医療ダイエット
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脂肪溶解注射のリスクとは?デメリットや失敗しないポイントも解説

脂肪溶解注射は、皮膚に近い脂肪細胞に薬剤を注入して脂肪を減少させる施術です。

頬やフェイスラインなどを手軽に部分痩せできるのが魅力ですが、一時的に腫れや赤み、内出血などの副作用が起こるリスクがあります。

また、脂肪溶解注射の薬剤によってダウンタイムの症状や期間に違いがあったり、医師の技術力や体質などが原因となったりして、期待した効果を得られないケースもあります。

この記事では、脂肪溶解注射のリスクや失敗しないためのポイントについて、わかりやすく解説します。

この記事でわかること
  • 脂肪溶解注射のリスクや副作用
  • 脂肪溶解注射のデメリット
  • 脂肪溶解注射の安全性
  • 脂肪溶解注射で失敗しないためのポイント

※本記事は2025年2月時点の情報をもとにまとめています。
※脂肪溶解注射は保険診療が適用されない自由診療となります。
※記事内の金額は税込です。
※脂肪溶解注射に用いられる医薬品には、国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていないものもあります。未承認の医薬品・医療機器については、「個人輸入において注意すべき医薬品等について」(厚生労働省)をご覧ください。

脂肪溶解注射のリスク・副作用

脂肪溶解注射は皮膚の下にある脂肪層に薬剤を注入する施術のため、施術後に赤みや腫れ、痛み、内出血といった副作用が現れるリスクがあります。

【主な副作用】
  • 赤み・腫れ
  • 内出血
  • 痛み
  • むくみ

施術翌日に点状の出血や内出血が見られる場合もありますが、メイクでカバーできる程度ですので、大きな心配はいらないでしょう。

いずれの症状も一時的なもので、通常は数日で治まりますが、脂肪溶解成分であるデオキシコール酸の配合濃度が高い薬剤は1〜2週間程度腫れが続く場合もあります。

痛みや腫れが出た場合は、3日程度患部を冷やすことで徐々に痛みが軽減されます。

なお、施術当日に入浴やサウナ・岩盤浴、激しい運動、アルコールの摂取などを行うと、血行が促進されて赤み・腫れなどの症状が出やすくなるので、なるべく控えましょう。

参考:Reeds DN, Mohammed BS, Klein S, Boswell CB, Young VL. Metabolic and structural effects of phosphatidylcholine and deoxycholate injections on subcutaneous fat: A randomized, controlled trial. Aesthetic Surg J. 2013;33:400–408.

脂肪溶解注射のデメリット

脂肪溶解注射の副作用以外のデメリットには次のようなものがあります。

  • 1回の施術では効果を実感しにくい
  • 施術後すぐに効果が現れるわけではない
  • 左右差が出る可能性がある
  • リバウンドがないとは言い切れない
  • 施術を受けられない人もいる

次にそれぞれの項目について解説します。

1回の施術では効果を実感しにくい

脂肪溶解注射のデメリットのひとつは、1回の施術だけでは効果を感じにくいことです。

その理由は、1回で注入できる薬剤の最大量が決まっているため。

「施術を一度で終えたい」「より痩せるために薬剤をたくさん注入したい」といって、一度の施術で大量の薬剤を注入することはできません。

脂肪溶解注射の仕組みは、薬剤によって脂肪細胞が溶解し、汗や尿になって体外に排出されるというもの。

一度に大量の薬剤を注入すると腎臓にも大きな負担がかかる可能性があるため、1回の薬剤の量が決まっているのです。

はっきりとした効果を実感するには、施術を3〜5回程度受ける必要があるでしょう。

▼脂肪溶解注射の症例 脂肪溶解注射の一回目の術後写真

1回目施術後

脂肪溶解注射の三回目の術後写真

3回目施術後

施術名:脂肪溶解注射

治療内容:脂肪細胞を溶かして体外へ排出させる注射です。
標準的な費用:1cc3,500円〜1cc5,000円
治療期間:6週間
回数:3回
リスク・副作用:一時的な赤み・腫れ・痛み・内出血
施術院:AND美容外科

