AGA治療の効果は本当にある?後悔しないための選び方と注意点
「最近抜け毛が増えてきた」「AGA治療に興味があるけど本当に効果があるのか心配」
このような悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
AGA治療は適切な薬を使えば多くの方に改善が見られます。
この記事では、AGA治療の効果に関する臨床データや、主要な施術方法の特徴、後悔しないためのクリニック選びのポイントについて詳しく解説いたします。
大阪大学皮膚科・形成外科
大阪警察病院形成外科勤務
愛媛大学医学部非常勤講師
インディアナ大学医学部解剖学講座講師
※本記事は2025年12月時点の情報をもとにまとめています。
※AGA治療は保険診療が適用されない自由診療となります。
※記事内の金額は税込です。
※AGA治療に用いられる機器の中には、国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていないものもあります。未承認の医薬品・医療機器については、「個人輸入において注意すべき医薬品等について」(厚生労働省)をご覧ください。
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AGA治療の効果は科学的に証明されている?
AGA治療の効果について疑問を持たれる方は多いですが、主要な治療薬については多くの臨床試験が行われており、その有効性を示す報告が複数あります。
日本皮膚科学会が発表している男性型脱毛症診療ガイドラインでは、フィナステリドやデュタステリド、ミノキシジルといった成分に対して高い推奨度で評価がされています。
フィナステリドの臨床試験結果
フィナステリドは5α還元酵素を阻害することでDHT(ジヒドロテストステロン)の産生を抑制し、AGA進行を防ぐ作用があるとされています(※1)
国内での臨床試験では、フィナステリド1mgを1年間使用した方の約58%で軽度改善以上の効果が報告されています。(※2)
また、継続することでより多くの方が効果を感じられる傾向があるでしょう。
※1 参考:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/15319158/
※2 参考:https://www.jstage.jst.go.jp/article/dermatol/127/13/127_2763/_pdf
デュタステリドの有効性データ
デュタステリドはフィナステリドよりも強力なDHT抑制効果を持つ成分として知られています。
臨床試験では、デュタステリド0.5mgを24週間使用した結果、約77%の方で毛髪数の増加が確認されています。(※1)
フィナステリドと比較して、より幅広い5α還元酵素に作用するため、効果を実感される方の割合が高い傾向があります。(※2)
※1 参考:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24898559/
※2 参考:https://www.jstage.jst.go.jp/article/koshohin/42/2/42_420203/_pdf
ミノキシジルの発毛促進効果
ミノキシジルは血管拡張作用により毛根への血流を改善し、発毛を促進する外用薬です。(※1)
日本人男性300人を対象にした24週間の試験では、5%ミノキシジルで脱毛部1cm²あたりの毛髪数が平均26.4本増加し、1%より有意に多い増加が報告されています。(※2)
内服薬のフィナステリドやデュタステリドとは作用機序が異なるため、併用することでより高い効果が期待できる場合があります。
※1 参考:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22409453/
※2 参考:https://www.jstage.jst.go.jp/article/dermatol/127/13/127_2763/_pdf
AGA治療で期待できる効果はどの程度?
AGA治療を検討される際に気になる事項の一つに、実際にどの程度の効果が期待できるかという点があるでしょう。
効果の程度は使用する薬剤の種類や個人差、AGAの進行度合いによって変わりますが、適切な施術を継続することで改善を感じられる方もいます。
効果が現れる期間の目安
AGA治療の効果が現れるには一定の期間が必要で、多くの場合3〜6ヶ月程度で変化を感じ始める方が多いです。
ヘアサイクルの正常化には時間がかかるとされるため、半年から1年程度の継続が推奨される場合があるでしょう。
治療の初期段階では抜け毛が減少し、その後、髪の毛が太くなったり、新しい髪の毛が生えてきたりする変化が期待できます。
施術継続による長期的な効果
AGA治療は継続することで効果を維持できる一方、中断すると元の状態に戻る可能性があります。
フィナステリドの長期使用に関する研究では、5年間継続した方の約90%で抜け毛予防効果が認められています。(※)
ただし、施術を中断した場合には3〜6ヶ月程度で元の状態に戻る可能性があるため、長期的な視点での計画が重要です。
※参考:https://www.accessdata.fda.gov/drugsatfda_docs/label/2021/020788s028lbl.pdf
個人差と効果に影響する要因
AGA治療の効果には個人差があり、年齢や進行度合い、生活習慣などが影響する可能性があるでしょう。
一般的に、AGAの初期段階で施術を開始した方が効果が現れやすい傾向があるとされています。
また、ストレス管理や十分な睡眠、バランスの取れた食事なども施術効果をサポートする要因となる場合があります。
AGA治療の種類とそれぞれの特徴は?
