胸の大きさは遺伝で決まる?影響するとされる要因やバストケアについて解説
「胸の大きさってやっぱり遺伝なのかな…」「家族に胸が大きい人がいないと、もう変えられないの?」こんな疑問や不安を抱えている方は少なくありません。
胸の大きさは、遺伝だけではなく複数の要因が絡み合って決まるとされています。
この記事では、胸の大きさと遺伝の関係や、今からできる生活習慣の見直し、美容医療による施術まで、気になる情報を詳しく解説します。
ご自身に合ったバストケアの方法を見つける手がかりとして、参考にしていただければ幸いです。
大阪大学皮膚科・形成外科
大阪警察病院形成外科勤務
愛媛大学医学部非常勤講師
インディアナ大学医学部解剖学講座講師
※本記事は2025年12月時点の情報をもとにまとめています。
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胸の大きさはどれくらい遺伝するの?
胸の大きさは、生まれ持った遺伝情報が影響する傾向があるとされる一方で、すべてが遺伝によって決定されるわけではありません。
胸の大きさの個人差のうち、半分程度は遺伝的な要因が関わるとされています。
残りの半分程度は、環境要因やホルモンバランス、生活習慣など、後天的な要素によるものと考えられています。
父親と母親どちらの影響が大きいか
胸の大きさに関わる遺伝子は、特定の親からのみ受け継がれるものではありません。
父親と母親の両方から遺伝情報が受け継がれるため、どちらか一方の影響だけで胸の大きさが決まるわけではないでしょう。
家族で差が出る理由と遺伝の限界
同じ親から生まれた兄弟姉妹でも、胸の大きさに差が出ることはあります。
これは、遺伝子の組み合わせが兄弟姉妹それぞれで異なるためと考えられます。
また、遺伝的な要因が半分程度とされていることから、残りは環境要因やホルモンの影響、体脂肪率などによって変わる可能性もあるでしょう。
つまり、遺伝だけで胸の大きさがすべて決まるわけではなく、後天的な要因も影響している可能性があるのです。
胸の大きさは何歳でほぼ決まるの?
胸の大きさは、思春期の成長期を経て20代前半までに基本的な形が定まることが多いとされています。
しかし、その後も妊娠や授乳、加齢によって変化する可能性があります。
ここでは、それぞれのライフステージにおける胸の変化について詳しく見ていきましょう。
思春期のバスト発達の時期
思春期は、女性ホルモンの分泌が活発になり、胸が大きく成長する傾向がある時期です。
10代前半から後半にかけて乳腺が発達し、脂肪組織も増えていく傾向が見られます。
この時期の胸の成長には、女性ホルモン(エストロゲンやプロゲステロンなど)の働きが深く関わっているとされています。
妊娠・授乳で変わる胸の変化
妊娠中や授乳期には、乳腺の発達やホルモンバランスの変化によって胸が大きくなる場合があります。
しかし、授乳を終えると乳腺が縮小し、胸のサイズが元に戻る、またはやや小さくなる可能性もあるでしょう。
また、授乳後には胸の皮膚が伸びたり、胸を支える組織(クーパー靭帯と呼ばれるものなど)が緩んだりして、形が変わる可能性もあります。
閉経以降の変化と加齢の影響
閉経を迎えると、女性ホルモンの分泌が減少し、乳腺組織も次第に減っていく場合があります。その影響で、胸の張りやボリューム感が少なくなり、全体的に柔らかくなったり、下垂しやすくなったりすることもあるでしょう。
加齢に伴う体脂肪の分布の変化も、胸の形や大きさに影響を与える可能性のある要因の一つとされています。
遺伝以外で胸の大きさに影響するとされる要因は?
胸の大きさは遺伝だけで決まるものではなく、体脂肪率やホルモンバランス、さらには病気や薬剤の影響など、さまざまな要因が関わっているとされています。
ここでは、遺伝以外で胸の大きさに影響を与える可能性のある要素について詳しく解説します。
体脂肪率と体型の影響
胸は乳腺組織と脂肪組織から構成されており、体脂肪率が高いと胸のサイズも大きくなる傾向があるといわれています。
体重や身長、体格の指標(BMIなど)と胸の大きさには、一定の関連性があるようです。
ただし、体重を増やせば必ず胸が大きくなるというわけではありません。
個人の遺伝的な特徴によって、脂肪が胸に付きやすい人とそうでない人がいるためです。
ホルモンバランスと体内の仕組み
女性ホルモン(エストロゲンやプロゲステロンなど)は、胸の発達に重要な役割を果たしているといわれています。
これらのホルモンバランスが整っていることも、胸の大きさに影響を与える要素の一つといえます。。
そして、ホルモンバランスは、年齢や生活習慣、ストレスなどによって変動します。
薬剤や病気が与える影響
ピル(経口避妊薬)やホルモン補充のための薬剤などは、ホルモンバランスに変化をもたらすため、胸の大きさに影響を及ぼす可能性があるでしょう。
また、体内のホルモン分泌や代謝に関わる一部の病気も、胸の大きさが変化する要因となる可能性があります。
薬剤の使用や体調の変化によって胸のサイズが気になる場合は、医師に相談してみるのもよいでしょう。
生活習慣で心がけることとは?
