医療ダイエット

顔の脂肪吸引でたるんだ?原因と知っておきたい予防策を徹底解説

「顔の脂肪吸引をしたら皮膚がたるんで見える?」こんな声を聞いたことがあるかもしれません。

顔の脂肪吸引は、小顔効果や引き締まったフェイスラインを目指せる施術ですが、皮膚のたるみを引き起こしてしまう可能性も否定できません。

この記事では、顔の脂肪吸引でたるみが生じる原因や、事前に知っておきたい予防策について、詳しく解説していきます。

監修者
AND美容外科 医師
中村 光宏
【経歴】
沖縄県立中部病院 初期臨床研修
湘南美容クリニック 熊本院
Aクリニック 銀座院
Aクリニック 仙台院 院長

※本記事は2025年8月時点の情報をもとにまとめています。
※脂肪吸引は保険診療が適用されない自由診療となります。
※記事内の金額は税込です。
※脂肪吸引に用いられる機器の中には、国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていないものもあります。未承認の医薬品・医療機器については、「個人輸入において注意すべき医薬品等について」(厚生労働省)をご覧ください。

顔の脂肪吸引でたるみが起こる原因とは?

顔の脂肪吸引後にたるみが発生することは、決して珍しいことではありません。

たるみが生じる主な原因として、脂肪を取りすぎることによる皮膚の余りや、皮膚の弾力低下が挙げられます。

過剰な脂肪除去が皮膚を余らせる

脂肪吸引で大切なのは、適切な量の脂肪を取り除くことです。脂肪を取りすぎてしまうと、皮膚の下の組織との間にスペースができてしまい、皮膚が支えを失ってたるんでしまうことがあります。

特に頬やあご周りの脂肪を取りすぎると、皮膚が自然に引き締まろうとする力だけでは、余ってしまった皮膚を支えきれなくなってしまうのです。

一般的な脂肪吸引であれば、皮膚の自然な回復力によって徐々に引き締まっていきますが、過剰な除去では不自然なフェイスラインや顕著なたるみに繋がってしまうかもしれません。

加齢による皮膚の弾力低下とコラーゲン減少

年齢を重ねるごとに、皮膚のコラーゲンやエラスチンは減少していきます。

そのため年配の方は、皮膚の弾力が低下しているため、少しの脂肪除去だけでも、皮膚が支えきれずたるみが生じてしまうことも考えられます。

加齢による変化には個人差が大きく、同じ年齢でも肌質や普段の生活習慣によってお肌の状態は大きく異なります。

すでにたるみがある場合の施術リスク

施術を受ける前からお顔にたるみがある場合は、脂肪吸引をしないほうがいい場合もあります。

もし、すでにあるたるみが強い場合には、脂肪吸引だけで解決するのではなく、フェイスリフトなど他の施術を合わせて行うことを提案されることもあります。

施術前のカウンセリングで、現在の皮膚状態を正確に把握し、適切な施術計画を立てることが重要です。

顔の脂肪吸引で老けて見える原因とは?