AGA治療には複数の方法があり、それぞれ異なる仕組みと特徴をもっています。
おもな治療方法を理解することで、自身に合った選択肢を見つけることができるでしょう。
| フィナステリド内服 | DHT産生抑制 | 抜け毛予防・現状維持 | 1日1回服用・長期継続が必要 |
| デュタステリド内服 | 強めのDHT抑制 | 抜け毛予防・軽度改善 | フィナステリドより強めとされる |
| ミノキシジル外用 | 血管拡張・発毛促進 | 発毛促進・毛髪増量 | 1日2回塗布・局所的作用 |
| ミノキシジル内服 | 全身への血管拡張 | 発毛促進 | 医師の管理下で使用 |
※参考資料
内服薬による施術の特徴
内服薬による施術は全身に作用するとされるため、頭皮全体の毛髪に対して効果が期待される場合があります。
フィナステリドやデュタステリドは男性型脱毛症のおもな原因とされるDHT生成を抑えるため、進行防止に重要な役割を果たす可能性があります。
毎日決まった時間に服用することで安定した効果が期待できるとされ、第一選択肢とするクリニックもあるようです。
外用薬による施術のメリット
外用薬は患部に直接塗布するため、全身への影響を抑えながら局所的な効果を期待できます。
ミノキシジルの外用薬には市販品もありますが、クリニックではより高濃度の製剤を処方してもらえる場合があります。
内服薬と併用することで、相乗効果が期待できる可能性があるため、併用が検討されることもあります。
メソセラピーなどの注射施術
メソセラピーは有効成分を頭皮に直接注入する施術で、内服薬や外用薬だけでは効果が限定的な場合に検討されることがあります。(※1)
成長因子やビタミン、ミノキシジルなどの成分を組み合わせて注入することで、毛根を直接刺激する効果が期待できます。(※2)
ただし、施術には一定の費用がかかり、複数回の通院が必要となるため、医師と十分に相談して判断することが大切です。
※1 参考:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37558233/
※2 参考:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35816059/
AGA治療の副作用と注意点は?
AGA治療には、考えられる副作用について事前に理解しておくことが大切です。
適切な医師の管理のもとで治療を受けることで、副作用のリスクを抑えながら改善を目指せるでしょう。
フィナステリド・デュタステリドの副作用
フィナステリドの主な副作用として、性欲減退や勃起不全などが報告されていますが、発現頻度は低いとされています。
国内臨床試験では副作用の発現率は約4%程度で、問題なく継続できているケースが多いとされています。(※)
デュタステリドについても同様の副作用が報告されており、服用開始前には必ず医師に相談することが重要です。
※参考:https://www.jstage.jst.go.jp/article/dermatol/127/13/127_2763/_pdf
ミノキシジルの使用上の注意
外用薬のミノキシジルでは、使用部位のかゆみや発赤、かぶれなどの皮膚症状が生じる場合があります。
内服薬のミノキシジルは血管拡張作用が強いため、血圧低下やめまい、動悸などの症状が現れる可能性があるでしょう。(※)
特に心疾患や血圧に関する持病がある方は、使用前に必ず医師に相談し、定期的な検査を受けることが推奨されます。
※参考:https://www.jstage.jst.go.jp/article/dermatol/127/13/127_2763/_pdf
女性への使用制限について
フィナステリドとデュタステリドは、妊娠中や妊娠の可能性がある女性には使用できないとされています。
これらの薬剤は男性胎児の生殖器発達に影響を与える可能性があるため、女性は触れることも避ける必要があります。(※)
女性のAGA治療には別のアプローチが必要となるため、専門医による適切な診断と施術方針の決定が大切です。
※参考:https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/133/2/133_2_78/_pdf
後悔しないAGA治療のクリニック選び方は?
