医療ダイエット

脂肪吸引の種類の違いは?後悔しないための選び方を解説

「脂肪吸引に興味はあるけど、どれを選べばいいのかな?」「どうせやるなら後悔したくない」そんな風に思っている女性は、多いのではないでしょうか?

脂肪吸引には、ベイザー脂肪吸引やアキーセル脂肪吸引、ライポマティック脂肪吸引など、さまざまな種類があります。

この記事では、主な脂肪吸引の種類とその特徴、メリット・デメリット、そしてあなたにぴったりの施術を見つけるための選び方を詳しくご紹介します。

正しい知識を身につけて、理想の自分を手に入れる第一歩を踏み出しましょう。

監修者
AND美容外科 医師
中村 光宏
【経歴】
沖縄県立中部病院 初期臨床研修
湘南美容クリニック 熊本院
Aクリニック 銀座院
Aクリニック 仙台院 院長

※本記事は2025年8月時点の情報をもとにまとめています。
※脂肪吸引は保険診療が適用されない自由診療となります。
※記事内の金額は税込です。
※脂肪吸引に用いられる機器の中には、国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていないものもあります。未承認の医薬品・医療機器については、「個人輸入において注意すべき医薬品等について」(厚生労働省)をご覧ください。

脂肪吸引にはどんな種類がある?

脂肪吸引は、使う機器や技術によって様々な種類があります。

現在美容クリニックでよく行われているのは、超音波やレーザー、振動といった技術を使った施術法が主流です。

おもな脂肪吸引の種類とは

クリニックで受けられる、おもな脂肪吸引の種類を紹介します。

それぞれ仕組みや特徴が違うので、まずは基本的なことを理解しておきましょう。

施術法 原理 特徴
ベイザー脂肪吸引 超音波振動 脂肪細胞だけを選んで壊す
アキーセル脂肪吸引 カニューレ振動 幹細胞が残りやすい
ライポマティック脂肪吸引 カニューレ回転 効率的に脂肪を取り除く
レーザー脂肪吸引 レーザー照射 お肌引き締め効果も期待できる
ボディジェット脂肪吸引 水流による剥離 体に優しい

従来の脂肪吸引とどう違う?