顔の脂肪吸引後に「なんだか老けて見える?」と感じる現象は、単にたるみが生じるだけではありません。

いくつかの原因が重なって、実年齢よりも老けて見えてしまうことがあります。

フェイスラインの不自然な変化

適切でない脂肪吸引によって、本来のお顔の骨格に合わない不自然なフェイスラインができてしまうことがあります。

特に頬の脂肪を取りすぎてしまうと、頬がこけたような印象になり、実年齢よりも老けて見える原因になります。

お顔の脂肪は、ただの余分な組織ではなく、実は若々しい印象を保つために大切な役割を果たしています。

バランスの取れた脂肪除去を行わないと、お顔全体の立体感が失われ、平坦で疲れた印象になってしまうことがあります。

シワの増加

脂肪吸引によって皮膚を支える組織が減ると、すでにあるシワが深くなったり、新しいシワができてしまうことがあります。

特にほうれい線や目元のシワは、頬の脂肪が減ることで重力の影響を受けやすくなり、より目立つようになることがあります。

またお肌のハリが失われることで、表情によるシワが戻りにくくなり、常にシワが刻まれた状態になってしまうこともあるかもしれません。

肌質の変化と回復力の低下

施術後の肌質の変化も、「老けて見える」原因の一つです。

脂肪吸引によって皮膚の血流が一時的に悪くなり、お肌の透明感や弾力が低下することがあります。

特に術後のケアが十分にできていない場合、皮膚の回復が遅れて、くすみやたるみが長期間続いてしまうこともあります。

顔の脂肪吸引前に知っておきたい予防策

顔の脂肪吸引でたるみを防ぐためには、事前の準備と適切な施術選びがとても大切です。

予防策を理解し、実践することで、理想的な仕上がりに近づける可能性が高まりますよ。

医師選びと適切な吸引量の判断

重要な予防策は、お顔の構造を十分に理解し、豊富な症例数を持つ医師を選ぶことです。

  • 経験豊富な医師を選ぶ
    お一人お一人の骨格や皮膚の状態に合わせて、適切な脂肪吸引量を判断できる医師を選びましょう。
  • カウンセリングでの確認
    施術後に予想される変化や、起こりうるリスクについて、詳しく説明してくれるかを確認することが大切です。
  • 技術と知識の確認
    脂肪吸引で使う管(カニューレ)の使い方や施術技術についても、最新の知識と技術を持っている医師かどうかを確認することも重要です。

事前の皮膚状態チェック

施術前には、ご自身の今の皮膚の状態を知っておきましょう。

コラーゲンやエラスチンの状態、すでにあるたるみの程度、皮膚の厚さなどを詳しく検査し、脂肪吸引がご自身に合っているかどうかを判断します。

もし、皮膚の弾力が著しく低下している場合や、すでにあるたるみが強い場合は、脂肪吸引以外の施術方法を検討することも大切です。

年齢やお肌の質によっては、脂肪吸引よりもフェイスリフトや糸リフトなどの方が適している場合もあります。

施術計画の十分な検討

理想的な仕上がりに近づくためには、医師との十分な相談が欠かせません。

どの部分からどのくらいの脂肪を取り除くのか、施術後の予想される変化、ダウンタイムの期間など、細かく施術計画を立てていきましょう。

無理な要求や、過度な期待は、結果的にたるみや不自然な仕上がりの原因になることがあります。

医師のアドバイスを素直に受け止め、現実的な目標設定をすることが大切です。

顔の脂肪吸引後の適切なケア方法

施術後のケアは、たるみを防ぎ、理想的な仕上がりに近づくために大切な要素です。

適切なアフターケアを行うことで、皮膚の回復を助け、長期的に美容効果をキープできる可能性がありますよ。

術後の圧迫固定

施術直後から数日間は、医師の指示に従って圧迫固定を行う必要があります。

圧迫固定は、皮膚が引き締まろうとする力を助け、脂肪がなくなったスペースを抑える効果があります。しっかり行わないと皮膚の回復が遅れて、たるみが発生するリスクが高まってしまいます。

圧迫の強さや期間は、施術内容やご自身の回復状況によって異なるため、医師の指示をきちんと守ることが大切です。

マッサージ禁止期間と注意点

施術後しばらくは、マッサージやご自身で行うケアによる刺激は避ける必要があります。

皮膚や組織が回復していく途中で、不適切な刺激を与えてしまうと、治りが遅くなったり、不規則に皮膚が引きつれてしまうことがあります。

洗顔や化粧品の使用についても、医師の指示に従い、お肌に刺激の少ない方法を選びましょう。

マッサージ禁止期間を守ることで、皮膚が持つ自然な回復力を活かすことができます。

肌のハリ維持のためのスキンケア

施術後のお肌の質を良くするためには、適切なスキンケアが欠かせません。

コラーゲンやエラスチンの生成を助ける美容成分が配合されたスキンケア製品を使い続けることで、皮膚の弾力回復をサポートできることがあります。

保湿をしっかり行い、お肌のバリア機能を保つことで、長期的な美容効果を期待できます。また、毎日の紫外線ケアも、お肌の老化を防ぎ、施術効果を維持するために大切です。

たるみ予防のためのエクササイズと再発防止策

顔の脂肪吸引後のたるみ予防には、毎日のケアと予防エクササイズもおすすめです。

継続して取り組むことで、皮膚の弾力を保ち、美しいフェイスラインをキープできる可能性がありますよ。

表情筋トレーニング

表情筋を鍛えることで、皮膚を支える力を高め、たるみの予防が期待できる場合があります。

口角を上げる運動や頬を膨らませる運動など、簡単なエクササイズを日常生活に取り入れるのがおすすめです。表情筋トレーニングは、血流を良くし、お肌の新陳代謝を促す効果も期待できます。

