を与えることがあります。
また、涙袋を形成する眼輪筋の処理が不適切だと、涙袋が失われてしまう可能性も報告されています。
脂肪の移動によって、部分的な凹みができることもあります。
術前に仕上がりのイメージを医師としっかり共有しましょう。
表ハムラ法の後遺症が起きる原因とリスク要因は?
後遺症のリスクを正しく理解するには、原因を知ることが大切です。
原因は施術の技術的な要素だけでなく、体質や既往歴も関係しています。
ここからは、後遺症が発生する主な原因について詳しく見ていきましょう。
術式選択や施術手技に由来するリスク
表ハムラ法の後遺症リスクには、施術の手技そのものに由来するケースがあります。
たとえば、皮膚の切除量が多すぎると外反症を引き起こしやすくなります。
逆に、眼輪筋の吊り上げが過剰な場合には内反症(まぶたが内側に向く状態)が生じることもあるでしょう。
脂肪の移動量や固定位置の判断を誤ると、クマやたるみの改善が不十分になったり、新たなシワや影が生じたりする可能性があります。
医師の経験と症例選択の重要性
表ハムラ法は眼周囲の複雑な解剖構造を扱う繊細な施術です。
小さな領域での微細な判断の違いが、仕上がりに直接影響を与えることがあります。
そのため、医師の経験や症例数を事前に確認することが、後遺症リスクの軽減につながる可能性があります。
ご自身の体質や既往症が与える影響
後遺症のリスクは、体質や生活習慣によっても変わります。
以下のような要因がある場合は、事前に必ず医師へ伝えてください。
- ケロイド体質で傷跡が目立ちやすい方
- 出血しやすい体質や抗凝血剤を服用中の方
- 糖尿病など創傷治癒が遅れやすい疾患をお持ちの方
- ドライアイの既往がある方
- 喫煙習慣がある方
これらの要因を医師と共有することで、リスクに合わせた対策を検討してもらえるでしょう。
術中合併症や過度の剥離がもたらす問題
過度な剥離は、深刻な内出血や神経損傷を招く恐れがあります。
施術中に組織を過度に剥離すると、出血量が増え、術後の内出血や血腫のリスクが高まります。
また、神経や血管を損傷してしまうと、感覚異常や治癒の遅れにつながる場合もあるでしょう。
眼輪筋や眼窩隔膜など、各組織の位置関係を正確に把握したうえで施術を進める必要があります。
こうした術中のトラブルを防ぐためにも、術者の技術水準が重要な要素となります。
表ハムラ法の後遺症を防ぐための術前術後対策とは?
後遺症のリスクをゼロにすることはできませんが、事前の準備と術後のケアで軽減につなげることは期待できます。
ここでは、施術前から術後にかけて実践できる具体的な対策をお伝えします。
適切な対策を取ることが、より満足のいく結果につながる可能性があります。
クリニック選びのコツ
表ハムラ法の結果を大きく左右する要素の一つが、医師の技術水準と経験です。
クリニックを選ぶ際には、以下のようなポイントを参考にしてみてください。
- 表ハムラ法の施術実績が豊富であること
- 症例写真が公開されていること
- 修正施術にも対応できる技術を持っていること
- カウンセリングで質問に丁寧に答えてくれること
- リスクやデメリットについても正直に説明してくれること
複数のクリニックを比較することも大切です。
術前評価で必ず確認すべきポイント
施術前の診察では、医師がたるみの程度や眼窩脂肪の状態を詳しく確認します。
表ハムラ法が本当にあなたに合った施術かどうかの見極めが、ここで行われます。
皮膚のたるみが軽度であれば、裏ハムラ法など他の術式が適している場合もあるでしょう。
適応の判断を誤ると期待と異なる結果になりかねないため、医師の判断を確認しつつ納得したうえで決めることが大切です。
施術前の説明で伝えるべき希望と懸念
カウンセリングでは、あなたの希望するイメージや不安に感じていることを率直に伝えましょう。
涙袋を残したい、左右差が気になるなど、細かい要望も共有しておくと仕上がりのすり合わせがしやすくなります。
また、アレルギー歴や常用薬、既往歴についても正確に申告してください。
医師との情報共有が不十分だと、予期せぬ合併症につながる可能性があります。
異常を感じたときに早めに受診するタイミング
術後に多少の腫れや痛みが出ることは、通常の回復過程の一部です。
しかし、赤みや腫れが急激に悪化したり、膿のような分泌物が出たりする場合は感染の可能性があります。
視力の変化や強い痛みを感じた場合にも、速やかに担当医を受診してください。
早期の対応が後遺症の重症化を防ぐことにつながるでしょう。
表ハムラ法の後遺症が出たときの診断と施術法は?
