鼻の整形がバレないか心配…気づかれないためのダウンタイムやケア対策とは?
鼻は顔の印象を大きく左右する大切なパーツといわれています。
だからこそ、「もっと理想に近づきたい」という思いと同時に、「整形に気づかれたらどうしよう」という不安も自然な気持ちだと思います。
実は、施術の方法や術後の過ごし方の工夫によって自然に見える場合もあります。
この記事では、鼻整形の種類や回復の流れ、そして“バレにくくする”ための工夫について、根拠も交えながらやさしくご説明します。
九州大学附属病院 頭頸部外科 入局
久留米大学附属病院 形成外科 入局
済生会二日市病院 形成外科部長
リッツ美容外科 副院長
城本クリニック新宿院 院長
城本クリニック新宿院 非常勤勤務
Clean Beauty Clinic 東京院 院長 勤務
※本記事は2025年9月時点の情報をもとにまとめています。
※鼻整形は保険診療が適用されない自由診療となります。
※記事内の金額は税込です。
※鼻整形に用いられる機器の中には、国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていないものもあります。未承認の医薬品・医療機器については、「個人輸入において注意すべき医薬品等について」(厚生労働省)をご覧ください。
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鼻整形がバレる原因とは?
施術後に「変わった?」と思われやすくなる理由を、まずは整理しておきましょう。知っておくことで、手術やその後の計画にも役立ちます。
ここからは一般論として、バレる原因について紹介していきましょう。
急激な変化
人は顔をパーツごとにではなく、全体のバランスとして認識する傾向があります。
心理学の研究でも、このような認識の仕組みは「全体的処理(holistic processing)」や「構造的処理(configural processing)」と呼ばれ、顔の各パーツの位置関係や比率が変わると違和感を覚えやすいことが報告されています(※Maurerら, 2002; Farahら, 1998)。
そのため、鼻だけを大きく変えると、他のパーツとの調和が崩れ、周囲に変化を気づかれやすくなります。
施術を計画する際は、顔全体の比率やバランスに沿った変化を意識することが、自然な印象につながります。
鼻の構造と施術計画
鼻は皮膚・軟骨・骨が複雑に組み合わさった立体的な構造で、形態の変化には解剖学的な理解と慎重な計画が必要です。
計画や施術内容によっては、左右差や真っ直ぐすぎるラインなど、意図しない形になることがあります。
施術を検討する際には、事前に複数の医療機関で説明を受け、手術方法や回復期間、リスクについて納得できるまで確認しておくことが大切です。
ダウンタイム中の見た目の変化
手術後に出る腫れや内出血は、血管や組織への刺激による自然な反応です。
鼻まわりは皮膚が薄く血流も豊富なため、こうした変化が出やすい場所です。
回復中に人と会う予定があると、施術を推測されるきっかけになってしまうこともあります。
施術方法別のバレやすさ
鼻整形にはさまざまな施術方法があり、それぞれでバレやすさや回復期間が異なります。
自分のライフスタイルや希望する仕上がりに合わせて、自分にあった施術方法を選択することが大切です。
ヒアルロン酸注入
メスを使わずに鼻の形を整える方法です。
施術時間は10〜30分程度で、数日〜1週間ほどで落ち着くといわれています。
ただし、ヒアルロン酸は体内で徐々に分解されていくため、効果は1〜2年程度とされ、再注入が必要になることもあります。
参考文献:『https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000975769.pdf』
クローズ法(鼻を高くする・鼻筋を通す隆鼻術)
クローズ法は、鼻の内側から施術を行う方法で、外見からは傷跡が見えにくいのが特徴です。
ダウンタイムは1〜2週間程度で、腫れのピークは2〜3日後。
視野が限られるため、細かな調整には向かない場合もあります。
参考文献:『https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkoka/118/2/118_129/_pdf』
オープン法(鼻を高くする・鼻筋を通す隆鼻術)
鼻柱を小さく切開し、内部を確認しながら施術します。複雑な形成や修正にも対応しやすい方法です。
ただし、小さな傷跡が残ることもあり、ダウンタイムはやや長め。
腫れが落ち着くまで2〜3週間、形が安定するまで3〜6ヶ月ほどかかります。
参考文献:『https://www.thieme-connect.com/products/ejournals/html/10.1055/s-0042-1756315』
ダウンタイム期間中の症状と経過は?
