脂肪溶解注射の種類を徹底解説|効果と選び方を知っておこう
「脂肪溶解注射は種類が多すぎてどれがいいのかわからない」「私にあった脂肪溶解注射を知りたい」というお悩みをお持ちの方は、多いのではないでしょうか。
脂肪溶解注射には実にさまざまな種類があり、それぞれ成分や効果、ダウンタイムが異なります。
この記事では、主要な脂肪溶解注射の種類とその特徴、そしてあなたにぴったりな選び方について詳しく解説します。
理想のボディラインやフェイスライン近づくための脂肪溶解注射選びに、ぜひお役立てください。
沖縄県立中部病院 初期臨床研修
湘南美容クリニック 熊本院
Aクリニック 銀座院
Aクリニック 仙台院 院長
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※本記事は2025年7月時点の情報をもとにまとめています。
※脂肪溶解注射は保険診療が適用されない自由診療となります。
※記事内の金額は税込です。
※脂肪溶解注射に用いられる医薬品には、国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていないものもあります。未承認の医薬品・医療機器については、「個人輸入において注意すべき医薬品等について」(厚生労働省)をご覧ください。
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脂肪溶解注射は、なぜこんなに種類が多いの?
脂肪溶解注射には10種類以上の製剤が存在し、それぞれ異なる特徴を持っています。
これほど多くの種類があるのは、施術部位、期待する効果の強さ、そして許容できるダウンタイムの程度によって、適した製剤が異なるためです。
主成分による3つのタイプ
脂肪溶解注射は主成分によって大きく3つのタイプに分けられます。
- 植物由来成分タイプ(BNLSシリーズ)
- デオキシコール酸タイプ
- その他の成分を配合したタイプ
効果の強さと副作用は比例する
脂肪溶解注射は、一般的に効果の強さと副作用の程度が比例する傾向にあります。穏やかな効果で副作用が少ない製剤から、強力な効果が期待できるものの、腫れや痛みを伴う可能性のある製剤まで、様々なタイプが選択が可能です。
医師はこれらの特性を理解し、お客様の希望と生活スタイルなどに合わせて適切な製剤を提案しています。
顔とボディで適した製剤は異なる
顔の細かい部分に適した製剤と、ボディの大きな部位に適した製剤は異なります。
特に顔部分は皮膚が薄く神経が集中しているので、慎重に選ぶといいでしょう。
植物由来成分タイプBNLSシリーズの種類と特徴は?
「BNLSシリーズ」は、植物由来成分を主体とした脂肪溶解注射です。初めて脂肪溶解注射を受ける方にもおすすめといえます。
BNLSシリーズは、第1世代~第3世代まで存在します。
BNLS(第1世代)
BNLS第1世代は、植物由来成分のみで構成された脂肪溶解注射です。
セイヨウトチノキやヒバマタエキスなど7種類の植物エキスが配合されています。
施術翌日から通常の生活を送ることができる点も、特徴です。
効果は穏やかといえます。
BNLS neo(第2世代)
BNLS neoは、第1世代の成分にデオキシコール酸を追加した改良版です。
デオキシコール酸は脂肪細胞の細胞膜を破壊する作用があり、より直接的な脂肪減少効果をもたらします。
植物由来成分との相乗効果により、生活への影響は従来品と同程度に抑えられています。
BNLSアルティメット(第3世代)
BNLSアルティメットは、BNLS neoの200倍のデオキシコール酸濃度に加え、L-カルニチンやアーティチョークエキスなど4つの新成分が追加されています。
これらの成分が脂肪燃焼を促進しながらも、植物由来成分の抗炎症作用により、生活への影響も少ないといえます。
デオキシコール酸タイプの種類と使い分けのポイントは?