万が一、後遺症が生じた場合でも、適切な対応によって改善が期待できるケースは少なくありません。
症状の種類や程度に応じた対処法を知っておくことで、冷静に対応できるようになります。
ここでは、後遺症が出たときの具体的な選択肢について説明します。
まず試す保存的施術の選択肢と効果
後遺症の多くは、まず保存的な方法で対応が検討されます。
ドライアイに対しては人工涙液の点眼、軽度の外反症に対してはテーピングや経過観察が行われることがあります。
術後1〜3ヶ月は自然回復する症状も多いため、焦らず医師の指示に従うことが大切です。
感染が疑われる場合には、抗生剤の処方による対応が行われます。
後遺症別の専門診療(眼科・形成外科)の対応
後遺症の内容によっては、美容外科だけでなく他の診療科との連携が必要になる場合があります。
角膜損傷やドライアイが持続する場合は、眼科での専門的な診察を受けることが望ましいでしょう。
外反症や瘢痕の問題については、形成外科での対応が適しているケースもあります。
症状に合わせた専門医への相談が、適切な対処への第一歩です。
施術にかかる期間と費用の目安
後遺症への対処にかかる期間は、症状の種類や重症度によって異なります。
修正施術が必要な場合は、初回施術から数ヶ月以上の経過を待ってから実施されるのが一般的です。
費用についても自由診療となるため、修正施術の範囲や内容に応じて事前にクリニックへ確認しておくことをおすすめします。
施術後の期待値とリスク説明のポイント
修正施術を受ける場合も、再び後遺症のリスクがあることを理解しておく必要があります。
瘢痕組織がある状態での再施術は初回よりも難しく、結果にも限界がある場合があるでしょう。
医師からリスクとメリットの両方について説明を受け、現実的な期待値を持つことが大切です。
初回の施術で後悔しないためにも、最初から信頼できる医師を選ぶことが何より重要といえます。
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表ハムラ法 後遺症についてよくある質問
表ハムラ法の施術後、仕事はいつから復帰できますか?
デスクワークであれば、術後3〜5日程度で復帰する方もいます。
ただし、腫れや内出血は1〜2週間続くことが多いため、人前に出る仕事の場合はそれ以上の期間を見込んでおくと安心です。
無理をせず、担当医と相談しながら復帰時期を決めることをおすすめします。
表ハムラ法と裏ハムラ法で後遺症リスクに違いはありますか?
裏ハムラ法はまぶたの裏側からアプローチするため、皮膚表面に傷跡が残らないのが特徴です。
一方で、表ハムラ法は皮膚の切除を同時に行えるため、たるみが強い方に適した術式といえます。
どちらの術式が適しているかは肌の状態によるため、カウンセリングで医師の診断を受けるのがよいでしょう。
表ハムラ法を受けた後にしこりができた場合はどうすればよいですか?
脂肪を移動した部分にしこりのような硬さを感じることがありますが、多くの場合は、数ヶ月かけて自然に馴染んでいくことが期待できます。
数ヶ月経過しても改善が見られない場合や、痛みを伴う場合は、担当医に相談してください。
状態に応じて経過観察を続けるか、追加の処置が検討されることがあります。
【表ハムラ法に関する法的記載事項】
治療内容:下まぶたの皮膚を切開し、突出した眼窩脂肪をくぼみ部分に移動させて固定する施術です。
標準的な治療回数:4~6回
標準的な費用: 548,000円
標準的な治療期間:3~6ヶ月
主なリスク:目の違和感・腫れ・痛み、皮下出血・血腫、感染
【裏ハムラ法に関する法的記載事項】
治療内容:下まぶたの裏側を切開し、目の下のクマやたるみの原因となる眼窩脂肪を移動させて整える施術です。
標準的な治療回数:3~5回
標準的な費用: 544,250円
標準的な治療期間:1~3ヶ月
主なリスク:目の違和感・腫れ・痛み、皮下出血・血腫、感染
【下眼瞼脱脂術 に関する法的記載事項】
治療内容:経結膜脱脂法(脱脂法)とは、目の下のたるみやクマの原因となる脂肪を、下まぶたの裏側から除去する施術です。
標準的な治療回数:1回
標準的な費用:19,800〜544,250円(局所麻酔の費用を含みます)
標準的な治療期間:30分〜1週間(ダウンタイムを含みます)
主なリスク:内出血、腫れ、充血、結膜浮腫