施術直後は、医師の許可を得てから始めるようにしましょう。

日常生活での注意点

日常生活での姿勢や習慣も、たるみの予防に大きく影響します。

  • お顔に負担をかけない習慣
    スマートフォンやパソコンを使う時の姿勢、寝る時の枕の高さなど、お顔の筋肉や皮膚に負担をかけないような生活習慣を心がけましょう。
  • 十分な睡眠と栄養
    皮膚の回復力を高めるため、十分な睡眠と栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。
  • 喫煙・飲酒の制限
    喫煙や過度な飲酒は、お肌の老化を早める原因となるため、できるだけ控えましょう。

定期的なメンテナンス

施術後の状態を長く保つためには、定期的なメンテナンスが必要です。

医師による定期的なチェックを受け、必要に応じて追加の施術を検討することが大切になります。皮膚の状態の変化に合わせて、適切なケア方法を調整し、美容効果を維持していきましょう。

年齢とともに変化するお肌の質に対応した、長期的な美容計画を立てることも重要です。

脂肪吸引ならAND美容外科へ

AND美容外科は、脂肪吸引をはじめとした豊富な医療痩身メニューをご用意しています。

AND美容外科は、医療の力で「短期間で結果を出す」ことをコンセプトに、さまざまな施術を提供しています。

無料カウンセリングでは丁寧にお悩みや目標をうかがい、あなたに合ったダイエット方法をご提案します。

カウンセリングのご予約は公式LINEにて24時間・365日受け付けています。

まずはお気軽にご相談ください。

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◼️脂肪吸引(税込)
回数 価格
1部位 1回 220,000~418,000円

※治療内容:脂肪を専用の医療機器を使って吸引して取り除くことで、部分痩せを目指す美容医療治療です。
※部位・契約プランにより異なります。
※※1部位のサイズは10cm×10cmとなります。

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顔の脂肪吸引についてよくある質問

顔の脂肪吸引後のたるみは自然に改善しますか?

適切な量の脂肪除去であれば、皮膚が持つ自然な引き締め作用によって、少しずつ改善していくことが多いです。

ただし過剰に脂肪を取り除いてしまった場合や、もともと皮膚の弾力が著しく低下している場合は、自然な改善が難しい場合もあります。

二重あご改善の脂肪吸引でもたるみは起こりますか?

二重あご改善の脂肪吸引でも、脂肪を取りすぎるとたるみが発生する可能性があります。

適切な吸引量と、施術後の丁寧なケアが大切です。

丸顔解消のための脂肪吸引で注意すべき点は?

丸顔解消の場合、不自然にならないように、お顔の自然な輪郭を保ちながら、適度な量の脂肪を取り除くことがいいでしょう。

過度に脂肪を除去すると、不自然な印象になったり、たるみの原因となることがあります。

年齢による制限はありますか?

年齢による制限はありませんが、皮膚の弾力や全身の健康状態を考慮して、施術が合っているかどうかを判断します。

たるみが発生した場合の対処法は?

軽度のたるみであれば、適切なスキンケアや表情筋トレーニングで改善する可能性があります。

重度のたるみが出てしまった場合は、フェイスリフトや糸リフトなどの追加施術が必要になることもあります。

【脂肪吸引に関する法的記載事項】
治療内容:カニューレと呼ばれる細い管を皮下に挿入し、余分な皮下脂肪を直接吸引・除去する美容医療の施術です。運動や食事制限では落としにくい部分の脂肪を物理的に除去します。
治療回数:1回
治療期間:2週間〜1ヶ月
※ダウンタイム(個人差あり)を含みます。
費用:220,000~418,000円(税込)
※部位・契約プランによって異なります。
主なリスク・副作用:内出血・腫れ・むくみ、皮膚のたるみ・凹凸、感染症、しこり・硬結、神経損傷・感覚異常、血腫・脂肪塞栓症、麻酔による合併症が起こる場合があります。

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