医療ダイエット

脂肪吸引の傷跡はどう残る?ダウンタイムと施術後のケア方法

「脂肪吸引を受けてみたいけれど、傷跡が心配…」

理想のボディラインを目指す一方で、こういった不安を感じる方は少なくありません。脂肪吸引は、美しいボディラインを手に入れるための選択肢ですが、施術を受ける前に、傷跡やダウンタイムについて正しく理解しておくことが大切です。

この記事では、脂肪吸引の傷跡がどのように残るのか、ダウンタイムの期間や症状、そして施術後の適切なケア方法について詳しく解説します。

脂肪吸引を検討している方が、安心して施術に臨めるよう、実際の回復過程や注意点をわかりやすくご紹介します。

監修者
AND美容外科 医師
中村 光宏
【経歴】
沖縄県立中部病院 初期臨床研修
湘南美容クリニック 熊本院
Aクリニック 銀座院
Aクリニック 仙台院 院長

※本記事は2025年8月時点の情報をもとにまとめています。
※脂肪吸引は保険診療が適用されない自由診療となります。
※記事内の金額は税込です。
※脂肪吸引に用いられる機器の中には、国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていないものもあります。未承認の医薬品・医療機器については、「個人輸入において注意すべき医薬品等について」(厚生労働省)をご覧ください。

脂肪吸引の傷跡はどのような状態になる?

脂肪吸引の傷跡について、多くの方が気になるのは、その大きさや見た目でしょう。

脂肪吸引では、脂肪を吸引するための専用の細い管(カニューレ)を挿入するため、切開する範囲は大きくはないでしょう。

傷跡の大きさと位置

脂肪吸引の傷跡は、一般的に5〜10mm程度の小さな切開創となります。

傷跡の位置は施術部位によって異なりますが、一般的に目立ちにくい場所が選ばれます。

身体の自然なシワやラインに沿って配置されることが多く、時間が経つにつれて目立ちにくくなっていく傾向があります。

傷跡の見た目の変化

施術直後の傷跡は、赤みがあり少し盛り上がった状態になることが一般的です。

施術後数週間は赤みが強く、かさぶたが形成されることもあります。

約3〜6ヶ月かけて徐々に薄くなり、最終的には白っぽい線状の傷跡として残ります。

部位別の傷跡の特徴

傷跡は、以下のように各部位で目立ちにくい場所になることが多いでしょう。

  • 顔:耳の後ろや顎の下など、髪の毛や自然な陰影で隠れやすい位置
  • お腹:おへその中や下腹部のシワに沿った位置
  • 太もも:足の付け根や膝の裏側など、普段は見えにくい位置

脂肪吸引のダウンタイムはどのくらい続く?

脂肪吸引のダウンタイムは、施術部位や範囲によって大きく異なります。

ダウンタイム中には、腫れや内出血、痛みなどの症状が現れますが、これらは時間の経過とともに徐々に改善していきます。

ダウンタイムの期間目安

顔の脂肪吸引では、ダウンタイムは約2週間〜1ヶ月程度が目安となります。

太ももの脂肪吸引では、約2〜3週間のダウンタイムが一般的です。

お腹の脂肪吸引では、他の部位と比べて長く、約2ヶ月以上のダウンタイムが必要となることがあります。

ダウンタイム中の主な症状

ダウンタイム中には、以下のような症状が現れる場合があります。

  • 腫れ・痛み:施術後数十時間をピークに、徐々に落ち着いていきます。
  • 内出血:施術後数日で現れ始め、数週間かけて黄色っぽく変化しながら消えていきます。
  • むくみ:施術後数週間ほど続きます。

回復過程での注意点

ダウンタイム中は、激しい運動や長時間の入浴は避ける必要があります。また、施術部位を強く圧迫したり、マッサージを行うことも控えましょう。

回復には個人差が大きいため、予定していた期間よりも長くなる可能性があることも理解しておくことが大切です。

脂肪吸引の施術後に必要なケア方法は?

脂肪吸引後の適切なケアは、傷跡を目立たなくし、ダウンタイムを短縮するために重要です。

正しいケアを実践することで、より良い結果につながる可能性があり、合併症のリスクを抑えることにも繋がります。

圧迫固定の正しい方法

施術後は、医師の指示に従って適切な圧迫固定を行うといいでしょう。圧迫固定は、腫れやむくみなどを抑えることになります。

圧迫固定の期間は部位により異なりますが、一般的に3〜4週間程度の継続がおすすめです。

傷跡ケアのポイント

傷跡のケアでは、医師から処方された軟膏を指示通りに塗りましょう。

また、傷跡を乾燥させないよう、保湿を心がけながら清潔に保つことも重要です。テープによる保護も併用するといいでしょう。

日常生活での注意事項

施術後1週間程度は、シャワーのみで済ませ、湯船に浸かることは避けましょう。

重い物を持ったり、激しい運動を行うことは、控えましょう。

飲酒や喫煙は回復を遅らせる可能性があるため、医師の指示に従いましょう。

脂肪吸引の部位別ダウンタイムと対策は?

