バッカルファット除去のデメリットは?施術前の注意点を解説
「頬のもたつきをすっきりさせたい」
「バッカルファット除去をやってみたいけれど、後悔しないか不安」と悩んでいませんか。
バッカルファット除去はすっきりとしたフェイスラインを目指せる一方で、頬がこけて見えたり、左右差が出たりするなどのデメリットも指摘されています。
この記事では、バッカルファット除去のおもなデメリットや注意点、ほかの選択肢について解説します。
大阪大学皮膚科・形成外科
大阪警察病院形成外科勤務
愛媛大学医学部非常勤講師
インディアナ大学医学部解剖学講座講師
【資格】
国際血液成長因子再生医療学会 認定医(※任意団体による認定)
韓国美容外科学会(KSAS) 専門医(※外国学会による認定)
※本記事は2026年5月時点の情報をもとにまとめています。
※バッカルファット除去は保険診療が適用されない自由診療となります。
※記事内の金額は税込です。
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バッカルファット除去のデメリット
バッカルファット除去の施術は、メリットだけではありません。
施術前にデメリットやリスクを正しく理解することが大切です。
- 頬がこけて見えたり、凹みが残ったりすることがある
- 仕上がりに左右差が出ることがある
- 期待した変化を実感しにくいことがある
- 将来的なたるみや老化の一因となる可能性がある
- 神経損傷を引き起こす可能性がある
- 感染や出血などを引き起こす可能性がある
それぞれのデメリットについて、詳しく見ていきましょう。
1.頬がこけて見えたり、凹みが残ったりすることがある
人によっては、頬がこけて見えたり、やつれた印象になったりするリスクがあります。
特に若い世代では脂肪がまだ下垂していないため、過剰な除去によって不自然な凹みが生じてしまう可能性もあります。
一度除去した脂肪は基本的には再生しないため、過剰に除去した場合は調整が非常に難しいとされています。
2.仕上がりに左右差が出ることがある
バッカルファット除去の施術後に左右差が出るケースも報告されています。
左右の脂肪量の見極めが難しく、均等に除去しても結果として差が出てしまう場合もあります。
人によっては、もともとの顔の左右差が施術によって強調されることもあるかもしれません。
もともとの骨格の左右差は、脂肪除去では補正できない点にも注意が必要です。
3.期待した変化を実感しにくいことがある
頬のもたつきの原因がバッカルファット以外にある場合、変化を実感しにくい傾向があります。
たとえば頬のもたつきが、皮下脂肪やエラの咬筋、フェイスラインの脂肪が原因のケースが該当します。
カウンセリング時には触診による評価を受け、本当にバッカルファット除去の施術がふさわしいか確認することが重要です。
また、脂肪の除去量が控えめである場合も、変化を実感しにくいと言われています。
4.将来的なたるみや老化の一因となる可能性がある
そもそも顔の脂肪は、加齢とともに自然に減少していく傾向にあります。
そのため、若いうちにバッカルファットを除去すると、将来的な脂肪減少と相まって、こけた印象が強まる可能性があります。
20代で受けた施術が40代以降の老けた印象につながるケースもあるため、慎重な判断が必要です。
5.神経損傷を引き起こす可能性がある
バッカルファットの周囲には顔面神経が走行しています。
施術中の操作により、一時的または永続的な神経損傷が生じる可能性があります。
また、筋痙攣による開口障害が報告されることもあり、咀嚼や会話に支障をきたす可能性があります。
6.感染や出血などを引き起こす可能性がある
バッカルファット除去の施術後に、感染や血腫が報告されるケースがあります。
口腔内は細菌が多い環境のため、感染のリスクがゼロではありません。
施術後は処方された抗菌薬の服用と、口腔内の清潔保持が大切です。
施術後に異常な腫れや痛み、発熱が続く場合は速やかに医師へ相談することをおすすめします。