鼻整形のダウンタイム期間中は、さまざまな症状が現れ、時間の経過とともに徐々に改善していきます。
症状の現れ方や回復のスピードには個人差がありますが、術前に一般的な経過を知っておくことも大切です。
施術直後から1週間
施術直後は麻酔の影響で感覚が鈍くなっており、徐々に腫れや痛みが現れてくることがあります。
腫れのピークは施術後2~3日目で、この時期は見た目の変化が大きくなる傾向があります。
内出血により鼻周りや目の下が青紫色になることがありますが、これは正常な反応である場合がほとんどです。
痛みを緩和させるために、痛み止めを処方されることが一般的です。
1週間から1ヶ月
1週間を過ぎると腫れが徐々に引き始め、内出血も黄色っぽく変色しながら薄くなっていくケースがほとんどです。
オープン法の場合は、約1週間後に抜糸が行われ、この頃からメイクが部分的に再開できる場合があります。
ただし、腫れが引くまでには約1ヶ月程度かかることが一般的です。
この期間中は、まだ最終的な仕上がりではないため、焦らず経過を見守ることが大切になります。
1ヶ月以降
1ヶ月を過ぎると、日常生活に支障のない程度まで回復し、社会復帰が可能になってくる場合があります。
しかし、鼻の形が安定するまでには約3~6ヶ月程度かかるとされています。
この期間中も小さな腫れが残っていることがあり、最終的な仕上がりが確認できるのは施術から半年後程度になることがあるようです。
バレにくくするためのケア方法は?
適切なケア方法を実践することで、ダウンタイム期間を短縮し、より自然な仕上がりにつながるとされています。
医師からの指示を守りながら、日常生活でできるケアを心がけることが重要です。
腫れを抑えるための冷却ケア
術後48時間は優しく冷やすことで腫れを和らげられる可能性があります。
冷やしすぎは血行を悪くする可能性があるため、適度な間隔をあけて行うことが大切です。
48時間以降は、血行を促進するために温めるケアが推奨される場合もありますが、自己判断はせずに必ず医師に相談してください。
洗顔と保湿
施術後の洗顔やスキンケアは、傷口への刺激を避けながら清潔を保つことがポイントです。
以下の注意点を守ることで、回復を妨げずに快適なスキンケアが行いやすくなります。
- 抜糸までは傷口を濡らさないよう、鼻周りを避けて洗顔する
- 顔全体をこすらず、やさしく洗い流す
- 抜糸後も、鼻への刺激を避けながら洗顔をする
- 保湿は傷口を避け、乾燥しやすい部分を中心に行う
メイクでのカバー
抜糸後からは部分的にメイクが可能になり、腫れや内出血をカバーすることができます。
コンシーラーやファンデーションを使用して、色ムラを自然にカバーすることが重要です。
特に内出血の青紫色には、オレンジ系のコンシーラーがコツです。
ただし、厚塗りになりすぎないよう注意し、薄く重ねて自然な仕上がりを心がけるようにしましょう。
日常生活で注意すべき点は?
ダウンタイム期間中は、日常生活のさまざまな場面で注意が必要です。
これらの注意点を意識して過ごすことで、合併症のリスクを抑える助けとなる可能性もありますのでぜひ参考にしてくださいね。
睡眠時の姿勢と環境整備
術後の睡眠姿勢や寝室環境に配慮することで、腫れや圧迫を避け、回復しやすい状態を整えることができます。
以下のポイントを参考に、睡眠時の工夫を取り入れてみましょう。
- 枕を高くして頭を心臓より高い位置に保つ
- 背もたれ付きのソファやリクライニングを活用して上体を起こす
- 仰向けで寝ることを意識し、うつ伏せや横向きは避ける
- 寝具や空調を整え、快適な温度・湿度を保つ
運動や入浴の制限事項
施術後の体調を安定させるためには、日常生活の中で血行を過度に促進する行動を控えることが大切です。
以下のような点に注意することで、腫れや出血のリスクを抑える助けとなることが期待されます。
- 術後1週間程度は、軽い散歩などの穏やかな運動にとどめる
- 激しい運動(ジョギング・筋トレなど)は控える
- 入浴はシャワー程度にし、湯船での長時間入浴は避ける
- サウナや岩盤浴など高温環境は、一定期間控える
食生活と生活習慣の管理
ダウンタイム中の体調管理には、生活習慣にも意識を向けることが大切です。
とくに以下のような点に注意することで、穏やかな回復環境づくりにつながると考えられています。
- アルコールの摂取は控える(血行促進により腫れが強まる可能性がある)
- 喫煙は血管収縮の影響で回復を妨げることがあるため、一定期間避ける
- 塩分の多い食事は浮腫みの要因となることがあるため控えめに
- バランスのよい食事を意識し、無理のない範囲で栄養を摂取する
- こまめな水分補給と十分な睡眠で、身体の回復をサポートする
鼻の整形ならAND美容外科へ
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AND美容外科は、医療の力で「短期間で結果を出す」ことをコンセプトに、さまざまな施術を提供しています。
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▪️鼻整形の料金
施術 | 金額 |
---|---|
鼻プロテーゼ | 370,000円 |
鼻翼縮小術 | 210,000〜500,000円 |
鼻のヒアルロン酸注入 | 77,000円 |
鼻中隔延長術 | 500,000円 |
耳介軟骨移植(鼻尖形成術) | 500,000円 |
※保険適用外の自由診療となります。
※税込価格での記載です。
詳しい情報を見る
鼻整形についてよくある質問
施術後に仕事や学校へ行くのはいつから可能ですか?
