本当に痩せる?脂肪冷却の効果を徹底解説
「脂肪冷却は本当に効果があるの?」「脂肪を冷やすだけで痩せるなんて怪しい」と思う人もいるかもしれません。
脂肪冷却は科学的に効果が認められた施術で、1回で施術部位の脂肪細胞を平均20%減らせるといわれています。
しかし、脂肪冷却の効果は徐々に現れるため、施術を受けた人の中には「効果がなかった」と思い込んでしまう人もいるのが現状です。
この記事では、脂肪冷却の効果についてわかりやすく解説します。
- 脂肪冷却の効果と仕組み
- 効果が出るまでの期間
- 実際の症例と効果の個人差
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脂肪冷却とは?施術の仕組みと意外なメリット
脂肪冷却とは、肌の上に機械を当てて皮下脂肪を冷却することで、脂肪の厚みを減らす施術です。
脂肪冷却の仕組み
脂肪冷却は、脂肪が他の細胞よりも高い温度で凍る性質を利用して、脂肪細胞だけを破壊します。
血液は-18℃、皮膚は0℃で凍り始めるのに対して、脂肪細胞は4℃で凍り始めます。
一旦凍結した脂肪細胞は、解凍されても元通りに機能することはありません。
死んだ脂肪細胞は免疫細胞(マクロファージ)に取り込まれ、時間をかけて体外に排出されます。
これにより、他の細胞へのダメージを抑えながら、脂肪細胞を破壊できるのです。
脂肪冷却と脂肪溶解注射・脂肪吸引の違い
脂肪の減少を目的とした医療痩身施術には、脂肪冷却のほか、脂肪溶解注射や脂肪吸引もあります。
脂肪冷却とその他の施術は、適した部位や必要回数・費用、ダウンタイムなどが異なります。
施術 | 脂肪冷却 | 脂肪溶解注射 | 脂肪吸引 |
---|---|---|---|
概要 | 脂肪を冷却して排出させる | 脂肪を破壊する薬剤を注射する | 管状の医療器具を挿入して、物理的に脂肪を取り除く |
部位 | 広範囲の部分痩せに向いている | 顔のパーツ(頰やあご下など)の部分痩せに向いている | 広範囲の部分痩せに向いている |
リバウンド | しにくい | しにくい | しにくい |
必要回数の目安 | 1~3回 | 3〜5回 | 1回 |
ダウンタイム | 数日間から1~2週間程度 | 数日間から1〜2週間程度 | 施術後約1ヶ月程度 ※圧迫固定が必要 |
副作用・リスク | 赤み、腫れ、内出血など | 赤み、腫れ、内出血など | 痛み、腫れ、内出血、感染、拘縮など |
費用の目安 | 1回2〜9万円程度 ※1エリア |
1cc2,000円〜1万円程度 | 20~100万円程度 ※部位により異なる |
上記の3つの中で最も効果を実感しやすいのは、物理的に脂肪を除去する「脂肪吸引」です。
しかし、脂肪吸引はダウンタイムが長く、肌がなめらかな状態になるまでには6ヶ月程度かかる場合があります。
また「脂肪溶解注射」の場合は、注射のみで手軽に受けられますが、お腹や太ももなど広範囲を施術する場合、多量の薬剤が必要になるため費用は高額になります。
さらに、1回の最大注入量には限度があり、広範囲の施術を希望する場合は複数回に分ける可能性があるため、時間と回数がかかる点に注意が必要です。
脂肪冷却であれば、ダウンタイムを抑えて、広範囲の部分痩せを目指せます。
「手術は怖いけれど、お腹や太ももなどを細くしたい」という人におすすめです。
なぜ脂肪冷却は効果がないと言われることがあるのか?