従来の脂肪吸引は、カニューレという細い管で脂肪を直接吸い出す方法が一般的でした。

しかし現在は、超音波やレーザー、振動技術を組み合わせることで、さまざまな施術ができるようになっています。

特に、脂肪以外の血管や神経などへのダメージを抑える技術の発達により、ダウンタイムの低減や、自然な仕上がりなどが期待できます。

種類を選ぶときの考え方

脂肪吸引の種類を選ぶには、あなたが「何を一番大切にしたいか」をはっきりさせることが大切です。

安全性を重視したいのか、ダウンタイムの短さを優先したいのか、とにかくたくさん脂肪を取りたいのかによって、選ぶべき施術法は変わってきます。

また、施術を受けたい体の部位や体質によっても最適な方法は違うので、しっかり考えてみましょう。

ベイザー脂肪吸引とは?メリット・デメリット

ベイザー脂肪吸引は、超音波振動を利用した脂肪吸引法です。

アメリカで開発され、現在世界中で広く使用されている技術として注目されています。

ベイザー脂肪吸引の仕組み

ベイザー脂肪吸引では、特殊な超音波振動を発生させる機器を使用します。

この超音波の振動が脂肪細胞だけを狙うので、血管や神経といった組織へのダメージを抑えます。

お肌の直下から筋肉の近くまで幅広い層の脂肪に対応できるので、いろいろな部位の施術に使えるのが特徴です。

ベイザー脂肪吸引のメリット

ベイザー脂肪吸引のメリットは、以下の点です。

  • お肌の引き締め効果や理想的なボディラインを目指せる

ベイザー脂肪吸引のデメリット

ベイザー脂肪吸引には、以下のデメリットも挙げられます。

  • 施術時間が比較的長くなることがある(超音波で前処理をする時間が必要)
  • 施術者の技術によって仕上がりに差が出やすい

アキーセル脂肪吸引とは?メリット・デメリット

アキーセル脂肪吸引は、カニューレの先端にある振動機能を使った脂肪吸引法です。

採取した脂肪の幹細胞が残りやすいという特徴があり、最近注目を集めています。

アキーセル脂肪吸引の仕組み

アキーセル脂肪吸引では、カニューレ先端が細かく振動することで、脂肪組織を効率的に分離します。

この振動により、周辺組織へのダメージを抑えながら脂肪を採ることができます。細いカニューレを使うので、より繊細な施術が可能になっています。

アキーセル脂肪吸引のメリット

アキーセル脂肪吸引のメリットは、以下の点です。

  • 採取した脂肪の幹細胞生存率と定着率が高いため、脂肪注入で他の部位に移植したい場合にもぴったりです

アキーセル脂肪吸引のデメリット

アキーセル脂肪吸引には、以下のようなデメリットがあります。

  • 一度に除去できる脂肪量に限界がある
  • 施術可能な部位が限られる場合がある

その他の脂肪吸引の種類と特徴は?

ベイザーとアキーセル以外にも、様々な脂肪吸引の種類が存在します。

それぞれに独自の特徴があり、ご自身の希望や体質に応じて選択することが可能です。

ライポマティック脂肪吸引

ライポマティック脂肪吸引は、カニューレが回転することで脂肪を効率的に除去する施術法です。

回転する動きで脂肪組織を細かく分解し、スムーズに吸引します。「施術時間を短くしたい」という方におすすめです。

レーザー脂肪吸引とエルコーニアレーザー

レーザー脂肪吸引は、レーザーの光を脂肪細胞に当てる施術法です。

特にエルコーニアレーザーは、弱い出力のレーザーを使う技術です。

お肌の引き締めも期待できるので、たるみが気になる部位の施術にもいいでしょう。

ボディジェット脂肪吸引とLSSA(エルサ)脂肪吸引

ボディジェット脂肪吸引は、水流を使って脂肪を剥がしていく施術法です。 高圧の水流で脂肪組織を優しく分離します。

LSSA(エルサ)脂肪吸引も同じように、水流を活用した施術法として注目されています。

脂肪吸引の種類を選ぶときの比較ポイントは?

脂肪吸引の種類を選ぶときは、いくつかのポイントを見て比較検討することが大切です。

ご自身の希望や体質、ライフスタイルに合った施術法を選ぶといいでしょう。

安全性とリスクの比較

それぞれの施術法の安全性は、使う機器の特性や施術をする医師の技術によって大きく左右されます。

FDA(アメリカ食品医薬品局)の承認を受けた機器を使っているクリニックを選ぶといいでしょう。

ダウンタイム症状と回復期間

ダウンタイムの症状は、施術法によって異なります。

アキーセル脂肪吸引やボディジェット脂肪吸引など、体への負担が少ない施術法は、比較的短期間で普段の生活に戻れるといわれています。

ダウンタイム症状と回復期間

ダウンタイムの症状は、施術法によって異なります。

アキーセル脂肪吸引やボディジェット脂肪吸引など、体への負担が少ない施術法は、比較的短期間で普段の生活に戻れるといわれています。

施術法 腫れ
ベイザー 数週間
アキーセル 数週間
ライポマティック 数週間

効果の違いと仕上がりの自然さ

施術の効果は、どれくらいの脂肪が取れるか、仕上がりがどれだけ美しいかの両面から考える必要があります。

ベイザー脂肪吸引は、たくさんの脂肪を取り除くのに向いていますが、アキーセル脂肪吸引は自然な仕上がりを重視する方に合っています。

レーザー脂肪吸引は、お肌の引き締め効果で、メリハリのあるボディラインを叶えてくれるかもしれません。

部位別のおすすめ脂肪吸引の種類は?

脂肪吸引の種類を選ぶときは、施術を受けたい部位の特性を考えるのが大切です。

体の部位ごとに脂肪の質や周りの組織も違うので、最適な施術法も変わってきます。

顔・首周りのおすすめ施術法

顔や首周りの脂肪吸引には、体への負担が少なく、細かく精密な施術ができるアキーセル脂肪吸引やボディジェット脂肪吸引を検討してみましょう。

これらの方法は、繊細な技術が求められる顔や首周りで、表情筋や血管へのダメージを抑えることが期待できるのです。

お腹・腰周りのおすすめ施術法

お腹や腰周りの脂肪吸引には、効率的に脂肪を取り除けるベイザー脂肪吸引やライポマティック脂肪吸引が向いているでしょう。

これらの部位は比較的広い範囲の脂肪を取り除くことができるからです。お肌のたるみが気になるなら、レーザー脂肪吸引で引き締め効果も期待できます。

脚・腕などの四肢のおすすめ施術法

脚や腕の脂肪吸引には、精密な調整ができるアキーセル脂肪吸引やベイザー脂肪吸引がいいでしょう。

これらの部位では、筋肉の形を活かしながら自然なラインを作る技術が求められるため、施術をする医師の高い技術力が重要になります。

脂肪吸引の種類によって費用はどう違う?