脂肪吸引は施術部位によって、ダウンタイムの期間や症状の程度が異なります。

それぞれの部位に応じた適切な対策を知っておくことで、安心して回復期間を過ごすことができるでしょう。

顔のダウンタイム

顔の脂肪吸引では、腫れが目立ちやすい部位のため、特に注意が必要です。

施術後2〜3日は、頭を高くして寝るといいでしょう。

メイクは施術後3〜5日から可能となりますが、傷跡部分は避けて行うといいでしょう。

お腹のダウンタイム

お腹の脂肪吸引は、施術範囲が広いため、他の部位と比べて長めのダウンタイムとなる可能性があります。

圧迫固定用のコルセットは、可能な限り継続着用することが推奨されます。腹筋を使う動作は避け、起き上がる際は横向きになってから起き上がるといいでしょう。

太もものダウンタイム

太ももの脂肪吸引では、歩行時の違和感や突っ張り感が現れることがあります。

階段の上り下りは特に注意が必要で、手すりを使用してゆっくりと行うことが大切です。

圧迫固定用のストッキングは、指示された期間中は継続して着用するようにしましょう。

知っておくべき脂肪吸引のリスクと副作用

脂肪吸引には、いくつかのリスクや副作用があります。

あらかじめ理解しておくといいでしょう。

腫れや内出血など

脂肪吸引後には、腫れや内出血がおこることが多いでしょう。

また、施術部位の感覚が一時的に鈍くなることもありますが、多くの場合は数ヶ月で改善されます。皮膚の凸凹や左右差が生じる可能性も否定できません。

合併症のリスク

感染症や血栓症などの合併症が発生する可能性もあります。

施術後に発熱や激しい痛み、異常な腫れが続く場合は、医師に相談することが必要です。

安心して施術を受けるために

信頼できる医療機関と経験豊富な医師を選ぶことが大切です。

術前のカウンセリングで、自身の体質や既往歴について正直に伝えることも大切です。施術後の指示を守り、定期的なフォローアップを受けることで、問題の早期発見と対処が可能になります。

部位 ダウンタイム期間 主な症状
2週間〜1ヶ月 腫れ、内出血、違和感
太もも 2〜3週間 腫れ、痛み、歩行時の違和感
お腹 2ヶ月以上 腫れ、痛み、突っ張り感
二の腕 2〜3週間 腫れ、内出血、動作時の痛み

脂肪吸引ならAND美容外科へ

AND美容外科は、脂肪吸引をはじめとした豊富な医療痩身メニューをご用意しています。

AND美容外科は、医療の力で「短期間で結果を出す」ことをコンセプトに、さまざまな施術を提供しています。

無料カウンセリングでは丁寧にお悩みや目標をうかがい、あなたに合ったダイエット方法をご提案します。

カウンセリングのご予約は公式LINEにて24時間・365日受け付けています。

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◼️脂肪吸引(税込)

回数 価格
1部位 1回 220,000~418,000円
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※治療内容:脂肪を専用の医療機器を使って吸引して取り除くことで、部分痩せを目指す美容医療治療です。
※部位・契約プランにより異なります。
※1部位のサイズは10cm×10cmとなります。

脂肪吸引についてよくある質問

傷跡は完全に消えますか?

脂肪吸引の傷跡は完全に消えることは少なく、白っぽい線状の跡として残ることが一般的です。

ただし時間の経過とともに目立たなくなるでしょう。

ダウンタイム中に仕事を休む必要がありますか?

施術部位や仕事の内容により異なりますが、デスクワークの場合は数日程度、体を使う仕事の場合は数週間程度の休暇が推奨されます。

施術後の運動はいつから可能ですか?

軽いウォーキングは数週間後から、本格的な運動は数ヶ月後から可能となることが一般的です。

医師の指示に従って段階的に運動量を増やしていくことが大切になります。

脂肪吸引の効果はいつ頃から実感できますか?

腫れが引いてくる数週間後から徐々に効果を感じられる場合があり、最終的な結果は数ヶ月後に現れます。

個人差があるため、焦らずに経過を観察することが重要です。

施術後のメイクはいつからできますか?

顔の脂肪吸引の場合、施術後数日からメイクが可能ですが、傷跡部分は避けて行う必要があります。

当面は、刺激の少ない化粧品を使用することがおすすめです。



【脂肪吸引に関する法的記載事項】
治療内容:カニューレと呼ばれる細い管を皮下に挿入し、余分な皮下脂肪を直接吸引・除去する美容医療の施術です。運動や食事制限では落としにくい部分の脂肪を物理的に除去します。
治療回数:1回
治療期間:2週間〜1ヶ月
※ダウンタイム(個人差あり)を含みます。
費用:220,000~418,000円(税込)
※部位・契約プランによって異なります。
主なリスク・副作用:内出血・腫れ・むくみ、皮膚のたるみ・凹凸、感染症、しこり・硬結、神経損傷・感覚異常、血腫・脂肪塞栓症、麻酔による合併症が起こる場合があります。

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