脂肪冷却は効果があり、多くのクリニックで行われている施術です。
しかし、脂肪冷却について誤解すると「効果がない」と感じることがあります。
脂肪冷却には効果がないと感じる主な原因は、以下の通りです。
- 施術後すぐ効果を実感できないから
- 1回の施術だけでは大きな変化を実感しにくいから
- 脂肪冷却だけで体重を大幅に減少させることが難しいから
施術後すぐ効果を実感できないから
即効性を求める人は、脂肪冷却では効果がないと感じるおそれがあります。
脂肪冷却によって死んだ脂肪細胞が体の外に排出されるまでには、1〜3ヶ月かかることが一般的です。
また、効果が出るまでの期間には個人差があり、代謝のよさや施術を受けた後の過ごし方によって差が出ます。
術後1ヶ月を過ぎた頃に「いつの間にかパンツがゆるくなっていた」「サイズを測ってみたら減っていた」と感じる人が多いです。
1回の施術だけでは大きな変化を実感しにくいから
大幅なサイズダウンを希望する場合、1回の施術では満足できない可能性があることを頭に入れておきましょう。
脂肪冷却は1回の施術で、その部位の脂肪細胞を平均20%減らせるとされています※1。
ただし、効果には個人差があり、目に見える大きな変化が起こらない場合もあります。
実際に、米国で行われた臨床研究での平均減少率は10.3%〜25.5%と幅がありました※2。
脂肪冷却でしっかりと効果を感じるには、複数回施術を受けることが有効です。
事前のカウンセリングで、必要な施術回数の目安を聞いておくといいでしょう。
脂肪冷却だけで体重を大幅に減少させることが難しいから
脂肪冷却は、体重を大幅に減少させるものではありません。
脂肪は水よりも軽いため、脂肪冷却をしても体重が大きく変動することは少ないのです。
脂肪冷却の目的は、あくまで皮下脂肪を減少させてボディラインを整えることです。
体重の減量が目的の場合は、食欲をコントロールする内服薬を使った治療も検討するといいでしょう。
これらは、全身についた脂肪にアプローチできるため、脂肪冷却よりも体重減少の効果を期待できます。
脂肪冷却の効果はいつから実感できる?
脂肪冷却の効果は、一般的に施術後3週間頃から現れ始めます。
しかし、目に見える痩身効果を実感できるまでには3ヶ月程度を要する場合もあります。
Before
After
効果を最大化するための脂肪冷却の回数と期間の目安
しっかり痩身効果を感じるためには、脂肪冷却を2〜3回受ける必要があります。
海外では、8週間の間隔を空けた2回の治療サイクルを推奨している場合もあります※。
日本の美容クリニックの場合、同部位への治療は最低でも1〜2ヶ月空けることを推奨するところが多いです。
必要な回数はその人の目標や部位、体格によって変わるので、クリニックで医師に相談するといいでしょう。
脂肪冷却で効果が出やすい部位はどこ?
脂肪冷却で効果が出やすいといわれている部位は、以下の通りです。
- 顎の下
- お腹
- 太もも
- 脇腹
- 脇の下(ブラファット)
- 背中
- おしり
- おしりと太ももの間の脂肪(バナナロール)
運動が苦手な方でも、脂肪冷却をすることで理想の体型に近づけるでしょう。
なお、脂肪冷却はお腹の中にある内臓脂肪には効果を発揮しません。
体脂肪には、皮膚の下にある「皮下脂肪」と内臓の周りにある「内臓脂肪」の2種類に分かれます。
脂肪冷却は、前者の「皮下脂肪」にアプローチする施術です。
内臓脂肪が原因で太っている場合、お腹がぽっこり膨らみ、リンゴのような体型になります。
このような太り方をしている場合は、食事制限と運動によるダイエットも検討しましょう。
脂肪冷却の効果を高めるポイント
せっかく脂肪冷却をするなら、しっかりと効果を感じたいですよね。
以下の注意点を守れば、脂肪冷却の効果を高めて効率的に脂肪を落とせます。
- 施術当日は体を温める行為を避ける
- 施術後1週間程度は施術部位をマッサージする
- 施術後は小まめに水分を摂る
- 施術翌日以降は積極的に運動する
- 暴飲暴食を避ける
施術当日は体を温める行為を避ける
脂肪冷却は、脂肪細胞を凍結させて破壊します。
