【二重埋没】線留めは取れにくい?点留めとの違いや手順を徹底解説
「二重埋没をしたいけど、自分に合う方法がわからない」「なるべく長持ちさせたい」とお悩みではありませんか?
二重埋没法には、大きく分けて「線留め」と「点留め」の2つの術式があります。
中でも線留めは、1本の糸を連続して通すことで、まぶたを広い範囲で支える方法として知られています。
この記事では、線留めの仕組みや点留めとの違い、後悔しないための注意点を詳しく解説します。
ご自身に合った施術方法を見つけるための参考にしてください。
大阪大学皮膚科・形成外科
大阪警察病院形成外科勤務
愛媛大学医学部非常勤講師
インディアナ大学医学部解剖学講座講師
※本記事は2026年5月時点の情報をもとにまとめています。
※二重埋没法は保険診療が適用されない自由診療となります。
※記事内の金額は税込です。
※二重埋没法に用いられる機器の中には、国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていないものもあります。未承認の医薬品・医療機器については、「個人輸入において注意すべき医薬品等について」(厚生労働省)をご覧ください。
線留めの二重埋没ってどんな方法?
「普通の埋没法と何が違うの?」と疑問に思っていませんか?
結論として、線留めは1本の糸で二重ラインを連続的に縫い留める術式です。
特定の箇所を独立して固定する「点留め」とは異なり、糸がライン状につながってまぶたを支えます。
線留めの仕組み
線留めの仕組みは、1本の医療用糸を使って二重ラインに沿って連続的にまぶたを縫い留めます。
糸を皮膚側から「瞼板(けんばん)」や「挙筋(きょきん)」に通し、複数のポイントを1本の糸で固定します。
なお、瞼板法はまぶたの縁にある硬い板に糸をかける方法、挙筋法はまぶたを持ち上げる筋肉に糸をかける方法です。
線留めは連続的に縫い留める固定原理を活用し、糸にかかる力を分散させるため、特定の1点に負荷が集中しにくくなる仕組みとされています。
また結び目が1〜2か所に抑えられるため、糸玉が目立ちにくいという利点もあります。
点留めとの違い
点留めとの主な違いは、固定の仕方が「独立した点」か「連続した線」かという点にあります。
点留めは2点や3点など、特定の箇所を独立した糸で1点ずつ固定する方法です。
線留めとの具体的な違いを以下の表にまとめました。
| 項目 | 線留め | 点留め |
|---|---|---|
| 糸の通し方 | 連続的にライン状 | 独立して各点を固定 |
| 結び目の数 | 1〜2か所 | 留め数と同数 |
| 負荷の分散 | 広範囲に分散 | 各点に集中 |
| 二重ライン | なめらかな曲線 | 点をつないだライン |
点留めは糸の本数を増やすと固定力が上がると思われがちですが、結び目が増えて緩むリスクも生じます。
そのため、点留めにおいては2点留めが適度なバランスを保ちやすいと考えられています。
表留めと裏留めの違い
線留めには、結び目をまぶたの表面に作る「表留め」と、裏側に作る「裏留め」の2種類があります。
表留めと裏留めの主な違いは、糸の結び目を作る位置が皮膚側か結膜側かという点にあります。
表留めは結び目が皮膚の下に埋め込まれるため、糸玉が触れて違和感を覚える場合もあるようです。
一方、裏留めは結び目が結膜側にあるため、皮膚表面から糸玉が見えにくいのがメリットの一つです。
ただし、裏留めは角膜に糸が触れるリスクがあるため、医師の技術によって仕上がりが左右されやすいでしょう。
線留めの二重埋没のメリットとデメリットとは?
線留めにはなめらかなラインが作れるメリットがある一方で、費用や抜糸の難易度といったデメリットも存在します。詳しく解説していきます。
線留めのメリット
線留めのメリットは、糸を連続して通すことで糸玉が目立ちにくく、なめらかなラインを作りやすいとされる点です。
糸にかかる負荷が分散されるため、組織への食い込みが安定しやすい傾向があります。
線留めのデメリット
線留めのデメリットは、点留めに比べて費用が高くなりやすく、抜糸の手順が複雑になる可能性がある点です。
また、医師の技術によって仕上がりに差が出る可能性があるため、慎重なクリニック選びが求められます。
考えられる合併症と対処法
二重埋没法では、術式に関わらず腫れや内出血、感染、糸の露出などの合併症が起こる可能性があります。
もし糸が皮膚から露出した場合は、抜糸や再施術が必要になるケースもあります。
術後の異変を感じたら、放置せずに担当医へ相談することが大切です。
線留めの二重埋没の流れと回復のポイントは?
