矯正歯科・審美治療

【インビザライン】前歯のみの費用はいくら?流れと注意点を解説

「前歯の歯並びが気になるけど、インビザラインで前歯だけ直すといくらかかるの?」
「全体矯正は高そうだから、前歯のみでもキレイになるなら試してみたい」

このような悩みをお持ちの方は多いです。

インビザラインには前歯のみの部分矯正プランがあり、全体矯正と比較して費用を抑えながら気になる前歯の歯並びを改善できる可能性があります。

この記事では、インビザラインで前歯のみ矯正する場合の具体的な費用相場と各プランの特徴、施術の流れ、そして知っておくべき注意点について詳しく解説していきます。

監修者
AND美容外科 医師
根本 敦子
【経歴】
東京医科歯科大学歯学部付属病院にて臨床研修医
東京医科歯科大学歯学部付属病院摂食機能構築学専攻生修了
医療法人社団世航会デンタルオフィス 分院長勤務
九段下スターデンタルクリニック 勤務
医療法人社団有心会クリア歯科モノリス院 勤務
南青山矯正歯科クリニック 院長

【資格】
インビザラインGo ディプロマ取得
スリーアイインプラント ディプロマ取得
Biotouch Japan dental lip course ディプロマ取得
terna japan ヒアルロン酸注入・ボツリヌス治療 ディプロマ取得

※本記事は2025年9月時点の情報をもとにまとめています。
※インビザライン施術は保険診療が適用されない自由診療となります。
※記事内の金額は税込です。
※インビザラインに用いられる機器の中には、国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていないものもあります。未承認の医薬品・医療機器については、「個人輸入において注意すべき医薬品等について」(厚生労働省)をご覧ください。

インビザラインで前歯のみ矯正する費用はどれくらい?

インビザラインで前歯のみ矯正する場合の費用相場は、選択するプランによって変わってきます。

前歯部分の軽度な歯並びの問題であれば、約20万円から65万円程度の範囲で施術を受けられる可能性があるでしょう。

主要な部分矯正プランの費用比較

インビザラインの前歯のみ矯正には、主に3つのプランが用意されています。

それぞれの特徴と費用相場を詳しく見ていきましょう。

プラン名 費用相場 対象症例 アライナー枚数制限
インビザラインエクスプレス 約20万〜40万円 前歯数本のみの軽度なガタつき 上下各7枚まで
インビザラインGo 約35万〜50万円 前歯部の叢生から中等度の歯並び 上下各20枚まで
インビザラインライト 約45万〜65万円 軽度から中等度のガタつき 上下各14枚まで

追加費用として発生する可能性のある項目

プラン料金以外にも、以下のような費用が別途発生する場合があります。

これらの追加費用を含めた総額を事前に確認しておくことが重要です。

  • 初診料・カウンセリング料金 無料〜5,000円程度
  • 3Dスキャン・型取り代 約5,000円〜15,000円
  • レントゲン撮影費用 約3,000円〜8,000円
  • 保定装置(リテーナー) 約20,000円〜50,000円
  • 定期チェック費用 1回あたり3,000円〜5,000円
  • 追加アライナー製作費 症例により異なる

医院によって料金体系が大きく異なる理由

インビザライン矯正は自費診療の場合が多いため、各クリニックが独自に料金を設定しています。

同じプランでも医院によって10万円以上の価格差が生じることもあります。

立地や設備、医師の経験年数などが料金に反映されるため、複数のクリニックで見積もりを取得することがおすすめです。

前歯のみのインビザライン矯正はどんな流れで進む?

インビザラインによる前歯の部分矯正は、一般的に施術期間は約6ヶ月から1年程度で、軽度の症例であれば3ヶ月台で完了する場合もあるでしょう。

初回カウンセリングから施術開始まで

まずは歯科クリニックでの初回カウンセリングから始まります。

このときにあなたの歯並びの状態を詳しく診査し、インビザラインでの施術が可能かどうかを判断してもらえるでしょう。

  • 口腔内の状態確認とレントゲン撮影
  • 3Dスキャンまたは型取りによる歯型の採取
  • 施術計画の作成とシミュレーション画像の確認
  • 費用の詳細説明と支払い方法の相談
  • 契約手続きとアライナー製作の依頼

アライナー装着から施術完了まで

オーダーメイドのアライナーが完成したら、いよいよ矯正施術の開始です。

1日20時間以上の装着時間を守ることがスムーズな施術の進行につながります。

  • 初回アライナーの装着方法指導
  • 1〜2週間ごとの新しいアライナーへの交換
  • 4〜6週間ごとの定期チェック受診
  • 歯の動きに合わせた調整や追加指導
  • 予定枚数のアライナー使用完了