そのため、施術当日に体を温めると、脂肪の冷却効果が薄れる場合があります。
施術当日は軽くシャワーを浴びる程度に留め、熱いお風呂や岩盤浴、サウナは翌日以降にするといいでしょう。
施術後1週間程度は施術部位をマッサージする
施術後にマッサージすると、治療の効果が向上することがわかっています。
ある研究によると施術の2ヶ月後、施術直後にマッサージを受けた部位の脂肪の減少は、マッサージを受けなかった部位よりも68%大きくなっていたことがわかりました※。
治療効果が向上した理由は、血行がよくなることで、冷却された脂肪の排出がスムーズになったからと考えられています。
施術後の1週間を目安に毎日セルフマッサージを心がけましょう。
ただし、施術部位に赤みや痛み、内出血などが出ている場合は、症状が治まってからにしましょう。
施術後は小まめに水分を摂る
十分に水分を摂取することで、血液やリンパの流れがよくなり、脂肪細胞の分解・排出がスムーズに進むと考えられています。
1日に摂る水分量は1.2リットルが目安とされています※。
コップ1杯の水を1日6〜8杯に分けて摂るといいでしょう。
施術翌日以降は積極的に運動する
運動によって血行が促進されることにより、スムーズに脂肪細胞が排出されると考えられています。
筋トレやウォーキングなど適度な運動をして、血行を促進しましょう。
運動が苦手な人は、一駅前で電車を降りて歩く、なるべく階段を使うといった日常生活でできることから取り入れてみるのもおすすめです。
なお、施術直後は身体を温めないほうがよいため、運動は施術翌日に行ってください。
暴飲暴食を避ける
脂肪冷却を受けたからといって、暴飲暴食をするのはいけません。
たしかに、脂肪冷却は食事制限をせずに痩身効果を得る方法です。
しかし、施術後に暴飲暴食を続けてしまうと、残った脂肪細胞が大きくなったり、新たな脂肪細胞が作られたりしてしまうおそれがあります。
その結果、脂肪冷却の効果を実感しづらくなってしまうのです。
脂肪冷却の効果を上げるためにも、摂取カロリーが消費カロリーを上回らないよう、意識しましょう。
脂肪冷却は医療とエステのどちらを選ぶべき?
脂肪冷却は、エステでも受けられる施術です。
しかし、クリニックとエステでは得られる効果に大きな違いがあります。
クリニック | エステ | |
---|---|---|
効果 | 医療行為として脂肪細胞を破壊できる | 十分な痩身効果を期待できない可能性 |
施術者 | 医師または医師の指示を受けた看護師 | エステティシャン |
トラブル時の対応 | クリニックで対応可 | 別途受診が必要な場合も |
クリニックの脂肪冷却は、脂肪細胞を破壊する施術であるため医療行為に該当します。
施術を行えるのは、医師または医師の指示を受けた看護師のみです。
一方、エステでは医療行為にならない範囲で施術が行われます。
そのため、十分な痩身効果を期待できない可能性があります。
さらに、基本的にエステでは医師が常駐していません。
万一健康被害があった場合に、エステでは適切な対処ができないのもデメリットといえるでしょう。
そのため、アフターフォロー体制が整っているクリニックで脂肪冷却を受けることをおすすめします。
脂肪冷却を始めるならAND美容外科
この記事では、脂肪冷却の効果について詳しく解説しました。
脂肪冷却は主に以下の人におすすめの施術です。
- 食事制限・運動によるダイエットがうまくいかなかった人
- 皮下脂肪が気になる人
- 減量よりもボディラインを整えたい人
- 脂肪吸引に抵抗がある人
AND美容外科は脂肪冷却機器「グラマースノエル」による脂肪冷却メニューを提供しています。
あらゆる部位にフィットするオールシリコンのカップを採用し、カップ全体を冷却することで効率的に脂肪にアプローチ。
脂肪冷却(2部位)は1回1万9,600円です。
より効果を実感していただくため、2ヶ月に1回の頻度で、2〜3回の施術をおすすめしています。
さらに、AND美容外科では内服薬や脂肪溶解注射など医療痩身メニューも用意しています。
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