バッカルファット除去をすべき?判断するためのポイント
デメリットを回避するためには、ご自身の悩みの原因を正しく把握し、適応の有無を見極めることが重要です。
代替施術や同時施術の選択肢も含めて、医師と相談しながら判断していくことが望ましいでしょう。
1.頬の脂肪がバッカルファットか皮下脂肪かを見分ける
口の中から頬を吸い込むように凹ませた際に、フェイスラインがすっきり見える場合はバッカルファットが関係している可能性があります。
一方、頬を指でつまんで厚みを感じる場合は、皮下脂肪がたるみのおもな原因と考えられます。
ただし、セルフチェックはあくまで目安であり、正確な判断は専門医の触診が必要です。
2.ご自身の年齢や骨格に適しているか
20代の若い世代ではバッカルファットがまだ下垂していないため、脂肪を過剰に除去してしまうリスクが高まります。
また、40代以降の方は皮膚のハリや筋膜のゆるみがたるみのおもな原因であるため、脂肪除去のみでは変化が限定的なケースが多い傾向にあります。
骨格が華奢な方や、頬骨が高い方も、バッカルファット除去の施術を受けると頬がこけて見えるリスクがあります。
ご自身の年齢や骨格に応じた、個別の判断が必要です。
3.カウンセリングでの説明や診断内容に納得しているか
医師選びの際には、バッカルファット除去の症例数や、施術後の経過写真の提示があるかを確認しましょう。
また、触診による評価を行ってくれるかも大切な判断材料です。
カウンセリングでは除去する脂肪量の根拠、合併症の可能性などを質問しておくとよいでしょう。
その際、具体的で根拠のある説明をしているかどうかもチェックポイントです。
不安な点は事前にメモにまとめて、当日聞き漏らさないよう準備しておくと安心です。
バッカルファット除去の施術前~施術後の流れ
バッカルファット除去の施術前の準備から施術後のケアの流れを整理すると、以下のようになります。
- 喫煙・飲酒を控え、体調を整える
- 口腔内の頬粘膜を切開し、深部にある脂肪体を引き出して切除する
- 抜糸は不要なケースが多いが、医師の判断により必要になるケースもある
- 処方薬を指示通り服用する
- 口腔内を清潔に保ち、刺激物を避ける
- 激しい運動や長湯はしばらく控える
- 異常を感じたら、速やかに医師へ相談する
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バッカルファット除去のデメリットに関するよくある質問
最後に、バッカルファット除去の施術に関するよくある質問にお答えします。
Q.バッカルファット除去後にマッサージはしてもいい?
施術後すぐに顔をマッサージすると、腫れや内出血を長引かせる原因になります。
施術後しばらくは強い刺激を避け、マッサージを再開する時期については必ず担当医に相談してください。
Q.バッカルファット除去は何歳まで受けられる?
明確な年齢制限は設けられていないケースが多いとされています。
ただし、年齢を重ねるにつれて、お顔のたるみの原因は脂肪だけでなく、皮膚や筋肉の衰えなど多角化していきます。
現在の状態に適した方法を、医師としっかり相談して決定することが望ましいでしょう。
Q.バッカルファット除去の効果は半永久的に続くの?
一度取り除いた脂肪細胞自体は再生しないため、施術による変化は長期間維持されやすいと言われています。
ただし、加齢による皮膚のたるみや、体重の大幅な増減によって、お顔全体の印象が将来的に変化する可能性はあります。
Q.バッカルファット除去の傷跡は目立つ?
バッカルファット除去の切開は、口腔内の頬粘膜から行うため、お顔の表面(外側)に傷跡が残りません。
また、口腔内の傷は時間とともに目立たなくなる傾向にあります。
【バッカルファット除去に関する法的記載事項】
治療内容:バッカルファット除去は、頬の奥深くにある脂肪を取り除き、顔のたるみやほうれい線の改善を目指す施術です。
標準的な治療回数:1回
標準的な費用:165,000〜275,000円(税込)
標準的な治療期間:1日
主なリスク・副作用:腫れ、内出血