保定期間の重要性

アライナーでの矯正が完了した後も、歯の後戻りを防ぐための保定期間が必要になります。

リテーナーと呼ばれる保定装置を一定期間装着することで、最終的な歯並びを維持できる可能性が高まるでしょう。

保定期間は一般的に矯正期間と同程度か、それ以上の期間が推奨されることが多いです。

前歯のみ矯正を検討する前に知っておくべき注意点

前歯のみのインビザライン矯正には多くのメリットがある一方で、いくつかの制約や注意すべきポイントも存在します。

施術を受ける前に、これらの注意点をしっかりと理解しておくことが大切でしょう。

部分矯正では対応できない症例がある

前歯のみの部分矯正では、根本的な咬合の問題や奥歯の位置に関わる症例には対応できないことがあります。

奥歯の咬合異常がある場合は全体矯正が必要になる可能性があります。

  • 重度の出っ歯や受け口などの骨格的な問題
  • 奥歯の咬合関係に大きな問題がある症例
  • 歯の移動量が大きすぎる場合
  • 抜歯が必要な症例
  • 歯根の大幅な移動が必要な場合

アライナー枚数制限による治療の制約

各部分矯正プランには使用できるアライナーの枚数に制限があります。

予想以上に歯の動きが悪い場合や、追加の調整が必要になった際に、プラン変更や追加費用が発生する可能性があるでしょう。

特にインビザラインエクスプレスは上下各7枚までと制限があり、複雑な症例には向かない場合があります。

装着時間を守れない場合のリスク

インビザラインは1日20時間以上の装着が推奨されることが一般的です。

食事や歯磨き以外の時間はできる限りアライナーを装着し続ける必要があるため、生活スタイルによっては負担に感じる方もいるでしょう。

装着時間が不十分だと、予定通りに歯が動かず施術期間の延長や、思うような結果が得られない場合もあります。

全体矯正と前歯のみ矯正の違い

前歯のみの部分矯正と全体矯正では、施術の範囲や期間、費用に違いがあります。

歯並びの状態や理想とする仕上がりに応じて、どちらが適しているかを慎重に検討することが重要でしょう。

費用と期間の比較

全体矯正の場合、費用相場は約80万円から150万円程度となり、前歯のみ矯正と比較すると高額になります。

施術期間も1年半から3年程度と長期間にわたるため、時間的・経済的な負担も大きくなる可能性があります。

項目 前歯のみ矯正 全体矯正
費用相場 20万円〜65万円 80万円〜150万円
施術期間 3ヶ月〜1年 1年半〜3年
対象範囲 前歯のみ 全ての歯
咬合改善 限定的 包括的

施術効果の違いと限界

前歯のみ矯正は見た目の改善に特化した施術といえるでしょう。

根本的な咬合の問題解決には限界がある可能性があるため、機能面での大幅な改善は期待しにくいかもしれません。

一方、全体矯正では咬み合わせ全体のバランスを整えることで、見た目だけでなく機能面での改善も期待できる可能性があります。

どちらを選ぶべきか判断する基準

前歯のみ矯正が適している場合と全体矯正が推奨される場合を理解しておくことが大切です。

最終的にはクリニックでの詳しい診査を受けた上で、歯科医師と相談しながら決定することをおすすめします。

  • 前歯の軽度なガタつきのみが気になる場合:前歯のみ矯正
  • 奥歯の咬み合わせにも問題がある場合:全体矯正
  • 短期間で見た目を改善したい場合:前歯のみ矯正
  • 機能面も含めて根本的に改善したい場合:全体矯正
  • 費用を抑えたい場合:前歯のみ矯正

クリニック選びのポイント

インビザライン矯正をスムーズに進めるためには、技術と経験を持った信頼できるクリニックを選ぶことが重要です。

料金の安さだけで判断せず、総合的な観点から慎重に検討することをおすすめします。

医師の経験と実績を確認する

インビザライン矯正を検討する際には、医師の豊富な経験と確かな技術が大切です。

専門医師や症例数の多い医師を選ぶことで、より良い結果が期待できる可能性があります。

  • インビザライン・プロバイダーの認定レベル
  • 年間の症例数や総施術実績
  • 部分矯正の経験と得意分野
  • 矯正歯科専門医の資格の有無
  • 学会発表や論文などの研究実績

料金体系の透明性と追加費用の明確になっているか

初回のカウンセリングで、料金の内訳や追加費用についてしっかりと説明してもらうことが大切です。

後から想定外の費用が発生しないように、必ず契約前に総額を明確にしておきましょう。

  • プラン料金に含まれる内容の詳細
  • 追加アライナーが必要になった場合の費用
  • 定期チェックやメンテナンス費用
  • リテーナー代や保定期間中の費用
  • 分割払いやデンタルローンの対応可否