施術後すぐに効果が現れるわけではない

施術直後、目に見えて部分痩せ効果が出るわけではない点も頭に入れておきましょう。

薬剤で溶解した脂肪細胞は、血管やリンパ管を通り、時間をかけて体外に排出されます。

使用する薬剤にもよりますが、脂肪細胞が排出されて、部分痩せの効果を実感できるまで3日〜2週間はかかるとされています。

また、施術を複数回受ける場合、少なくとも1週間程度は期間を空ける必要があります。

部分痩せを目指す場合は、施術の間隔も見込んでスケジュールを組みましょう。

左右差が出る可能性がある

脂肪溶解注射で注意したいのは、施術後に左右差が出る可能性があることです。

頬やフェイスラインといった部位は、左右差が目立たないのが理想。

しかし、脂肪溶解の効果が左右均一に出るとは限らず、片方だけが痩せて見える結果になる可能性もあります。

その理由としては、医師の知識や技術、デザイン力が未熟であることや、もともとの体質が影響している可能性が考えられます。

まずは、症例実績が豊富なクリニックを選んで、カウンセリングを受けてみましょう。

リバウンドがないとは言い切れない

薬剤で破壊された脂肪細胞が元に戻ることはありませんが、リバウンドが絶対に起こらないとは言い切れません。

脂肪溶解注射で溶解できる脂肪細胞は、薬剤が浸透した部位に限られ、周囲の脂肪細胞は残ったままだからです。

そのため、食べ過ぎや運動不足など様々な要因によって、残った脂肪細胞が肥大化し、施術前の状態にリバウンドする可能性があります。

施術を受けられない人もいる

以下に当てはまる人は、脂肪溶解注射の施術を受けられない場合があります。

脂肪溶解注射を受けられない人の例
  • 妊娠中・授乳中の人
  • 心臓疾患のある人
  • 甲状腺疾患のある人
  • 大豆アレルギーのある人

脂肪溶解注射の薬剤には「フォスファチジルコリン」という成分が含まれているものがあります。

フォスファチジルコリンの主成分は大豆のため、大豆アレルギーがある人は施術を受けられません

そのほか、太っている原因や太って見える原因が、骨や筋肉、内臓脂肪などによるものと考えられる人も、脂肪溶解注射には適していません。

脂肪溶解注射は、あくまでも皮膚に近い部分に蓄積する皮下脂肪をターゲットにした施術方法だからです。

また、太ももやお腹周りなど広範囲の脂肪を減らしたいという場合、薬剤の量が増える分だけ費用が増すだけでなく、費用に見合った効果が得られない可能性もあります。

施術部位についても、カウンセリングの際に医師とよく相談しましょう。

脂肪溶解注射は安全?

現在、多くのクリニックで採用されている脂肪溶解注射の薬剤の主成分は、デオキシコール酸です。

デオキシコール酸とは、FDA(アメリカ食品医薬品局)の承認を得た脂肪溶解注射「カイベラ」に含まれている有効成分です。

デオキシコール酸は、肝臓で作られる胆汁酸の一種で、安全性が高いとされています。

デオキシコール酸が破壊するのは、脂肪細胞の細胞膜です。

アルブミンなどのたんぱく質を多く含む他の細胞は、デオキシコール酸の働きを中和するため作用しにくいと考えられています。

参考:Thuangtong R, Bentow JJ, Knopp K, Mahmood NA, David NE, Kolodney MS.Tissue-selective effects of injected deoxycholate. Dermatol Surg 2010;36(6):899-908.