デオキシコール酸系の脂肪溶解注射は、脂肪細胞を直接破壊する作用が期待できる、より強力な効果を目指す製剤群です。
短期間での効果を求める方に選ばれることが多く、各製剤で濃度や配合成分が異なります。
カベリン(カベルライン)
カベリンは、BNLS neo5,000本分に相当するデオキシコール酸を配合した高濃度製剤です。
1回の施術の効果が期待できるため、施術回数を抑えたい方に適しています。
特に顎下やフェイスラインの脂肪に効果的といわれ、輪郭をシャープに整える効果が期待できます。
Fat X(ファットエックス)
Fat Xは、デオキシコール酸1%という高濃度で配合された強力な脂肪溶解注射です。
脂肪細胞に作用するため、長期的な痩身効果を期待できます。
顔だけでなくボディの部分痩せにも適用でき、広範囲の脂肪減少に効果を発揮します。効果が強い分、施術後の腫れや赤みが目立つことがあります。
FatX Core(ファットエックス コア)
FatX Coreは、Fat Xの効果を維持しながら副作用を軽減した改良版です。
NAIS complex(Natural anti-inflammatory system)という抗炎症成分により、高濃度デオキシコール酸による痛みや腫れを軽減できます。
Cincelar+(チンセラプラス)
チンセラプラスはデオキシコール酸0.8%という高濃度でありながら、pHが中性に調整された製剤です。
中性pHにより組織への刺激が軽減され、痛みや腫れを抑えた施術が可能になります。
脂肪溶解効果に加えて肌の引き締め効果も期待でき、フェイスラインをより美しく整えたい方にもおすすめします。
その他の特殊な脂肪溶解注射もある
従来のBNLSシリーズやデオキシコール酸系以外にも、独自の成分と作用機序を持つ脂肪溶解注射があります。
これらの製剤は、特定の効果を重視する方に選ばれています。
MITI(マイティ)
MITIは、フォスファチジルコリンという脂肪融解成分を主体とした製剤です。
フォスファチジルコリンは脂肪細胞の細胞膜を溶かし、内容物を体外へ排出させる作用が期待できます。
大きな脂肪の塊を効率的に減少させることが期待できるため、ボディの部分痩せを望む方におすすめです。
山参注射(サンサム注射・高麗人参注射)
山参注射は、韓方医学由来の高麗人参エキスを主成分とした独特な脂肪溶解注射です。
高麗人参に含まれるサポニンという成分が、脂肪細胞の減少に関与するといわれています。基礎代謝を促進し食欲の抑制を助ける生薬エキス複合体も含有されており、多角的な痩身効果が期待できます。
天然成分由来のため、健康的な痩身を目指す方に適しています。
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どこをやせたい?部位別おすすめの脂肪溶解注射
脂肪溶解注射の選択は、施術部位によって大きく変わります。各部位の特性を理解し、適した製剤を選びましょう。
顔・フェイスラインをスッキリさせたい
「BNLSシリーズ」は、顔の細かい部分への施術に向いており、自然な小顔効果を期待できます。
「チンセラプラス」は、顎下やフェイスラインの脂肪分解と同時に、肌の引き締め効果も期待できるため、二重顎の改善にも適しています。
ボディの気になる部分を細くしたいなら
ボディの施術では効果の高さが重視されるでしょう。
「Fat X」は、体の部分痩せに向いているといえます。
「MITI」は大きな脂肪の塊に対して効果的で、二の腕や太ももなどの広範囲の施術に適しています。
「山参注射」は全身の基礎代謝向上も期待でき、総合的な体型改善を目指す方に適しています。
まぶた周りなどデリケートな部位には
まぶた周りは皮膚が薄く神経が集中しているため、慎重な製剤選択が必要です。
「BNLS(第1世代)」のような植物由来成分のみの製剤がいいのではないでしょうか。
効果の強さで脂肪溶解注射を選ぼう
脂肪溶解注射の効果は、製剤の種類によって大きく異なります。
求める効果の程度と許容できる副作用のバランスを考慮して、適した製剤を選択することが重要です。
あまり効果を求めない方には
「BNLS(第1世代)」や「山参注射」は、植物由来成分や天然エキスが主体の穏やかな効果の製剤です。
効果の実感には複数回の施術が必要ですが、自然で美しい仕上がりを期待できます。
初めて脂肪溶解注射を受ける方などに適した選択です。
ほどほどの効果を得たい方には
「BNLS neo」や「カベリン」は、「デオキシコール酸」の配合により脂肪減少効果を期待でき、少ない施術回数で結果を得やすいでしょう。
しっかり実感したい派には
「BNLSアルティメット」や「Fat X」は、高濃度の有効成分により、変化を実感できる可能性が高いといえます。
短期間での変化を希望する方などに適しています。
効果が強い分、副作用のリスクも高くなるため、十分な説明と同意のもとで施術を行いましょう。
脂肪溶解注射の種類を選ぶときに知っておくべきこと
脂肪溶解注射の選択には、医学的な知識と豊富な経験が必要です。安全で効果的な施術を受けるために、いくつかの重要な注意点があります。
医師による適切な診断が必須
脂肪溶解注射は医療行為であり、必ず医師の診察と診断が必要です。お客様の脂肪の質や量、皮膚の状態、既往歴などを総合的に評価して製剤を選択します。
自己判断での製剤選択は効果が得られないだけでなく、副作用のリスクを高める可能性があります。
経験豊富な医師による適切な診断と製剤選択が、より良い効果のために必要です。
しっかりした施術計画を立てる
脂肪溶解注射は、通常複数回の施術が必要な施術です。
そのため製剤の種類や施術間隔・回数などを含めた長期的な施術計画を立てることが重要です。
お客様のライフスタイルや希望するタイムラインを考慮し、実現可能で効果的なプランを考えましょう。場合によっては、途中での製剤変更や追加施術の可能性も考えておきましょう。