アフターケアと保証制度の充実度

施術完了後のアフターケアや、万が一の場合の保証制度も重要な選択基準の一つとなります。

長期間にわたる矯正施術だからこそ、最後まで安心して任せられそうなクリニックを選ぶことが大切でしょう。

保定期間中のサポート体制や、施術結果に満足できなかった場合の対応についても事前に確認しておくことをおすすめします。

インビザラインならAND美容外科へ

AND美容外科は、インビザラインをはじめとした豊富な矯正メニューをご用意しています。

AND美容外科は、医療の力で「短期間で結果を出す」ことをコンセプトに、さまざまな施術を提供しています。

無料カウンセリングでは、お悩みやご希望を丁寧にうかがい、インビザラインを含む矯正方法についてご説明しながら、ご自身にとって検討しやすい選択肢をご案内いたします。

カウンセリングのご予約は公式LINEにて24時間・365日受け付けています。

まずはお気軽にご相談ください。

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詳しい情報を見る
■マウスピース矯正(税込)
項目 金額
インビザラインGo(片顎) 572,000円
インビザラインGo(両顎) 748,000円
初診料(カウンセリング) 5,500円
クリンチェック 44,000円
リテーナー(片顎) 44,000円
リテーナー(両顎) 88,000円
毎回の診察料 5,500円/回

※自由診療(保険適用外)・税込価格
※副作用・リスク:歯肉の退縮や、歯根吸収、虫歯、歯周病、歯肉炎、歯の脱灰
※治療回数:2~24回、治療期間:3ヶ月~2年

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インビザラインについてよくある質問

インビザラインを検討する際に、事前に知っておきたい疑問点についてまとめました。

  • 前歯のみ矯正だと保険は適用されますか?
  • 分割払いは可能ですか?
  • 前歯のみ矯正後に全体矯正に移行することはできますか?
  • アライナーが破損した場合の対応はどうなりますか?
  • 矯正中に虫歯になった場合はどうすればよいですか?

前歯のみ矯正だと保険は適用されますか?

インビザライン矯正は基本的に美容目的の施術とみなされるため、保険適用外の自由診療です。
ただし、医療費控除の対象になる場合があるので、領収書は大切に保管しておくことをおすすめします。

分割払いは可能ですか?

多くのクリニックで分割払いやデンタルローンに対応しています。
月々の支払額を抑えることで、経済的な負担を軽減できるかもしれません。

金利や手数料については各クリニックで確認してください。

前歯のみ矯正後に全体矯正に移行することはできますか?

部分矯正の結果に満足できない場合や、奥歯の問題が後から判明した場合に全体矯正へ移行することは可能な場合があります。

ただし、追加費用が発生する場合があるため、最初の診査で総合的な判断をしてもらうことが重要です。

アライナーが破損した場合の対応はどうなりますか?

アライナーが破損や紛失した場合は、速やかにクリニックに連絡してください。
多くの場合、再製作が可能ですが、追加費用や施術期間の延長が発生する可能性があります。

保管や取り扱いには十分注意しましょう。

矯正中に虫歯になった場合はどうすればよいですか?

矯正中に虫歯や歯周病が発見された場合は、まず該当部位の施術を優先する必要があります。

症状によっては矯正を一時中断することもあるため、日頃からしっかりとした口腔ケアを心がけることが大切です。


【マウスピース矯正に関する法的記載事項】
施術内容:マウスピース矯正は、透明なマウスピース型の装置を用いて歯並びを整える矯正治療です。短期間での改善を目指せる「インビザラインGo」は、前歯の軽度な乱れやすき間など、特定の症状に対応したプログラムです。
標準的な治療回数:2〜24回
標準的な治療期間:3か月~2年(治療回数、期間には個人差があります)
標準的な費用:572,000〜841,500円
おもなリスク:副作用:歯肉の退縮や、歯根吸収、虫歯、歯周病、歯肉炎、歯の脱灰

※マウスピース型矯正システム「インビザラインGO」は未承認機器です。
※入手経路等:アメリカのAlign Technology, Inc.が開発した製品を、正規の販売代理店を通じて入手しています。
輸入された医薬品などの使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/health_damage/index.html
※国内の承認医薬品等の有無:国内にもマウスピース型矯正装置として医薬品医療機器等法の承認を受けているものは複数存在します。
※医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の対象外となります。
※諸外国における安全性等に係る情報:重大な副作用についての報告はありません。

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  • ※医療機関等の公式ホームページに掲載されている内容も十分にご確認のうえ、ご自身の判断で適切な医療機関への相談・受診等を行ってください。