脂肪吸引の費用は、施術法の種類や使う機器、施術する部位によって変わってきます。

一般的に、より高度な技術や機器を使う施術法ほど、費用が高くなる傾向があります。

施術法別の費用

施術法の費用は、クリニックや地域によって差がありますが、一般的な目安をご紹介します。

ベイザー脂肪吸引は比較的高額な施術法として知られており、アキーセル脂肪吸引は中程度の費用設定となっています。

部位別の費用相場

施術する部位によっても費用は大きく変わります。

顔や首周りなど、繊細な技術が求められる部位は、比較的高額になることが多いです。

一方、お腹や腰周りなど面積の大きな部位は、取り除く脂肪の量によって費用が決まるのが一般的です。

費用を抑えるためのポイント

脂肪吸引の費用を抑えたいなら、複数のクリニックでカウンセリングを受けてみるといいでしょう。

同じ施術法でも、クリニックによって費用設定が違うので、比較検討することで相場がわかるでしょう。

また、いくつかの施術をまとめて行うことで、トータル費用を抑えられる場合もありますよ。

脂肪吸引ならAND美容外科へ

AND美容外科は、脂肪吸引をはじめとした豊富な医療痩身メニューをご用意しています。

AND美容外科は、医療の力で「短期間で結果を出す」ことをコンセプトに、さまざまな施術を提供しています。

無料カウンセリングでは丁寧にお悩みや目標をうかがい、あなたに合ったダイエット方法をご提案します。

カウンセリングのご予約は公式LINEにて24時間・365日受け付けています。

まずはお気軽にご相談ください。

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◼️脂肪吸引(税込)

回数 価格
1部位 1回 220,000~418,000円

※治療内容:脂肪を専用の医療機器を使って吸引して取り除くことで、部分痩せを目指す美容医療治療です。
※部位・契約プランにより異なります。
※1部位のサイズは10cm×10cmとなります。

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脂肪吸引の種類についてよくある質問

どの脂肪吸引が一番痛みが少ないですか?

一般的に、アキーセル脂肪吸引やボディジェット脂肪吸引など、体への負担が少ない施術法は、痛みが少ないといわれています。

これらの施術法は、周りの組織へのダメージを抑える技術を使っているためです。

脂肪吸引の効果はどのくらい続きますか?

脂肪吸引で取り除かれた脂肪細胞は、基本的に再生しないので、効果は半永久的に持続します。

ただし、施術後の体重管理はとても大切です。大幅に体重が増えてしまうと、残っている脂肪細胞が膨らんでしまう可能性があるので注意しましょう。

脂肪吸引の種類によって傷跡の残り方は違いますか?

使うカニューレの太さや施術法によって、傷跡の大きさや残り方は異なります。

アキーセル脂肪吸引のように細いカニューレを使う施術法は、比較的目立ちにくい小さな傷跡で済むことが多いです。

複数の脂肪吸引法を組み合わせることはできますか?

例えば、ベイザー脂肪吸引とアキーセル脂肪吸引を組み合わせることで、それぞれの良いところを活かした施術ができます。

ただし、施術時間や費用が増える可能性があるので、事前にしっかり確認しましょう。

脂肪吸引後の脂肪注入には、特定の施術法が適していますか?

脂肪注入を目的とする場合は、アキーセル脂肪吸引が適しています。

この施術法は、幹細胞の生存率と定着率が高く、採取した脂肪の質が良い状態に保たれるためです。



【脂肪吸引に関する法的記載事項】
治療内容:カニューレと呼ばれる細い管を皮下に挿入し、余分な皮下脂肪を直接吸引・除去する美容医療の施術です。運動や食事制限では落としにくい部分の脂肪を物理的に除去します。
治療回数:1回
治療期間:2週間〜1ヶ月
※ダウンタイム(個人差あり)を含みます。
費用:220,000~418,000円(税込)
※部位・契約プランによって異なります。
主なリスク・副作用:内出血・腫れ・むくみ、皮膚のたるみ・凹凸、感染症、しこり・硬結、神経損傷・感覚異常、血腫・脂肪塞栓症、麻酔による合併症が起こる場合があります。

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