施術後のアフターケアも大切
施術後の経過観察は、施術の重要な一部です。
アフターケアは製剤の種類によって異なるため、適切な指導は必要になります。定期的な診察を受け、必要に応じて施術計画の調整が必要な場合もあります。
万が一副作用や不具合があった場合に備えて、適切な対応が可能な医療機関での施術が安心です。
脂肪溶解ならAND美容外科へ
AND美容外科は、脂肪冷却をはじめとした豊富な医療痩身メニューをご用意しています。
AND美容外科は、医療の力で「短期間で結果を出す」ことをコンセプトに、さまざまな部分痩せ施術を提供しています。
無料カウンセリングでは丁寧にお悩みや目標をうかがい、あなたに合ったダイエット方法をご提案します。
カウンセリングのご予約は公式LINEにて24時間・365日受け付けています。
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※表示金額は標準的なものです。
※保険適用外の自由診療となります。
※効果・回数には個人差があります。
※効果を保証するものではありません。
■脂肪溶解の価格
部位 | 回数 | 価格 |
---|---|---|
1部位 | 1回 | 14,800円 |
プラン名 | エリア | ダイエット薬 | 価格 |
---|---|---|---|
ANDトライアル | 6エリア | 2種1ヶ月分 | 448,800円 |
ANDプロ | 16エリア | 2種2ヶ月分 | 1,331,800円 |
ANDプレミアム | 20エリア | 2種3ヶ月分 | 1,631,000円 |
ANDプレミアム+ | 24エリア | 2種4ヶ月分 | 1,930,200円 |
※治療内容:脂肪組織に薬剤を注射し、脂肪細胞を溶解、体外へ排出することで部分痩せを目指す美容医療です。
※1 ダイエット薬についてはお客様のご体調をもとに、医師と相談の上処方させて頂きます。
※2 脂肪溶解注射のお施術は脂肪冷却のお施術部位と同じ部位に行う場合は2週間の間隔を空けていただきます。
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脂肪溶解注射の種類についてよくある質問と回答
Q1. 初めて脂肪溶解注射をするならどのタイプがおすすめですか?
植物由来成分が主体の製剤が向いているでしょう。脂肪溶解注射がどのようなものかを理解するのに適しています。
Q2. ダウンタイムがない脂肪溶解注射はありますか?
完全にダウンタイムがゼロの製剤はありませんが、「BNLS」や「山参注射」などがいいでしょう。
軽度の腫れや赤みが数時間から1日程度続く程度で、日常生活に支障はほとんどありません。
接客業などの方でも、翌日から通常通り働ける場合がほとんどです。
Q3. ボディ用と顔用で脂肪溶解注射の種類は変わりますか?
施術部位によって推奨される製剤は異なります。
顔は皮膚が薄く神経が集中しているため、「BNLSシリーズ」などが適しています。
ボディには「MITI」や「Fat X」のような効果の強い製剤を使用することが多いです。
Q5. 脂肪溶解注射の種類によって料金は変わりますか?
製剤の種類により料金は変わりますが、効果だけでなく総合的に考慮することが重要です。
一般的に、最新の製剤や高濃度の製剤ほど料金は高くなる傾向があります。
しかし安価な製剤を選んでも、長期間の施術が必要になり、結果的に費用が高くなるケースもあるので、トータルコストも視野に入れて検討しましょう。
【脂肪溶解注射に関する法的記載事項】
施術内容:脂肪溶解注射とは、脂肪細胞を溶解し排出する効果が期待できる薬剤を注射する痩身施術です。
治療回数:2~6回
治療期間:2ヵ月〜18ヵ月
費用:29,600円〜88,800円(税込)
主なリスク・副作用:内出血、腫れ、色素沈着、しこりなどが一時的に起こることがあります。また、アレルギー反応や神経損傷などが起こる可能性があります。
<V Light Solution >
Vライトソリューション(V Light Solution/医薬品)は未承認機器・医薬品です。
※使用機器:V Light Solutionは未承認機器・医薬品です。
※入手経路等:韓国KB Med社が製造したものを当院で個人輸入しています。
個人購入された医薬品などの使用によるリスクに関する情報は一般社団法人 偽造医薬品等情報センターのURLをご確認ください。
※国内の承認医薬品等の有無:同一の成分や性能を有する国内承認医薬品等はありません。
※医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の対象外となります。
※諸外国における安全性等に係る情報:以下の国で化粧品としての認証を取得しております。
・韓国(MFDS)、ヨーロッパ(CPNP)、ドバイ(UAE)、インドネシア(BPOM)
<カベリン>
※使用機器:カベリンは未承認機器・医薬品です。
※入手経路等:NEW FACE Laboratories社(韓国)が製造したものを当院で個人輸入しています。
個人購入された医薬品などの使用によるリスクに関する情報は一般社団法人 偽造医薬品等情報センターのURLをご確認ください。
※国内の承認医薬品等の有無:同一の成分や性能を有する国内承認医薬品等はありません。
※医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の対象外となります。
※諸外国における安全性等に係る情報:諸外国で重篤な安全性情報の報告はありません。
当治療に用いる医薬品の主成分デオキシコール酸は、米国・FDA(アメリカ食品医薬品局)認証医薬品です。