豊胸の老後はどうなる?年齢による変化と知っておくべき注意点
「豊胸施術を受けたけれど、年齢を重ねたときにバストはどうなってしまうんだろう?」
「老後のバストの変化が心配…」と不安を感じていませんか。
豊胸施術は一時的な結果だけでなく、長期間にわたってあなたの体に影響を与える可能性のある施術です。
豊胸施術は、あなたの人生に長く寄り添うもの。だからこそ、一時的な変化だけでなく、将来、そして年齢を重ねたときのバストの変化について、しっかり理解しておくことが大切です。
本記事では、豊胸施術を受けた方が老後に直面する可能性のある変化と、適切な対策方法について詳しく解説いたします。
※本記事は2025年10月時点の情報をもとにまとめています。
※豊胸施術は保険診療が適用されない自由診療となります。
※記事内の金額は税込です。
※豊胸施術に用いられる機器の中には、国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていないものもあります。未承認の医薬品・医療機器については、「個人輸入において注意すべき医薬品等について」(厚生労働省)をご覧ください。
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豊胸した老後の変化とは
豊胸していなくても、年齢とともにバストは変化します。
まずは、加齢による自然な変化と、施術ごとの変化の特徴を見ていきましょう。
加齢による自然な変化
加齢によって、バストには次のような影響があるとされます。
- 女性ホルモンの影響
年齢とともに女性ホルモンが減少すると、乳腺組織が少しずつ萎縮することがあります。 - 皮膚の弾力低下
皮膚のハリや弾力が失われることで、バストのボリュームが減ったり、下垂が進んだりすることがあります。
これは、豊胸術の有無にかかわらず誰にでも起こりうる自然な変化です。 健康的な生活を心がけることが、変化を穏やかにする上で大切です。
シリコンバッグ豊胸の老後変化
シリコンバッグには一般的に10年から20年の寿命があるとされており、加齢による体の変化が影響を及ぼすことがあります。
また、バッグを挿入した周囲に薄い膜(被膜)ができ、それが厚く硬くなることで、バストが硬くなったり不自然な見た目になる「カプセル拘縮」が起こる可能性も。
また冷たい外気に触れたときにバスト全体が冷たく感じたり、体重減少で不自然な見た目になる可能性もあります。
破損などのトラブルを防ぐため、定期的な検診や必要に応じた入れ替えが推奨されます。
脂肪注入豊胸の老後変化
脂肪注入豊胸は自身の脂肪を使用するため、自然な仕上がりが期待できる方法とされています。
定着した脂肪は、あなたの体の一部として長期的に維持されることが期待できます。
しかし脂肪も体の組織の一部であるため、加齢によるバストの下垂や組織の萎縮とともに、サイズダウンの可能性も考えられます。
また脂肪注入豊胸における長期的なリスクとして、しこりや石灰化の形成されることも理解しておきましょう。
これらは適切な方法で施術を行うことで、影響を少なくできる場合が多いでしょう。
ヒアルロン酸豊胸の老後変化
ヒアルロン酸豊胸は、他の豊胸方法と比較して老後への長期的な影響は限定的と考えられます。
ヒアルロン酸は半年~1年程度効果が持続し、2~3年で体内に吸収されるため、老後に大きく見た目が変化するリスクは低いといえるでしょう。
ただし一度に大量に注入した場合や、大きな塊で注入した場合、厚い被膜が形成されることがあります。
このような「しこり」は長期間残存する可能性があり、老後においても影響が残る可能性もあります。
豊胸施術に年齢制限はある?