施術内容や個人の回復状況によって、復帰時期は異なります。
ヒアルロン酸注入は翌日から可能ですが、切開を伴う場合は1週間程度が目安です。
ダウンタイム中は見た目の変化が起こるため、スケジュールには余裕を持たせることをおすすめします。
具体的な復帰時期は、必ず担当医と相談して決めましょう。
鼻整形をするとバレやすい人、バレにくい人の特徴はありますか?
元の鼻から大きく変化させると、周囲に気づかれやすくなるかもしれません。
顔全体のバランスを考慮した、自然な仕上がりを目指すと良いでしょう。
ダウンタイム中の適切なケアやメイクを工夫することでも、バレにくくできます。
信頼できる医師と相談し、自分に合った施術プランを立てることが重要です。
【鼻プロテーゼに関する法的記載事項】
治療内容:鼻プロテーゼは、シリコンなどの人工物を鼻筋に入れ、鼻を高く通った形に整える手術です。
※オープン法・クローズ法で提供
標準的な治療回数:1回
標準的な費用:370,000円
標準的な治療期間:1〜2週間程度(ダウンタイムを含みます)
主なリスク:腫れ・痛み・内出血・異物感・熱感・発熱・だるさ・かゆみ・頭痛
使用機器:SA・UN・SI は未承認機器です。
※入手経路等:韓国SUN MEDICAL社のものを医師が個人輸入しています。
個人購入された医薬品などの使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/health_damage/index.html
※国内の承認医薬品等の有無:同一の成分や性能を有する国内承認医薬品等はありません。
※医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の対象外となります。
※諸外国における安全性等に係る情報:韓国KFDA中国CFDA、ベトナムVFA、台湾TFDA、タイTFDA、インドネシアBPOMの認証を取得しています。
【鼻翼縮小術に関する法的記載事項】
治療内容:鼻翼縮小術は、小鼻の広がりや鼻の穴の大きさをバランスよく整える施術です。
※オープン法・クローズ法で提供
標準的な治療回数:1回
標準的な費用:210,000〜500,000円
標準的な治療期間:1〜2週間程度(ダウンタイムを含みます)
主なリスク:腫れ・痛み・内出血・異物感・熱感・発熱・だるさ・かゆみ・頭痛
【鼻のヒアルロン酸注入に関する法的記載事項】
治療内容:ヒアルロン酸注入によって、鼻筋を自然に高く見せたり、鼻根や鼻先の形を整える施術です。
標準的な治療回数:1回
標準的な費用:77,000円
標準的な治療期間:数日程度(ダウンタイムを含みます)
主なリスク:腫れ・痛み・内出血・異物感・熱感・発熱・だるさ・かゆみ・頭痛
使用薬剤:ジュビダームビスタ ボラックスXC(承認薬)
【鼻中隔延長術に関する法的記載事項】
治療内容:鼻中隔延長術は、鼻の中心にある鼻中隔軟骨を延ばして、鼻先の高さ・角度・形を整える施術です。
※オープン法のみ提供
標準的な治療回数:1回
標準的な費用:500,000円
標準的な治療期間:3〜6ヶ月程度(ダウンタイムを含みます)
主なリスク:腫れ・痛み・内出血・異物感・熱感・発熱・だるさ・かゆみ・頭痛
【耳介軟骨移植(鼻尖形成術)に関する法的記載事項】
治療内容:耳介軟骨移植は、耳の軟骨を採取し、鼻先へ移植させる手術です。鼻先を高くしたり、前に出すことで鼻の形を整える施術です。
※オープン法・クローズ法で提供
標準的な治療回数:1回
標準的な費用:500,000円
標準的な治療期間:3〜6ヶ月程度(ダウンタイムを含みます)
主なリスク:腫れ・痛み・内出血・異物感・熱感・発熱・だるさ・かゆみ・頭痛