AGA治療をスムーズに進めるには、信頼できるクリニック選びが重要です。
適切な診断と個人に合わせた施術プランを提供してくれるクリニックを見つけることで、不安を軽減して施術を継続することにつながるでしょう。
専門医による診断体制の確認
AGA治療を行うクリニックでは、皮膚科専門医や形成外科専門医などの有資格者による診断を受けられるかを確認しましょう。
AGAの診断には毛髪の状態や家族歴、生活習慣など総合的な評価が必要です。
初回カウンセリングで詳しい問診や頭皮チェックを行い、症状に合った施術方針を提案してくれるクリニックを選ぶことが大切です。
施術プランと費用の透明性
施術内容や費用について明確に説明してくれるクリニックを選びましょう。
- 初診料・カウンセリング費用
- 薬剤の種類と月々の費用
- 血液検査などの検査費用
- フォローアップの頻度と費用
曖昧な説明しかしないクリニックや、過度に高額なプランばかりを勧めるクリニックは避けたほうがいいかもしれません。
アフターケア体制の充実
AGA治療は長期間の継続が必要なため、継続的なサポート体制が整っているかを確認することが大切です。
副作用が生じた際の対応方法や、効果が感じられない場合の治療方針の変更について事前に説明があると、不安を軽減して治療を続けられるでしょう。
また、定期的な診察や血液検査を通じて、治療の効果と安全性を継続的にモニタリングしてくれるクリニックを選ぶことが重要です。
AGA治療の費用相場と継続のポイントは?
AGA治療を始める前に、費用相場と継続のためのポイントについて理解しておくことが大切です。
長期的な視点で計画を立てることで、無理なく施術を続けることにつながるでしょう。
主要施術の費用相場
AGA治療の費用は使用する薬剤や施術方法により異なります。
多くのクリニックでは複数の薬剤を組み合わせた総合的な施術プランを提案しており、単独使用より高い効果が期待できる場合があります。
市販薬と処方薬の違い
ミノキシジル外用薬については市販品も販売されていますが、クリニックで処方される薬剤とは濃度や品質に差がある場合があります。
処方薬では医師の診断により個人の症状に適した濃度や配合成分を調整してもらえるメリットがあります。
また、副作用が生じた場合の対応や効果のモニタリングなど、医師によるサポートを受けられる点も違いの一つです。
継続するための工夫とポイント
AGA治療は長期継続が前提となるため、無理のない範囲で続けられる方法を見つけることが重要です。
- 月々の予算を事前に決めて施術プランを選択
- 効果が現れるまで最低6ヶ月は継続する意識を持つ
- 定期的な写真撮影で変化を記録する
- 医師との相談により必要に応じて施術内容を調整
効果を感じられない場合でも、自己判断で中断せず医師に相談することで、より適した施術方法を見つけられる可能性があります。
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フィナステリド1mg |
|---|
※処方:医薬品のため、処方には医師の診療が必要です。診療は無料ですのでお気軽にご来院下さい。
※服用方法:1日1回少量の水で服用します。
※リスク・副作用:食欲減退・全身倦怠感(肝機能障害)・性欲減退・勃起機能不全・乳房障害・抑うつ症状
※処方にあたっては、事前に血液検査にて肝機能や腎機能などの状態を確認させていただく場合があります。医師が服用を中止したほうがよいと判断した際は、その指示に従っていただくことになります。
※服用中は、献血することができません。服用中止から1ヵ月以上経過していれば、献血が可能です(妊娠または妊娠している可能性のある婦人および授乳中の婦人の体内にフィナステリド・ディタステリド成分が入るのを防ぐためとされています)。
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AGA治療についてよくある質問
施術を始めるのに適した年齢はありますか?
一般的に、AGA治療は20歳以降であれば年齢に関係なく開始できる場合があるでしょう。
ただし、早期に開始した方が効果を感じられる傾向があるため、薄毛が気になり始めた段階で医師に相談することをお勧めします。
施術中にパーマやカラーリングはできますか?
一般的に、フィナステリドやデュタステリドの内服中でも、パーマやカラーリングに特別な制限はないとされています。
ミノキシジル外用薬を使用している場合は、施術前後の時間を空けることで問題なく行える場合があります。
他の薬との飲み合わせに注意が必要ですか?