豊胸施術を受けるにあたって、年齢が気になる方もいるでしょう。
日本でおこなわれる豊胸施術は自由診療なので、法的な年齢制限はありません。
しかし、安全に施術を行うために、医学的な観点から一定の目安があります。
施術は18歳以上が推奨
一般的に、豊胸施術は、体の成長が落ち着く18歳以上が対象とされることが多いです。
思春期の女性の中には、バストが小さいことにコンプレックスを感じている方もいらっしゃるでしょう。
思春期の方でバストに悩んでいる方もいるかもしれませんが、体がまだ成長している時期に施術を行うのは適切でない場合があります。
20歳を過ぎると大きな体の変化は少なくなると言われていますが、個人差があるため、まずは医師に相談してみましょう。
未成年の方が施術を受ける場合は、親権者の同意が必要です。
施術の年齢上限は特にない
豊胸施術に明確な年齢の上限はありません。年齢よりも、施術に耐えられる健康状態であるかどうかが大切です。
健康状態に問題がなければ、60代や70代で施術を受けることも可能です。
年齢を理由に諦めてしまう前に、まずは専門医に相談して、ご自身の状態をチェックしてもらうことをおすすめします。
年代別の注意点
年齢を重ねるにつれて、皮膚の弾力低下など、体の変化も考慮して施術計画を立てる必要があります。
年代ごとの主な注意点をご紹介します。
- 20代~30代
将来の妊娠・出産・授乳の可能性を考慮し、施術方法や仕上がりを慎重に検討する。 - 40代~50代
加齢による皮膚の変化(弾力低下、たるみ)や、体型の変化を考慮する。 - 60代以降
健康状態の確認、皮膚のたるみへの配慮が必要
高齢で腎臓や肝臓の機能が低下している場合は、麻酔の管理や施術の安全性確保が難しくなることがあります。
また、施術前の血液検査で糖尿病や重度の貧血などが見つかった場合、施術が難しいケースもあります。
豊胸施術後は乳がん検診を受けられる?
豊胸施術を受けた方が、将来的に最も気になることの一つに、乳がん検診への影響があるかもしれません。
豊胸後も、もちろん乳がん検診は受けられます。しかし、いくつかの注意点を知っておきましょう。
検診を受ける際の注意点
豊胸施術を受けた後でも乳がん検診は受けられます。しかし、いくつか知っておくべき注意点があります。
脂肪注入豊胸の場合、注入した脂肪がしこりのように感じられたり、石灰化(カルシウムが沈着すること)を起こしたりすることがあります。
これらの変化が、乳がんの所見と似て見える場合があるため、検診の際に「豊胸施術を受けていること」を伝える必要があります。
正確な診断のためには、専門医による丁寧な診察が重要です。オイルシスト(脂肪が変化してできる袋状のもの)や石灰化と乳がんの所見は、経験豊富な専門医であれば区別できること多いでしょう。
しかし、しこりや石灰化が多いと、診断が難しくなるケースもゼロではありません。
施術ごとの適切な検診方法
豊胸施術を受けている場合、マンモグラフィだけでなく、超音波(エコー)検査やMRI検査を併用することが推奨されます。
- シリコンバッグ豊胸の場合
バッグは塊として認識されやすいため、エコー検査で比較的判別しやすいでしょう。 - 脂肪注入豊胸の場合
注入した脂肪の生着状態や、脂肪壊死による嚢胞(のうほう)、石灰化などがエコーやMRIで確認しやすいでしょう。
これらの変化自体が乳がんのリスクを高めるわけではありませんが、検診時に正確な診断を妨げる可能性があるため、専門医への事前申告が不可欠です。
家族に病歴がある場合の対応
ご家族に乳がん経験者がいる場合、豊胸施術を控えるべきか悩むかもしれません。しかし適切な技術で施術を行えば、乳がんのリスクが著しく高まるわけではありません。
ただし施術の際に、注入した脂肪が乳腺内に入り込んでしまう可能性も否定できません。
カウンセリングの際に、脂肪をどの層に注入するのか、また、ご自身の家族の病歴についても正直に伝え、医師と十分に話し合うことが大切です。
老後を見据えたメンテナンスが必要
豊胸施術を受けて年齢を重ねていく上で、どのようなメンテナンスや生活習慣が大切になるのでしょうか。
各施術法ごとの適切なメンテナンス方法について、詳しくご紹介いたします。
シリコンバッグ豊胸のメンテナンス
シリコンバッグ豊胸の場合、特に異常がなければ、特別なメンテナンスは不要とされることが多いです。しかし、定期的な経過観察が推奨されています。
加齢とともに、体の変化によってシリコンバッグの形状が不自然に見えたり、皮膚が薄くなったりすることがあります。場合によっては、体のバランスに合わせたバッグへの入れ替えを検討する必要が生じるかもしれません。