「施術当日はどんなことをするの?」と気になりますよね。
事前に全体の流れを把握して、不安を軽減しておきましょう。
カウンセリングと術前の準備
カウンセリングでは、希望する二重幅を伝え、まぶたの状態から線留めが適しているかを判断します。
医師が皮膚の厚さや目の開き具合を診察し、一人ひとりに合ったデザインをシミュレーションするでしょう。
カウンセリングは術式を決めるだけでなく、医師との相性を確かめる大切な時間でもあります。
自分の悩みを安心して打ち明けられるか、納得できるまで向き合ってくれるかを確認しましょう。
施術の具体的な手順と所要時間
線留めの施術は、マーキング後に局所麻酔を行い、1本の糸を連続的に通して二重を作る手順で進みます。
所要時間は両目で30分〜60分程度が目安ですが、微調整によって多少前後する場合もあります。
具体的なステップは以下の通りです。
- デザインの確認とマーキング
- 局所麻酔の注入
- 針を使って糸をまぶたに通す
- 糸を連続的に縫い留める
- 結び目を作り、糸を埋め込む
麻酔と施術中の負担対策
施術時には局所麻酔を使用するため、術中の負担を抑えられるよう配慮されていますが、感覚には個人差があります。
ただし、麻酔注射の際に刺激を感じるケースはあります。
ダウンタイムと腫れ・内出血の目安
線留め後のダウンタイムは、一般的に1週間程度とされています。
術直後は腫れが目立ちやすく、一時的に二重幅が広く見える傾向があります。
内出血が起こった場合は、黄色く変化しながら1週間ほどで徐々に消えていくことが一般的な経過です。
術後のケア方法と注意点
術後のケアは、二重の仕上がりや持続期間に影響する可能性のあるポイントの一つです。
以下の点に注意して過ごしましょう。
- 当日は目元を冷やして腫れを抑える。
- 1週間程度はまぶたを強くこすらない。
- コンタクトレンズの使用は数日間控える。
- 激しい運動や飲酒は1週間程度避ける。
施術費用の目安と追加費用
線留めの費用は、自由診療のためクリニックによって価格体系は異なります。一人ひとりの希望に合わせたプラン選定が重要です。
術後の検診代や、糸が取れた際の保証制度の有無も事前に確認しておくことが推奨されます。
クリニック選びのポイント
線留めは医師の技術が大切とされる術式のため、症例数やカウンセリングの丁寧さで選ぶのが賢明でしょう。
デメリットやリスクもしっかり説明してくれる医師は、信頼できる可能性があるといえます。
複数のクリニックでシミュレーションを受け、納得できる医師を見つけましょう。
向いている人と向かない人
線留めは、まぶたが薄めの方や、なめらかで自然なラインを希望する方に向いているとされる術式です。
一方で、まぶたが極端に厚い方や、将来的に抜糸を前提としている方には、他の術式が適する場合もあるようです。
ご自身の目元の状態に合っているかどうかは、専門医の診察を通じて判断することをおすすめします。
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デザイン変更あり |
※局所麻酔代を含みます。
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二重埋没についてよくある質問
線留めで片目だけを施術することは可能ですか?
結論として、基本的に片目だけの線留めは可能とされています。
もともと片目だけ二重の方や、片側だけラインが薄くなってしまった方の左右差を整える目的で行われるケースも少なくありません。
ただし、もう片方の天然の二重ラインや、過去に点留めで作ったラインと、線留めで作るラインを完全に一致させるには高度なシミュレーション技術が求められます。
担当医と仕上がりのイメージを十分に共有することが大切です。
線留めが取れかけているサインはありますか?
二重ラインが薄くなったり、朝と夕方で幅が変わったりする場合は、糸が緩んでいるサインかもしれません。
また、三重になったり、ラインが以前より不安定に感じたりする場合も注意が必要です。
気になる変化があれば、早めに施術を受けたクリニックへ相談することをおすすめします。
一度取れた後に再施術はできますか?
埋没法が取れた後の再施術は可能とされていますが、前回の糸の状態を確認する必要があります。
癒着や糸の残り具合によっては、抜糸を行ってから新たに留め直すケースもあるようです。
再施術の際は、前回取れた原因を分析し、一人ひとりに適したデザインや術式を再検討することが大切です。
【二重埋没法に関する法的記載事項】
治療内容:埋没法は、二重まぶたを形成する方法の1つで、切開を行わずに糸をまぶたの組織に通して二重のラインを作る手術法です。
標準的な治療回数:1回
標準的な費用:49,800〜528,000円(局所麻酔の費用を含みます)
標準的な治療期間:30分〜1週間(ダウンタイムを含みます)
主なリスク:腫れ、内出血、目のゴロゴロ感
【二重切開法に関する法的記載事項】
治療内容:二重切開法は、まぶたを直接切開し、不要な脂肪や皮膚を取り除きながら理想的な二重ラインを形成する方法です。
標準的な治療回数:2回
標準的な費用:217,800〜327,800円(局所麻酔の費用を含みます)
標準的な治療期間:1時間〜1週間(ダウンタイムを含みます)
主なリスク:腫れ、合併症、皮下出血、血腫、目の違和感、感染、疼痛、肥厚性瘢痕、ケロイド