AGA治療薬と他の薬剤との相互作用については、医師に現在服用中の薬を必ず報告してください。
特に血圧の薬や抗凝固薬を服用されている方は、ミノキシジル内服薬との併用について慎重な判断が必要です。
【ミノキシジルに関する法的記載事項】
治療内容:主にAGA(男性型脱毛症)や薄毛治療において、頭皮や毛包への血流を増加させ栄養供給を改善し、毛髪の成長期を延長させることで発毛を促進します。
標準的治療期間・回数:3~12ヶ月
標準的な費用:5,000〜15,000円/月(処方量・製剤により変動)
主なリスク・副作用:動悸・頻脈、血圧低下・めまい、浮腫(むくみ)、体重増加、心不全の悪化、頭痛、倦怠感、吐き気、眠気
使用薬剤:Dongkwang MINOXIDIL Tab. 5mg(未承認薬)
※入手経路:Dongkwang Pharm. Co., Ltd.より医師が個人輸入しております。個人輸入された医薬品などの使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/health_damage/index.html
※国内の承認医薬品等の有無:同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
※医薬品副作用被害救済制度について・生物由来製品感染等被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
※諸外国における安全性等に係る情報:現在、重大なリスクは報告されておりません。
【デュタステリドに関する法的記載事項】
治療内容:男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」の産生を抑制することで進行を遅らせます。
標準的治療期間・回数:3~12ヶ月
標準的な費用:6,000〜12,000円/月
主なリスク・副作用:性欲減退、勃起機能障害、射精障害、精子数減少(妊活中は注意)、乳房の張り・女性化乳房、肝機能障害、抑うつ気分、倦怠感、妊婦は薬剤への接触禁止(胎児への影響リスクあり)
使用薬剤:デュタステリドは承認薬です。
【フィナステリドに関する法的記載事項】
治療内容:脱毛を引き起こすジヒドロテストステロン(DHT)の生成を阻害し、薄毛の改善に効果が期待できます。
標準的治療期間・回数:3~6ヶ月
標準的な費用:5,000〜8,000円/月
主なリスク・副作用:性欲減退、勃起機能障害、精子数減少(妊活中は注意)、乳房の張り・女性化乳房、肝機能障害、抑うつ気分、倦怠感、妊婦は薬剤への接触禁止(胎児への影響リスクあり)
使用薬剤:フィナステリドは承認薬です。
【植毛(シェーブン法)に関する法的記載事項】
治療内容:後頭部や側頭部の髪の毛を採取し、うす毛や抜け毛が気になる箇所に移植する手術です。シェーブン法では、ドナーとなる部分の毛髪を短く刈り上げて(シェービングして)から株を採取します。
標準的な治療期間:12ヶ月程度
標準的な治療回数:5~7回程度
標準的な費用:660,000〜1,980,000円(税込)
主なリスク・副作用:腫れ・内出血、赤み・かさぶた、痛み・違和感、ショックロス(移植毛や周囲の毛の一時脱毛)、感染、瘢痕
※当院で使用するFUE SYSTEMは未承認機器です。
※入手経路等:当院で取り扱うFUE SYSTEMは国内販売代理店経由で入手しています。
※国内の承認医薬品等の有無:同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
※医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の対象外となります。
※諸外国における安全性等に係る情報:重大な副作用についての報告はありません。
【植毛(ノンシェーブン法)に関する法的記載事項】
治療内容:後頭部や側頭部の髪の毛を採取し、うす毛や抜け毛が気になる箇所に移植する手術です。
標準的な治療期間:12ヶ月程度
標準的な治療回数:6~8回程度
標準的な費用:935,000〜3,180,000円(税込)
主なリスク・副作用:腫れ・内出血、赤み・かさぶた、痛み・違和感、ショックロス(移植毛や周囲の毛の一時脱毛)、感染、瘢痕
※当院で使用するFUE SYSTEMは未承認機器です。
※入手経路等:当院で取り扱うFUE SYSTEMは国内販売代理店経由で入手しています。
※国内の承認医薬品等の有無:同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
※医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の対象外となります。
※諸外国における安全性等に係る情報:重大な副作用についての報告はありません。