脂肪溶解注射で失敗しないためのポイント

脂肪溶解注射で失敗しないためには、信頼できるクリニックを選ぶことが重要です。

クリニックを選ぶ際には、以下のポイントを確認しましょう。

クリニックの実績を確認する

脂肪溶解注射は、皮膚に近い脂肪細胞に薬剤を注入する施術です。

特に顔に脂肪溶解注射を行う場合は、医師が加齢による変化をふまえて範囲や注入量を調整する必要があります。

クリニックの症例数や症例写真を確認し、実績が豊富なクリニックを選びましょう

クリニックが扱う薬剤の種類を確認する

脂肪溶解注射の薬剤にはさまざまな種類があり、脂肪溶解効果やダウンタイムの長さなどに違いがあります。

特に脂肪溶解成分「デオキシコール酸」の濃度が高い薬剤は、脂肪溶解効果が高い一方、腫れが強く出やすい傾向にあります。

クリニックを選ぶ際は、自分の希望に合った薬剤を扱っているかをチェックしましょう

▼主な脂肪溶解注射の種類と特徴
薬剤 特徴
BNLSアルティメット ・植物由来成分をベースとした薬剤
・デオキシコール酸濃度は0.02%
・腫れ・痛みは少ない
FatX core ・デオキシコール酸濃度が1.0%と高い
・高い脂肪溶解効果を期待できる
・腫れや痛みは現れやすく1〜2週間続く可能性もある
カベリン ・デオキシコール酸濃度が0.5%と高め
・効果と腫れの少なさの両立を目指した製品
・脂肪の分解・排出を促す成分も配合
Vライトソリューション ・デオキシコール酸濃度が1.0%と高い
・高い脂肪溶解効果を期待できる
・脂肪燃焼成分や美容成分も配合

必要回数と料金を確認する

脂肪溶解注射は、1回で注入できる薬剤の量に限度があるので、施術を数回受ける必要があります。

回数は、脂肪の量やどの程度の脂肪減少を目指すかによって異なりますが、一般的には3〜5回の施術が目安です。

料金は、薬剤1ccあたりの価格設定にしているクリニックが多く、注射する範囲や注入量によって1回あたりの金額は変わります。

カウンセリングの際に、必要回数や総額を確認しましょう。

医師・スタッフの対応を確認する

多くのクリニックでは、カウンセリングを無料で行っています。

気になるクリニックがあれば、まずカウンセリングを受けてみましょう。

その際、脂肪溶解注射の効果だけでなく、リスクや副作用についての説明があるかどうかも確認してください

部位や脂肪の量によっては、脂肪冷却など他の施術が適する可能性もあります。

理解できるまで説明を聞いたうえで、受けるかどうかを選択しましょう。

参考:「確認してください!美容医療を受ける前にもう一度」(厚生労働省)

脂肪溶解注射を受けるならAND美容外科

全国の主要都市にクリニックを展開するAND美容外科では、

  • カベリン(1cc3,500円)
  • Vライトソリューション(1cc5,000円)

という、2種類の薬剤を使用した脂肪溶解注射メニューを用意しています※。

カベリン Vライトソリューション
主成分 デオキシコール酸
チロシン
デオキシコール酸
アデノシンリン酸2ナトリウム
デオキシコール酸濃度 0.5% 1%
脂肪溶解効果
治療周期 1週間に1回 1週間〜10日間に1回

どちらの薬剤も、脂肪細胞を破壊するデオキシコール酸が高濃度で配合されているので、フェイスラインをすっきりさせたい人や部分痩せを目指している人に特におすすめです。

施術後、赤みや腫れ、内出血が現れる場合がありますが、数日から1週間程度で引いてきます。

通常1週間程度の間隔を空け、3〜5回の施術を受けることを推奨しています。

LINEで質問や相談を受け付けているほか、無料カウンセリングも行っているので、まずはお気軽にご相談ください。

※2回目以降は処置料として別途3,300円頂戴します。

<カベリンについて>
(医薬品)は未承認機器・医薬品です。

入手経路について:NEW FACE Laboratories社(韓国)が製造したものを当院で個人輸入。

国内の承認医薬品等の有無:同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。未承認の医薬品・医療機器については、「個人輸入において注意すべき医薬品等について」(厚生労働省)をご覧ください。

諸外国における安全性等の情報:諸外国で重篤な安全性情報の報告はありません。

当治療に用いる医薬品の主成分デオキシコール酸は、米国・FDA(アメリカ食品医薬品局)認証医薬品です。

<Vライトソリューションについて>
Vライトソリューション(V Light Solution/医薬品)は未承認機器・医薬品です。

入手経路について:KB Med社(韓国)が製造したものを当院で個人輸入。

国内の承認医薬品等の有無:同一の成分や性能を有する国内承認医薬品等はありません。未承認の医薬品・医療機器については、「個人輸入において注意すべき医薬品等について」(厚生労働省)をご覧ください。

諸外国における安全性等の情報:以下の国で化粧品としての認証を取得しております。

韓国(MFDS)、ヨーロッパ(CPNP)、 ドバイ(UAE )、インドネシア(BPOM)

<リスクについて>
赤みや腫れ、痛み、内出血が出ることがありますが、通常は数日〜1週間程度で引いていきます。

<医薬品副作用被害救済制度について>
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

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