日々の食事や運動、睡眠といった生活習慣は、ホルモンバランスや体の成り立ちに影響を与えるため、胸の大きさや形にも関わってくる可能性があります。
ここでは、生活習慣の見直しによって期待される変化について解説します。
食事と栄養によるバストケア
バランスの取れた食事は、ホルモンバランスを整えるために役立ちます。
特に、成長期において適切な栄養を摂取することは、胸の発達をサポートするうえでも大切です。
ただし、特定の食品を摂取すれば胸が大きくなるという話に関しては十分な科学的根拠がないものも多いため、過度な期待は避けた方が良いでしょう。
食事による栄養管理は、全体的な健康維持の一環として捉えるのが望ましいと考えられます。
運動・姿勢・筋肉で見た目を整える
胸そのものの大きさを運動で大きく変えることは難しいとされますが、胸の土台となる筋肉(大胸筋)を鍛えることで、バストの位置を高く見せたり、形を整えたりするのに役立つ場合があります。
また、正しい姿勢を保つことで、胸が前に出て見えやすくなり、全体的なシルエットが整う可能性もあるでしょう。
猫背などの悪い姿勢は、胸を小さく見せる一因となることがあるため、日頃から姿勢を意識することが推奨されます。
質の良い睡眠とストレス管理
睡眠不足やストレスは、ホルモンバランスの乱れを引き起こす要因の一つとされています。
女性ホルモンの分泌が不安定になると、胸の発達や維持に影響を与える可能性があるでしょう。
質の良い睡眠を確保し、ストレスを適切に管理することは、ホルモンバランスを整えることに役立つと考えられています。
日常生活の中で、リラックスできる時間を作ることも大切になってくるでしょう。
豊胸で期待される変化とリスクは?
美容医療における豊胸施術は、胸の大きさや形を調整するための選択肢の一つとされています。
ここでは、豊胸施術の種類やそれぞれの特徴、リスクについて詳しく解説します。
豊胸の種類とそれぞれの特徴(ヒアルロン酸、シリコン、脂肪注入)
豊胸施術には、主にヒアルロン酸注入、シリコンインプラント挿入、脂肪注入の3つの方法が挙げられます。それぞれの施術に特徴があり、ご自身の希望や体質に応じて適した方法を選ぶことが大切です。
施術に伴うリスクや副作用など
豊胸施術には、感染や内出血(血腫)、シリコンインプラントの破損や移動、脂肪注入における部分的な吸収やしこり(石灰化)などのリスクが伴う場合があります。
施術後には、腫れや痛み、内出血が生じることもあり、数週間から数ヶ月かけて回復していくことが多いようです。
またインプラントの周囲に硬い膜が形成される状態(拘縮:こうしゅく)が起こる可能性も指摘されています。
これらのリスクについて、事前に医師から十分な説明を受けるようにしましょう。
術後の回復期間とケア
豊胸施術後の回復期間は、施術方法や個人の体質によって異なります。
ヒアルロン酸注入は短期間で日常生活に戻れる場合が多い一方、シリコンインプラントや脂肪注入では、数週間程度の安静期間が設けられることがあるようです。
術後のケアとしては、医師の指示に従って施術部位を固定したり、清潔に保ったりすることが推奨されます。
費用相場と医療機関選びのポイント
豊胸施術の費用は、施術方法や医療機関によって異なる場合があります。
目安として、ヒアルロン酸注入は数十万円程度、シリコンインプラント挿入や脂肪注入は100万円以上かかる場合もあるようです。
医療機関を選ぶ際は、医師の経験や考え方、カウンセリングの丁寧さ、術後のフォロー体制などを確認するのがよいでしょう。
費用だけで判断せず、ご自身にとって信頼できる医療機関を選ぶことが大切です。
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| 施術 | 金額 |
|---|---|
| 脂肪注入豊胸(茶こし採取代) | 小さくて平らなほくろ(直径4mm以下) |
| 電気分解法(電気メス) | 220,000円~330,000円 |
| ヒアルロン酸豊胸 | 440,000~715,000円 |
| シリコンバッグ豊胸 | 1,265,000円 |
※保険適用外の自由診療となります。
※局所麻酔代を含みます。
※税込価格での記載です。
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胸の大きさについてよくある質問
胸の左右差は放っておいていいですか?
胸の左右差は多くの女性に見られることがあり、ほとんどの場合は健康上の問題にはならないとされます。
ただし、急激に差が大きくなった場合や、痛みやしこりを伴う場合は、医師の診察を受けるのが望ましいでしょう。
見た目が気になる場合は、適切なブラジャーを選ぶことで目立ちにくくする工夫もできるかもしれません。
豊胸手術は保険適用になることがありますか?
美容目的の豊胸施術は、保険適用外の自由診療となる場合が多いようです。
ただし、乳がん術後の再建手術など、医学的な理由がある場合には保険が適用される可能性もあります。
詳しくは、医療機関や健康保険組合に確認しましょう。授乳中や授乳後に豊胸はできますか?
授乳を終えてから一定期間が経過し、胸の状態が安定してから施術を検討することが望ましいでしょう。
施術を希望する場合は、医師に授乳歴や現在の状態を詳しく伝えることが大切です。