定期的な検診を受けることで、カプセル拘縮の早期発見や、バッグの破損の兆候を見逃さないことが重要です。
もしカプセル拘縮が進行した場合、理学療法やマッサージ、場合によってはバッグの摘出(カプスレクトミー)などで対処することが多いでしょう。
脂肪注入豊胸のメンテナンス
脂肪注入豊胸においては、施術後の急激な体重変動を避けることが、バストの形を長く保つために大切です。
- 体重増加のリスク
太りすぎると、注入した脂肪も増えてバストが不自然に大きくなる可能性があります。 - 体重減少のリスク
急激に痩せると、脂肪が減りすぎてバストが萎縮してしまうことも考えられます。
脂肪壊死や石灰化が起こった場合、硬さや皮膚の色調変化が見られることがあります。
このような場合は、超音波やMRIでの検査を行い、必要に応じて保存的治療や手術を行います。
これらの合併症は術後早期だけでなく、数ヶ月から数年後に現れる可能性もあるため、長期的な経過観察が重要です。
生活習慣における注意点
脂肪注入で定着した脂肪は、長期的に持続することが期待できますが、老化やホルモンバランスの変化によって、バストのボリュームが減少することもあります。
喫煙は血管を収縮させ、組織への血流を悪くするため、脂肪壊死のリスクを高める可能性があります。そのため施術の前後2週間程度は、禁煙することが推奨されています。
また施術後にバストの硬さや皮膚の色調変化などを感じた場合は、早めに医療機関を受診するようにしましょう。
健康的な生活習慣を心がけ、体重を安定させることがバストラインを長く保つために大切です。
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▪️豊胸の料金(1回あたり)
| 施術 | 金額 |
|---|---|
| 脂肪注入豊胸 (100ccあたり) |
275,000円 |
| ヒアルロン酸豊胸 | 440,000~715,000円 |
| シリコンバッグ豊胸 | 1,265,000円 |
※保険適用外の自由診療となります。
※税込価格での記載です。
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豊胸についてよくある質問と回答
豊胸施術後に介護が必要になった場合の注意点は?
将来、介護施設や医療機関を利用する際は、豊胸の履歴を伝えておくことが大切です。これは、緊急時の画像診断や施術方針を決定する上で重要な情報となります。
特に、ご自身からの情報提供が難しくなった場合に備えて、ご家族にも伝えておくと安心です。
豊胸施術に関連した悪性リンパ腫のリスクは?
シリコンインプラントに関連した未分化大細胞型リンパ腫(ALCL)は、報告されている合併症です。
これは主に、表面がザラザラしたテクスチャードタイプのシリコンバッグに関連して発生することが知られています。
長期使用に伴うリスクとして認識しておく必要があります。
豊胸施術後の定期検診はどのくらいの頻度で受ける?
シリコンバッグ豊胸では、術後1年、3年、5年、その後は2年に1度の定期検診が推奨されています。
再生医療豊胸や脂肪注入豊胸の場合は、術後6カ月、1年、その後は年1回の検診が目安とされています。
年齢を重ねるにつれて、検診の頻度を短くすることも考慮するとよいでしょう。
【脂肪注入豊胸に関する法的記載事項】
治療内容:自分の脂肪を採取して胸に注入し、バストアップや形の改善を行う豊胸術です。
標準的な治療回数:1回
標準的な費用:275,000円(100ccあたり)
標準的な治療期間:数日〜1週間程度(ダウンタイムを含む)
主なリスク:腫れ・内出血・脂肪壊死・脂肪塞栓・左右差・知覚変化
【ヒアルロン酸豊胸に関する法的記載事項】
治療内容:ヒアルロン酸を胸に直接注入して、バストのボリュームや形を整える豊胸術です。
標準的な治療回数:1回
標準的な費用:440,000~715,000円
標準的な治療期間:約1〜3か月程度(ダウンタイムを含みます)
主なリスク:腫れ・内出血・脂肪壊死・脂肪塞栓・左右差・吸引部の凹凸・知覚変化
【シリコンバッグ豊胸に関する法的記載事項】
治療内容:シリコン製のインプラント(バッグ)を胸の中に挿入して、バストのサイズアップや形の改善を行う豊胸術です。
標準的な治療回数:1回
標準的な費用:1,265,000円
標準的な治療期間:約2週間〜3か月程度(ダウンタイムを含みます)
主なリスク:腫れ・内出血・痛み・被膜拘縮・左右差・知覚変化
